10・11日高知県高岡郡四万十町のJA四万十で、「JA四万十厳選にこまる」のブランド化計画と平成28年産取り組み実施計画についての説明があった。
先に投稿した内容の中で「余裕がある」とコメントしたのは、これらの資料や考え方が、シッカリと整理されていて、実現可能である計画であり、的を得ていたからである。
A4横資料の「JA四万十厳選にこまる 平成28年産取り組み実施計画」と「JA四万十厳選にこまる 平成28年に向けた土づくり」は、自分からの指示は一切していない。
JAと普及が、自ら生産者への説明のために作成したものだ。
写真からも判るだろうが、1~2枚程度の資料ではない。
数ページにまたがる、作りこまれた資料である。
「JA四万十厳選にこまるアドバイザー」最後のまとめとして、まだまだ色々な提案をしなければならないだろう、宿題を出さなければならないだろうと考えていたので、これらの資料には驚かされた。
真剣に見るまでもなく、斜め読みでざっと確認しただけOKだった。
計画としての、修正・追加する部分は見つけらけなかった。
そして、この資料が出来ているから、付随する資料についても手落ちはなかった。
この1年間で、一番成長した産地だと思う。
努力に合った成果も、自分だけでなく、産地側としても確認出来ていると思う。
生産者の意識も変わったと、誰もが判るはず。
誰もが前向きとなっていること確認できているはずである。
「JA四万十厳選にこまる」を100%管理している「和穀の会」の分析データでも、赤丸急上昇の産地。
契約している全国の米屋からの評価も上がり続けている。
他の産地が販売を苦戦している中で、既に、完全に在庫が足りない状態となってしまっている。
なので今回、和穀の会から、「JA四万十厳選にこまる」増産のお願いをしている。
自分も、品質を下げずに、地域の活性化を進めるためにも、担い手を育てるためにも、新メンバーを増やす準備をして欲しいとお願いしている。
ここまでくれば、今迄は上手く使えなかったカントリーを、ついに100%使いこなせるようになる。
使いこなせるようになれば、さらに1ランク上の品質を作ることも可能となる。
そうなれば、JAの歯車は、止まることなく回り始め、生産者の歯車と噛み合い、さらに産地の歯車とも噛み合って回り始める。
だから、産地が説明している時、安心してしまい、気が抜けて眠くなった。
渋い顔をしながら説明することは無かった。
「危ない時代が来る」と説明してはいるが、自分としては「乗り切れる」と判断していた。
ここまで出来ていなければ、翌日は、ガッツリと打ち合わせをしなければならなかった。
であるが、そんな心配はなかった。
なので「余裕が出来た」のだ。
だから翌日は、何度も四万十町に行きながらも、一度もしたことが無かった観光をした。
いつも横目で見て確認していた沈下橋も、車から降りて初めて歩いた。
停車しているのを判っていながらも、直ぐにJAの建物に入ってしまっていたので、まじかで見たことが無かった日本一遅い新幹線も、ゆっくり見ることが出来た。
ブランド化計画のために四万十町に行っているのだから、趣味のために時間を割くのは以ての外なのだか、今回だけは許してもらえるだろうと判断した。