日本農業新聞e農ネットに「イチゴハウス倒壊 再開へ除雪作業に懸命 山梨県豪雪被害 (2014/2/17)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
関東甲信、東北など各地で、16日までの記録的な大雪と強風で死者やけが人が続出した。
ハウス倒壊など農業被害が出ており、今後、状況が明らかになるつれ、被害が甚大になることが懸念される。
記録的な大雪で、関東各地でも大きな農業被害が出ている。
イチゴ狩り園を経営する農家が多い甲府市小曲地区は、多くのビニールハウスが雪の重みで倒壊。
石原農場の石原慶一さん(39)は懸命な除雪で、イチゴ狩り用の大型ハウス2棟は無事だったが、育苗や土産用などの5棟が倒壊した。
16日正午の時点でも、圃場(ほじょう)や道路などには1メートルの雪が積もったまま。
加温用の燃油を運ぶ車が圃場に来れず、石原さんは「燃料を節約するため、加温は夜だけにし、何とかしのいでいる。早く道路の除雪をしてほしい」と話す。
「被害は大きいが、無事なハウスもある。地区の仲間と頑張り、お客さんの受け入れを早く再開したい」と気丈に話す。
栃木県野木町のトマト農家、折原勝夫さん(54)はハウス58アールが倒壊。
8日の大雪は無事だったが、「今回は雪が重かった上に強風や雨が重なった。雪でハウスが壊れるのは初めてだ」と折原さん。
昨年末から始まったトマト の収穫は7月までを計画していたが、「収穫できたのは計画の1割程度」と肩を落とす。
・ハウス損壊 仙台市
仙台市青葉区で菌床シイタケを栽培する安達雄一さん(72)宅の2アールのハウスで被害が発生した。
雪の重みから天井が押しつぶされ、中の棚に迫ろうとしていた。
屋根に上り雪を落とすことが危険なため、ビニールを破いてハウス内に溶けた水を落とす作業に追われた。
壊れたハウスには3000床が置かれており、安達さんは「これほどの大雪は初めて」と肩を落とす。
直売所も影響を受けた。
JA仙台のたなばたけ高砂店では、農家が雪のため露地野菜を収穫できなかったり、道路状況が悪かったりして、出荷量が落ち込んだ。
というもの。
雪国からすれば、「なんで」と思う事に成ってしまうかもしれないのだが、雪になれていない都心では、今回はダメージが大きかった。
雪になれている地域であっても、想像を超える雪の量には、やっぱりお手上げだった。
地球温暖化が進むと、こういう事は頻繁になるのだろうな。