こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

お米をお湯で研いではいけないの?

2015年04月07日 21時03分02秒 | Weblog
おしえてgooのウオッチで、「お米をお湯で研いではいけないの?」という質問に対して、コメントをしています。

http://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry/d3dcd952129f142234b85df0b2805077
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やばい話-2

2015年04月07日 20時34分08秒 | Weblog
15時半から19時まで、少し前に投稿した「やばい話」をした人と、日本の農業についての「やばい話-2」を話し合っていた。

色々な産地に行っている人なので、日本の農業のヤバさや矛盾などについては、既に理解しているようだが、自分が持っているヤバい話までは、さすがに想像していなかったらしいから、やはり「やばい話-2」でも、相当驚いていた。

実際、「やばい話」については、相当の人たちが関心を持っているようなのだが、こういう場で話すのは、まだまだ無理な内容ばかり。
うかつに話せば、それこそ、後ろから刺される。

でも、「やばい話」を知っていながら、そのまま放置しておくつもりはなく、本当に「やばい話」にさせないための対応策も、既に取り始めている。
問題は、産地が、そのヤバさを、まだ甘く見ているという事だ。

早ければ、5月にパンドラの箱の蓋は開く。
そうすると、新米までには、箱からあらゆる災厄が飛び出してくるだろう。

もしも5月に、パンドラの箱の蓋は開かなかったとしても、確実に数年以内に蓋は開いてしまう。
つまり、開く事は、もう避けられないのだ。

であれば、開く前に、やる事だけはやっておく必要がある。
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ブランド化を進めたい

2015年04月07日 20時16分30秒 | Weblog
今日の13時から、こだわり米を専門に取り扱う「和穀の会」も同席して、某産地と15時半まで話し合いをしていた。

自分からすると、何から何まで見えている産地。
産地が引きずっているミスも、産地的な欠点や問題点も丸見え(1つだけ知らなかったけど)。

だから、「品種として無理なものは無理」とキッパリ。
その中で、逆に作ってもらいたい品種を提案した。
生産者も19名、一定の栽培技術も持っている、そして地域名も知られている。
10年以上、誰も触らなかった理由が、自分としては判らないくらいの産地、とだけ言っておこう。

ブランド化を仕掛けるためには、地域として、いくつかのハードルは越えなければならないのだが、上からと下から挟み撃ちにすれば、地域としては損が無い話のはずなので、動いてくれると思っている。

とりあえず、4月中に産地に飛んで、1人でも多くの人に同席してもらっての打合せをして、秋の新米を引っ張り出そうと思っている。
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米価下落で稲作最低 園芸、肉用牛もマイナス 日本公庫 14年農業景況調査

2015年04月07日 19時43分17秒 | Weblog
日本農業新聞 e農ネットに「米価下落で稲作最低 園芸、肉用牛もマイナス 日本公庫 14年農業景況調査 (2015/4/7)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
日本政策金融公庫が行った2014年の農業景況調査で、米価下落による稲作農家の経営悪化が浮き彫りになった。
農業経営が前年より「良くなった」という回答から「悪くなった」という回答を差し引いた指数(景況DI)は、稲作が北海道、都府県ともに過去10年間で最低となった。
15年の経営見通しも大幅な改善はない。

稲作の景況DIは、北海道がマイナス67.2、都府県がマイナス71.0と前年からそれぞれ60ポイント下がった。
米価下落の中で生産コストの改善が見られず、収支が悪化した。

全体の景況DIはマイナス33.7で、過去10年で最低。
稲作経営の景況悪化が全体を引き下げた他、野菜や肉用牛、きのこ、施設花きも前年よりマイナス幅が拡大。
原油、穀物の国際市況は若干下落しつつあるものの、資材や飼料価格に反映されるまで一定時間がかかることや円安などによる影響で生産コストが高かったためだ。

景況DIがプラスになったのは養豚、ブロイラーなど一部にとどまった。
養豚は67.5と前年より20ポイント以上高くなった。
国内外で豚流行性下痢(PED)が発生した影響で販売価格が上がったたため。
一方で、今後は生産量の回復につれて相場高が長く続かないとの見通しや、生産コストが高いことから15年の見通しはプラスにとどまったものの大幅に下がった。

調査は公庫が融資する担い手農家を対象に行い、7966の回答を得た。
このうち稲作農家は4割を占める。
というもの。

今までのように、量を求めていたり、売れてしまえばよいという考え方では、生産者は生きていかれないのは確実。

では、どうすればよいのか?

自分は何度も言っているが、1人では何も出来ない。
規模が大きくても、生き残れる人は限られる
昔なら出来たことでも、今の時代では、どうにもならない。
理想と現実があるという事も、やはり理解しておくべきだ。

自分たちとして、どうやって生き残っていくのか。
パチンコをしたり、飲んだくれている暇があるのなら、勉強するべきだ。

産地の将来は、最悪5月には見えてしまうのだから・・・
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水稲作況の算定方法 60年ぶりに見直し ふるい目大きく 農水省

2015年04月07日 19時33分06秒 | Weblog
日本農業新聞 e農ネットに「水稲作況の算定方法 60年ぶりに見直し ふるい目大きく 農水省 (2015/4/7)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農水省は2015年産米から、作柄の良しあしを示す作況指数の計算方法を約60年ぶりに見直す。
これまでは網目の幅が1.7ミリのふるいにかけ、ふるいに残った米を基準に計算してきたが、このふるい目幅を生産現場で実際に使われる大きいものに変更する。
より現場感覚に近い作況指数が示せるように改善する。

・北海道、東北、北陸=1.85ミリ 四国・沖縄=1.75ミリ その他=1.8ミリ

同省によると、作況指数の計算に使うふるい目幅は1956年に1.7ミリと決めて以来変えていない。
ただ生産現場では粒が大きい米を出荷しようと、1.8~1.9ミリのふるい目幅を使うようになっており、国の作況指数は「実態より大きく、乖離(かいり)している」という不満が強かった。

そこで今回の見直しでは、作況指数の計算に使うふるい目幅について、生産現場で最も使われている大きさを踏まえて地域ごとに設定。
北海道、東北、北陸は1.85ミリ、四国・沖縄は1.75ミリ、それ以外の地域は1.8ミリとする。

同省によると、今回の計算方法見直しによって作況指数が大きく変動するといった影響はない。
過去の作況指数を新たな計算方法ではじくと「よほどの豊作・不作ではない限り、だいたい1ポイントが下振れするかしないか程度」という。

一方、収穫量の計算に使うふるい目幅は従来通り1.7ミリとする。
収穫量はあくまで主食として出回る米の量を把握するのが目的。
1.7ミリ以上の米粒であれば、ふるい下に落ちても主食用として流通するので、ふるい目幅を大きくする必要はないという。

見直しは有識者による水稲の作柄に関する委員会が議論し、生産者団体などのヒアリングも経て決めた。
15年産米からは参考情報として(1)国が選んだ全国650カ所の圃場(ほじょう)の未熟粒や被害粒などの混入割合(2)国が選んだ全国約1万カ所の圃場の10アール収量の分布状況――も作況指数と合わせて公表する。
というもの。

やっとだ。
やっと、少しだけ流通の現実に近づいてくれた。
流通トラブルとなったている大粒小粒が混ざった未選別の排除にもなる。

実際自分の指導の中では北海道の2.0mmは特別としても、青森、秋田、宮城、山形、福島、茨城、新潟、長野、高知、島根、佐賀などでは1.9mmが基準となっている。
それからすると、まだ小さいという気持ちはあるが、これで米の炊き上りは1ランク良くなるのは確実。

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