9時から11時半まで、某産地と打ち合わせをしていた。
なのだが、自分としては、産地からの説明が理解出来ていない。
だから当然、納得も出来ていない。
確かに地元と消費地の現状は、今、大きくズレてしまっている。
だから、戦略が立てられにくいという事も理解はしている。
でも、どう考えても、問題は其処ではないように感じてしまっているのだ。
この産地のブランド化計画は、1つの品種のポジションを、当時基準であった品種の上に設定する事から始まっている。
そして計画当初から、その品種には、さらに差別化があるという事を消費者に教える事で、ブランド化の幅を広げるようになている。
その幅が広く設定されている事から、他の品種が存在出来るようになっているし、存在する意味を持たせている。
だからこそ、今の品種が高い評価を得られていると考えても良い。
決して、この品種の力とコマーシャルで、今のポジションに登れたわけではない。
おかしい。
歯車が噛み合っていないどころではなく、完全にバラバラに外れてしまっている。
これでは回るはずがない。
歯車が離れているのであれは、ベルトで繋ぐという手もあるが、今回はそれも不可能な気がする。
なぜなら、歯車が右回りと左回りと、個々に勝手に回っているみたいだからだ。
歯車を回すためには、当たり前の事として燃料がいる。
しかし、燃料には限界という物がある。
自分たちは、その燃料にあたる。
今までも無理して、効果が出ないのは判っていながらも、レギュラーエンジンにハイオクガソリンを入れていた。
今日の打ち合わせの中では、レギュラーエンジンなら、レギュラーガソリンのままで良いという気持ちになってきた。
計画としては、2年前にはハイブリットエンジンに載せ替えるはずだったのに・・・
どうしよう。
どうしたら切り替えられるのか。
頭の中のCPUが、完全にオーバーヒートしているというか、フリーズし始めている。
何かがオカシイ。
もっと緻密に計画を検証ししてみなければならない。
それも、早急に!