雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

練習が 仇になること あるんだよ

2017-10-14 09:19:08 | 優良家庭犬&セラピードッグ
おはようございます。

今日もあいにくの雨天の風鈴地方です。

ちょっと寒いですね。

朝起きてすぐにウルトラライトダウンを羽織った風ママです。



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雨の日は、できないけど

朝のお散歩の後で、お庭で鈴のトレーニングをすることが日課。


トレーニングといっても5分程度なんですけれどね。


お庭は、安心できる場所だということもあり、ヒールで歩いたり、ヒールで座っり

フセやマテ、オイデも完璧。




鈴は、不安になる刺激さえなかったら、本当にできる子なんだなーと

改めて思いました。


もう7歳だもんね。

正直家の中では1歳になる前から、できていたもんね。



そこで鈴ちゃんの最大の難関である試験項目「刺激の中を歩く」という内容を

やろうと家の中にいたパパに「空き缶をレジ袋に入れて持ってきて」と頼みました。



「持ってきたよ」とパパが庭に面した掃き出し窓のところまで来た途端

鈴ちゃんが一歩も動かなくなったんです。


さっきまで何の抵抗もなく、ママの横で素直について歩いていた鈴ちゃん。

なのに「いくよ」と言って歩き出しても

リードを軽く引いても

大好きなチーズで誘導しようとしても

ビクとも動きません。


まだパパは空き缶の袋を持っているだけで、鳴らしたりしていないのに。




鈴のカラダからは「絶対イヤ、私が歩くとあの袋が落ちて、イヤな思いをするんでしょ。

  だから鈴は、そっちには近づかないの」と強い意志が感じられました。



我が家で、空き缶入りのレジ袋を用意したのは初めてです。


多分、今まで模擬試験などを受けてきて、

「トレーニング中にレジ袋を持つ人が現れたら

  そっちに歩くと、嫌なことがある」と学習してしまっている結果だと思います。


実際にお散歩中に、近くて空き缶が落ちる音がしたり、大きな金属音がすることがあっても

鈴は、一瞬ビクっとするけれど

問題なくヒールポジションで歩き続けることができるんですけれどね。








通常、音が苦手な子には、音に対する系統的脱感作を行いながら

好物などで拮抗条件付けをやるんだけれど・・・・。


いくら小さい音でも、イヤなもんはイヤらしい。
我慢はするけれど、好きにはなれないみたい。

練習の経験が仇となって、よけいに恐怖心が増したような気もします。



今、大学院の勉強で「恐怖や不安を軽減する方法」を学んでいるところだけど

「系統的脱感作法」の前に「リラクゼーション訓練」をやるようにと書かれてありました。


もちろん、人間に対しての方法ですが、これを鈴ちゃんにやるべきではないかと
感じているこの頃です。


それには、「漸進的筋弛緩法」「腹式呼吸法」「注意集中訓練」「行動的リラクゼーション訓練」があります。


この中でイヌの鈴ちゃんに可能なことを考えて、やっていきたいと思います。



なので試験項目の「刺激の中を歩く」練習は、やめておこうと思います。


練習が仇になりそうなんで。




そうそう、金属音に慣らすために、こんなイケズな食事を出したり・・・。




でも鈴ちゃんは、音を鳴らさないように、上手に周りのフードを食べます。

じつは、このカップの下にお肉が入っているんですけれど

鈴ちゃんは、周りのフードだけを食べて、去って行きました。


多分、お肉が入っていることには気が付いていたんでしょうが

音が鳴るリスクをおかしてまでは、食べたくなかったんでしょうね。




こちらのお嬢様は、速攻でひっくり返して食べるんですけれどね。








最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。