こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

土佐天空の郷大変更

2016年03月03日 12時38分45秒 | Weblog
昨日から、高知県長岡郡本山町の「土佐天空の郷」のブランド修正のために、本山町に行っていた。
 
土佐天空の郷を復活させるためには。
それも、ただ復活ではなく、より高めて復活させるには。
 
しかし、提出してもらった変更案では、産地側の負担が増すだけ。
なのに、効果は薄いと、直感で判断できる。
それでは変更する意味はない。
 
やる気は伝わってくる。
であるが、産地側だけで考えすぎるから、消費地と産地との歯車が噛み合わない。
 
負担さは増す。
しかし噛み合わない。
これでは、生産者の「頑張ろう」という気持ちも、萎えてしまう。
ならば、「頑張ろう。楽しい」と体感出来る計画に変更すれば良いだけ。 
それは、土佐天空の郷を、農業公社が、自分でも販売することである。
 
「土佐天空の郷」は、米屋流通でブランド化していくという、始めからルールがある。
なので、頑なに、そのルールを守っていた。
であるが、発信が下手という産地ということもあり、固定された米屋との取り引きはあるものの、新しい米屋への拡大が出来ていない。
テレビ効果も、コンテスト効果も無くなった。
この状況の中では、復活しにくい。
 
つまり今回の変更は
・米屋流通については、効果が出ない計画ではなく、品質を安定させること。
・産地としては、店頭販売の勉強をしていくという点である。
 
流通だけに頼るのではなく、「売る」「開拓する」という、大変さと面白さを、産地側が体感することで
・自分達が目指す方向性
・ブランドとはなんなのか
・品質の大切さ
・消費者が産地に求めていること
・地域の活性化
・担い手への刺激
を考えてもらいたいのだ。
 
であるが、生産量が限定されているし、ブランド力を下げてもいけない。
よって、販売は高知県内に限定し、売り場も、ブランドに恥じない場所に限定する。
 
新米時期迄には、土佐天空の郷の少量パックな販売が、高知県内で始まる。
さらに、待ち続けていた6次化商品も、いくつか販売できるところまでたどり着いたし、まだまだ商品は準備されていた。
 
今回、産地には何度も言った。
「完璧を求めて動けないでいるのなら、未完成でもいい。とにかく動くことだ。修正は、後からいくらでもすれば良い」それだけのことだ。
 
タイムリミットが近づく中で、土佐天空の郷を、より高めた復活。
「ギリギリだか間に合った」と考えて良いかもしれない。
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本山町の朝

2016年03月03日 07時03分12秒 | Weblog
土佐天空の郷 本山町の朝。



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