雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

風乗せて 車で向かった 危篤の日/あじさいショット

2009-06-15 12:18:57 | 季節の花と愛犬「風」「鈴」「風愛」
ブログを更新できず

せっかく見にきて下さった方には

残念な思いをさせてしまってすみませんでした。


そして、風パパの父の死去への温かいコメント本当にありがとうございました。


まだまだ、事務的な手続きが山積していますが


とりあえずブログは今日から復活します。


写真を見て「また、あじさいなの?」と

思うかもしれませんが

先日のあじさいは、うちの近所の散歩コース。


今日のあじさいは

風パパの実家の近所の公園です。

だからちょっと違うんですよー。

通夜や葬儀の段取りの途中で、風ちゃんの散歩に出た時のショットでーす。




6月10日(水)

あの日は、梅雨入りが発表され

珍しく一日中雨でした。


病院にいる風パパのお母さんから、

「お父さんの容態がかなり悪いので、そばにいてほしい」と電話があり

数日分の着替えと風ちゃん用品を積み

風ちゃんを乗せて、車を走らせました。


危篤の連絡があり

「なるべく早く来て欲しい」と言われたのは

これで4度目。



実は、4月末に入院した時から、

お医者さまから「もう助からない」と言われ

ある程度、覚悟はできていました。

「もって2週間」と風パパは言われていたみたいです。



そして、最初に危篤の知らせがあって

駆け付けたのが5月中旬。


ブログにも、もしものことを考えて

「お休みするかもしれません」と入れた

あの時です。



幸い、あの時はもち直して

私が病院に駆け付けた後

しばらくすると

メガネをかけて、スポーツ新聞を読むほど回復していたお父さん。


そのことを会社から病院へ向かっている風パパに知らせたら

「え゛っ!!」と、とても驚いていました。



結局、2~3日

病院に近い風パパの実家に滞在しましたが

大丈夫だということで帰ってきました。



2度目の連絡があったのは

それから約1週間後。

風パパが1泊2日の東京出張に行った日でした。


「かなり危ないらしい」と連絡があり

風パパから「俺も宿泊をキャンセルして、最終の新幹線で帰るから
 先に病院へ行っていてくれ」と言われ

風を乗せて車で向かいました。


その夜は、大変でしたが

幸い翌日にはお父さんの状態も安定。


念のため、その夜は

風パパが徹夜でお父さんのそばについていました。


埼玉から、風パパのお兄さんもかけつけ
その翌日は、お兄さん夫婦とバトンタッチ。




その週はなんとか大きな異常もなく

久々に自宅で迎えた土曜日の早朝

病院から「その時が近付きました。安全運転に気をつけておこし下さい」と電話があり


不謹慎ながら、喪服を車の
トランクに積み、病院に向かいました。


以前の2回と違い

テレビの危篤のシーンでよくみる

心臓の動きのグラフ線が出る機器がとりつけられ

酸素マスクやいろんなチューブをつけられている

お父さんの姿


枕元で涙ぐむお母さん

必死でお父さんを呼ぶ風パパ・・・。


とても緊張感のある光景が目の前に。


しかし「一旦おちついたようです」と看護士さん。


気が付けば、もうお昼の時間。

朝から何も食べていないお母さんを気づかい

「何かあったら、すぐに連絡しますから」と言い

風パパとお母さんとふたりで食事にいってもらい

私だけが病室に残ることにしました。


しばらくすると、主治医の先生が訪れ

「排泄も復活しているし、他の数字も安定しましたね。
 普通の人だと信じられないことですが
 お父さんは、かなり心臓が強い方ですね。
 しばらく大丈夫だと思います」と

言ってくださいました。


食事からもどってきた、風パパとお母さんにそのことを伝えると

「どうしよ。埼玉のお兄さんに連絡したのに・・・・。
 もうこっちに向かっているはずやしなぁ」と。


ただ、しばらくは大丈夫だと言っても

朝は危篤だったので、

油断はできない。

しかし、全員が病室にいる必要もないので

当番を決めて、付き添いを交替することに。


「やっぱり夜は、俺がつくよ」と風パパ。

そして、病院と風パパの実家をいったりきたりの

送迎担当を私が引き受けました。


夕方は、お母さんが担当。

実家に戻ると、いつもお父さんが愛読しているスポーツ新聞が見当たりません。


「あれ?お母さん、スポーツ新聞を病院にもっていかはったのかな?」と私が言うと

「まさかぁ!!
あんな危篤やったのに、オヤジが今ごろ病院で
 メガネかけて足を組んでスポーツ新聞を読んでいたら
 まるでドリフのコントやで」と風パパ。


「そりゃそうやね」といいながら

夜8時頃、風パパと病院へ。

そして、病室のドアをあけると

ベットには寝ているけれど


お父さんは、メガネをかけて大好きなナイター中継を見ている。

「えっ!!」


お母さんに聞いてみると、7時少し前まで
昏睡状態なのか、寝ているままだったのに

その時間になると起きて「ナイター見るから、めがね」と言ったそう。



どうも、私たちはキツネにつままれている気分に。


その夜、緊張しなから付き添った風パパ。


突然、お父さんが唸り声をあげるので

急いで枕元にかけよると

「応援しているチームがホームラン打たれた」と・・・・。



こりや、しばらくは大丈夫だと思ったそうです。


そんなこんなで、今回の危篤連絡は4度目。


私も内心

「お父さんのことだから、また持ち直すはず」と思っていました。


だから、風パパも仕事を終えてから、病院にくる予定に。




しかし、その時は突然訪れました。





私だけでも、お母さんのそばにいられてよかったと思っています。


それからは、いろいろな手配に追われました。

親族への連絡

遺体を浄めの手はず

搬送や葬儀の手配。

死亡診断書を受け取ったり…。



病院では、看護士さんや先生などには「娘さんですよね」と何度も確認されました。

その度に、「いえ、嫁です」「次男の嫁です」とか、

言うのが面倒になるくらい。


病院の人から見ると、

本人の息子がいないのに

嫁だけがいる光景って珍しいのかしら?







また続きを書くかもしれませんが、今日はこのへんで。


今日は、わんこネタじやなくてすみませんねー。


 ボクも病院の駐車場の車の中で待機したり
     パパの実家でひとり留守番したり
     頑張っていたんやから。

 もちろん、わかっているがな。
    風ちゃんは、ママを困らせるようなことをしないと
   わかっていたから、乗せてきたやで。

 あの日は、雨でお散歩ナシやったけど
    ちゃんとパパの実家の庭でトイレもしたし
    いい子やったやろ?

 ほんま助かったわ。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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