The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

トリノオリンピックの大輪の花

2010-01-30 03:03:09 | Weblog
 2006年のトリノオリンピック・フィギュアスケートの金メダリストは荒川静香、アジアで初の快挙であった。

 日本のメダルはこの一つだけであったが、冬季オリンピクの華・フィギュアスケートの金メダルによって、韓国・中国がチマチマと稼いだ十数コが吹っ飛んでしまった。

 地元イタリアの新聞は、この日本の選手に対して、
 1、日本人としては手足が長い
 2、日本の鶴のような姿ではないか
 3、葛飾北斎のような繊細な表現である
 4、浮世絵に登場する女性のように美しい

 最大限の評価、“cool beauty”とまで形容していた。

 浮世絵の見返り美人に思いを馳せ、氷上に舞う荒川静香の横顔に胸をときめかせる、そして、表彰台に並んだアングロサクソンの少女やスラブの女性よりも、色が白いではないか。

 イタリアの記者の観察は、近世に、この国を訪れたヨーロッパの人々の感想であり、彼らの中には、日本人の一部は白人と密接な関係があり、あのケンペルにいたっては、
 「日本人の先祖はバビロニアからやって来た」

 表彰台の、にこやかな笑顔は、この点についても、ひとつの問題提起となった。