日本農業新聞 e農ネットに「技伝え産地力向上 「稲作基礎講座」を開講 兼業向け日曜開催 JA秋田ふるさと (2014/2/7)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
JA秋田ふるさとは今年から、米作りの初心者らを対象に稲作基礎講座を開講した。
高齢化が進む一方、兼業農家が増え、栽培技術を継承していくことが重要になっているのに対応した。
講座は農閑期の3月までで全3回。
会社勤めの農家などを考慮し、日曜日に開く。
管内ではここ数年、米出荷者(法人、集落営農含む)約7000戸の平均で、10アール当たり収量が30~60キロ落ち込んでいる。
米農家の高齢化と担い手不足で、これまで各世帯ごとに技術が継承されてきたのがスムーズに行われない場合も多く、栽培技術の向上が課題となってきた。
こうした状況を受けて、JAは平日の業務時間内では顔を直接合わせる機会の少ない兼業農家や若手農家を対象に講座を開講することにした。
指導機能を強化し、今年からの増収を目指す。
講座は「田植え準備」「田植え後の管理」「稲刈りと流通」の3回。
1月にJA平鹿総合支店で開いた1回目の講座には、20~70代の稲作農家やその家族ら106人が参加。
「田植え準備編」として、主力の「あきたこまち」の栽培をモデルに田植え前までの作業と管理のポイントなどを、JA担当者らが独自に作成した資料を使って約3時間講義した。
稲作のスタートとして、種もみを均一に発芽させるための浸種作業では、水温が発芽時のむらや病害の発生の有無を左右することから、適温の10~15度に保つことなどを確認。
ハウス内で育苗に使う被覆資材には、(1)素材の機能によって出芽時の温度上昇に大きな差があるため、素材の特性を確認すること(2)出芽時の適温はハウス内の温度ではなく、箱表面の温度で測ること――などを確認した。
受講者の一人は「米作りに大切な健苗作りのポイントが分かった。学んだ基礎を定着させて高品質生産を目指したい」と話した。
2回目の講座は9日に開く予定。
というもの。
米どころとしては、恥ずかしいと思っているかもしれないけれど、これは、今一番農業にとって必要なことだと思う。
なぜなら、農業をしたいという若者は、思った以上にいるのだが、地域の受け入れ態勢ができていないし、生産者が、若者とどう向き合ってよいのかが判らないので、若者が諦めてしまうのだ。
3回とは言わず、ことあるごとに、開講をしてみてもらいたいと思う。