日本農業新聞 e農ネットに「ハウス撤去にも助成 営農継続へ支援急ぐ 大雪禍で農水省 (2014/2/25)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
農水省は24日、関東甲信と東北を襲った記録的な大雪で被災した農業者への支援策を決めた。
農業用ハウス・棚などの再建と修繕、撤去費用を助成する他、果樹の植え替えや未収益期間に必要な費用も助成する。
ハウスの撤去費用を助成するのはこれが初めてで、農家の営農再建を強く後押しする。
追加対策も検討する方針だ。
同省が21日現在でまとめた被害状況は、ビニールハウス損壊が31都道府県で1万4503件、農作物などの損傷が977ヘクタール。
ビニールハウスの損壊は過去最大規模。
安倍晋三首相は24日の衆院予算委員会で、詳細な被害状況の把握を進め「現場のニーズを踏まえ、追加対策を検討するなど支援に万全を期す」とした。
今回の支援策は、同日開いた同省緊急災害対策本部で決めた。
本部長の林芳正農相は冒頭、「被災農業者が意欲を持って農業を継続していけるように万全を期していきたい」と強調した。
雪の重みで倒壊した農業用ハウス・棚などへの支援では、再建と修繕、撤去にかかる費用の3割を国が補助する。
果樹の植え替えへの支援では、被害の大きかったブドウや桃などは費用の半額、ミカンは10アール22万円、リンゴは栽培方法によって同16万円か32万円を補助する。
植え替えに伴い必要になる棚の設置には資材費用の半額、未収益期間(4年分)の経費として10アール20万円を支払う。
支援策は既存事業の活用と対象拡大により実施する。
同省は「補助率の引き上げも追加対策の中でさらに検討をしていく」とし、被災状況や被災者の要望に応じて対応する考えだ。
今回初めて支援対象に加えたハウス撤去の補助を受けるには、施設の被害状況や費用の額などが分かるメモや写真などが必要。
作業を外注した際は納品書などの書類を提出する。
というもの。
ハウスの撤去については、消費地では、簡単に出来るものだと思われていて、どのくらいの費用が掛かるのか、ほとんどの人が判っていない。
だから、どうしても助成という言葉が出てこないのだと思う。