もう一人いた、修士の成績、彼が1番でわたしが2番、こっそり教えてくれた、富士銀行の社員だったが、僧侶の父親が病気になったため、急遽、永平寺に入った、そして、あの大学院にやってきていた、
「少年 老いちゃったよ」
「フランス語の動詞の活用 わすれちゃったね」
永平寺では、差し入れがあると、
「みんなで 平等に分けるのだが あるとき サラミの差し入れ におってにおって なんぎした」
2週間ほど休んだ、そこで長距離で講義の進行を教えてやった、
「3週目にやって来た時 ヘラヘラと笑うだけでお礼のひとつも言わない」
「すっかり ボーズになっていた」