日本農業新聞e農ネットに「大雪混乱 市場を直撃 ダイコンネギ・・・荷集まらず高騰 東京 (2014/2/18)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
日本列島を襲った大雪による輸送の乱れや収穫の遅れで、青果物取引に大きな影響が出ている。
週明けの17日、東京都中央卸売市場では、野菜の入荷量が品目によって大幅に減り、ダイコン、ネギ、キュウリなどが高騰。
果実の入荷も前週に比べて少なかった。
雪による産地の被害の全容はまだ明らかになっておらず、市場の混乱は長期化する恐れがある。
同市場で取引される青果物の大半はトラックで輸送されるが、17日午後4時現在、長野や新潟、群馬産などの農産物を運ぶ上信越道や関越道、山梨を通る中央道が通行止め。
西日本の農産物を運ぶ東名高速も渋滞している。
こうした輸送の混乱に加え、各地での農業被害も相次いでいるため、卸売市場に必要量が集まらない状況だ。
野菜は、都中央卸売市場の17日の入荷量が4917トン。
1週間前の10日に比べ13%少なかった。
特にダイコンは4割減、ネギ、キュウリも3割減と極端に少ない状況。
相場も、ダイコンが神奈川産1ケース(10キロ・L級・高値)が1575円で前週10日比210円高、ネギも千葉産1ケース(5キロ・束L級・高値)が6300円で同2100円高と高騰した。
ネギの主産地、千葉県のJA山武郡市は「最盛期だが、雨と風の影響で葉が折れたり畝が崩れたりしている。土がぬかるみ収穫も進まない。出荷量は通常の3割減」と説明。
キュウリ産地のJA全農さいたまは「北部のハウスが倒壊しており、半促成や無加温作型の3~6月の出荷が相当少なくなる」と気をもむ。
東京都内のスーパーは従来、新潟、長野県から調達していたエノキタケやシメジが調達できず、「仲卸のネットワークを活用して兵庫や三重産の確保を急いでいる」という。
・果実全般に品薄
都中央卸売市場への果実の入荷量は1621トンと、前市に比べ39%増え、1週間前に比べると17%少なかった。
リンゴやミカン、中晩かんは貯蔵物が主力のため、幹線道路の交通状況が回復すれば入荷も戻り、影響は短期間にとどまるとみられる。
イチゴは主産地の栃木県でビニールハウスが倒壊する被害が出ており、今後の出荷に影響がありそうだ。
JA全農とちぎでは17日取引分の出荷量が前週、前々週の月曜取引分と比べ2、3割減。栃木産は今後も少なめが見込まれる。
一方、九州や関東の他産地が順調な出荷を続けているため、全体の入荷量は潤沢になりそうだ。
卸売会社は「月内はバレンタインデーやひな祭りのような大きな需要がなく、相場は弱含み」と見通す。
というもの。
やっぱり雪には弱い東京といいたいが、今回は東京だけの問題ではなかった。
国内だけでも、こんなに弱いのに、農産物の多くを、外国からの輸入に依存してしまったら・・・・
不作で、1年通して外国から食料が来なくなったら・・・
日本中で、食べるものが無くなってしまう。