こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

あまり思えないのですが

2015年12月26日 13時47分38秒 | Weblog
青森県田舎館村についての投稿を続けているが、先ほど「お米のブランド米を作るのに、そんなに地域情報が必要だとは、あまり思えないのですが、必要なものなのでしょうか」というメールが届いたので、ちょっと説明。

田舎館村のお米を売ればよいというのであれば、「青森県田舎館村産コシヒカリ」という表示で、一言コメントは「本州北限のコシヒカリ」とでもすればよいような気がする。
なのだが、それで、「買ってみたい」「続けて食べたい」「期待して食べてみたい」という気持ちになるだろうか。
それも、安売りではなく、たとえば5kg2900円と、新潟コシヒカリよりも高い値段だったとしたら・・・

なら、「○○さんが栽培した青森県田舎館村産コシヒカリ」という表示で、一言コメントは「安心安全で手塩にかけて作ったコシヒカリ」とでもすれば売れるのであろうか。
「無農薬・無化学肥料で栽培しました」なら売れるのだろうか。
「○○コンクールで受賞しました」なら売れるのであろうか。

確かに、10年前以上なら売れていたかもしれない。
でも今は、誰でもがお米を売ることが出来る時代。
その証明として、楽天市場で「お米」と検索すると、194,174件(2015.12.26現在)も出てくる。

激戦というレベルのものではない。
考えられない異常なお米市場となってしまっているのだ。
当然、全てが美味しいお米ということはありえない。
すべてが流通保障・品質保障されているものでもない。
検査を受けていないお米も、絶対に含まれているだろう。
偽物・偽造米だって流通しているかもしれない。
さらにこれから、外国産米も賛成してくるだろう。

この状態で、地域が生き残っていくためにはどうすればよいのか。
1人の生産者が「自分が動けるうちは」と言っていることとは、全てが違う。

廃村という言葉だけでは済まない。
地図から地名がなくなるだけでは済まされない。
親族が集まる場所は、当たり前のこととして無くなる。
先祖のお墓にお参りするための道も、無くなってしまうのだ。

そうさせないためには、どうしなければならないのか。
地域として、待った無しに考えて実行しなければならない。

その中で、たかが「お米」だけで、なんとかなるはずはない。
最初に書いた「売ればよい」ではないのだ。

産地を理解してもらい。
ファンになってもらい。
衰退している産地のお米を定期購入してくれて、「頑張れ」と応援してくれる人達を増やさなければならないのだ。

ということは、「安いお米」では駄目だということが、容易に理解できると思う。
産地が活性化するためには。
若者に戻ってきてもらうためには。
新しい担い手になってもらうためには。
絶対ルールとして、収入は安定しなければならない。

これは、全ての業界で同じはずである。
農業だけが特殊なわけではない。

ここまで言えば、もう言いたいことは判ってもらえると思う。

青森県田舎館村のお米をブランド米に育てるということは、田舎館村の全てを知ってもらい、田舎館村の考え方を理解してもらうための第一歩。
今までと同じの、田んぼアートの田舎館村というままでは駄目なのだ。
ブランド米を作るというのは、その足がかりにしか過ぎないのである。
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宿泊半額キャンペーン 「うおぬま 雪のたび」

2015年12月26日 10時53分07秒 | Weblog


新潟県魚沼市から、宿泊半額キャンペーン「うおぬま 雪のたび」のパンフレットが届いたので、ご紹介です。

●宿泊半額キャンペーン「うおぬま 雪のたび」●
http://www.city.uonuma.niigata.jp/docs/2015121400026/

平成28年2月1日(月)~平成28年3月20日(日)に魚沼市内の対象宿泊施設へご宿泊されるお客様を対象に、宿泊半額の割引サービスを行います。

【割引率】
 1/2 (1,000円未満切捨)

【割引上限額】
 平日・休日 1人1泊10,000円
 土曜・休前日 1人1泊5,000円

【割引対象上限泊数】
 同一宿泊施設で
 平日・休日 2泊まで (連泊に限る)
 土曜・休前日 1泊まで

【割引上限人数】
 5人まで

【申込方法】
 (一社)魚沼市観光協会の申込専用ページより申込(WEB申込のみ) 

【申込受付開始日時】
 平成28年1月15日(金)午前10時

お問い合わせ
商工観光課 観光振興室
 住所:〒946-8511 新潟県魚沼市大沢213番地1 (湯之谷庁舎)
 TEL:025-792-9754
 FAX:025-793-1016
 E-Mail:kanko@city.uonuma.niigata.jp
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生魂神社の牛

2015年12月26日 10時05分50秒 | Weblog
青森県田舎館村のブランド米を作るために、田んぼアートの会場などを見たりして、役場に帰る途中に、狛犬が牛という神社の横を通った。

自分は、狛犬が牛という神社を見たという記憶がなく(でも、どこかで見た記憶もある)、ちょっと驚いた。
その時は、止まらずに素通りしたが、見間違いでなければ、奥に普通の狛犬もあったように記憶していた。

それが気になっていたので、先ほど調べてみたら、結構色々な情報が出てきた。

神 社 生魂神社
住 所 南津軽郡田舎館村田舎舘字中辻167
御祭神 生魂神
例祭日 八月十四日
由 緒
人皇五十一代平城天皇の御代、 大同二年 (八〇七) 四月四日坂上田村麻呂将軍建立と伝えられる。
天正十三年 (一五八五) 五月十九日兵火により焼失の為、 津軽為信公が仮殿を建立、 更に元和二年 (一六一六) 津軽藩二代信牧公により四間四面に再建、 鬼板に津軽藩の紋である卍を付けたが、 現在に至るまで社紋として用いられている。
元禄元年 (一六八八) 氏子中にて三間四面に建立し棟札を掲げたと伝えられる。
安永三年 (一七七四) 氏子中にて二間四面に建立、 明治六年四月十四日第二大区四小区郷社に列せられる。
明治八年増改築し現在に至る。
(青森県神社庁HP)

この情報は、なんと青森県庁の「青森県神社庁HP」。
「神社庁」なんていう庁が存在することも知らなかった。
でも実際には、一般の人たちが調べているHP等の方が参考になってしまったけど。

これによって、田舎館城があったこと等が判った。
しかし、狛犬が牛という理由までは、たどり着くことが出来なかった。

ネットで検索すると、狛犬が牛というは全国にあるのも判ったし、色々な狛犬があるということも判った。
これはこれで、大収穫。

真偽のほど等については判らないけど、ネットの力というのには、毎回驚かされる。
自分たちの米業界も、どこまでネットを使いこなせるかが、これからのカギとなるだろう。
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お伺いはする予定

2015年12月25日 09時19分17秒 | Weblog
今回の田舎館村ブランド米は、平成21年に鈴木孝雄村長の号令のもと、県産米の食味向上の発信地となることを目指し発足した「米食味日本一プロジェクトチーム」を母体として平成24年1月に創設された良食味米栽培に取り組む生産者の団体「稲華会(とうげかい)」と、田舎館村役場と一緒に実行していく。

でも、ブランド化していくためには、お米の品質管理等の問題があるので、ブランド化計画の骨組みが出来た段階で、JAにも協力してもらえるかの、お伺いはする予定。
もしも、JAの協力が得られない場合は、「田舎館村役場と稲華会とで、進めていくしかない」という結論を出すしかないだろう。

このブランド化計画は、田舎館村の地域の活性化のためなので、出来れば全体で取り組みたいものなのだが、実際には、やっぱり不可能なんだろうと思っている。
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引き継ぐもの

2015年12月25日 08時36分53秒 | Weblog
青森県田舎館(いなかだて)村には、弥生時代(約2000年前)の遺跡、日本北端の水田跡「垂柳(たれやなぎ)遺跡」がある事を知っているだろうか。

http://www.vill.inakadate.lg.jp/_common/themes/inakadate/maibun_hp/html/t01.html

ここで水田跡が発見されるまでは「東北地方北部に弥生時代はなかった」と言われていた。
しかし、以前から出土していた弥生式土器と合わせて、昭和56年に水田跡が発見され、東北地方北部にも弥生時代が存在していたことが証明された。

つまり、垂柳遺跡の水田跡の発見は、考古学史や農業史を書き換えるほどの大発見だったのだ。

実は自分は、この遺跡を知らなかった。
なので、見たときに衝撃が走った。
「とんでもない宝物だ」と直感的に理解した。

よって今回作る、田舎館村ブランド米については、この歴史を盛り込みたいと思っている。
しかしまだ、どの様に盛り込んだら良いのかは、全然見えていない。

元農業土木の図面屋として、遺跡の価値の凄さが判るぶん、簡単には扱えない。
しかし伝えたい。
知ってもらいたい。

しばらく考えるしかない。
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田舎館村ブランドを作る

2015年12月24日 08時57分02秒 | Weblog
今日青森県に向かっているのは、田んぼアートで有名な「田舎館村」で、ブランド米を作るためである。

青森県の田舎館村でのブランド米となると、誰もが「青天の霹靂」と思うだろうが、「青天の霹靂」は、自分たちが触れないお米なのでスルー。
散々、自分は「青天の霹靂」に対する対応が冷たいと批判されているが、触れないのだから、どうにもこうにも打つ手はない。
実際、他の米屋が中心にブランド化をしているようなので、邪魔しちゃ悪いし。

なので今回は、「青天の霹靂」以外の別の品種で仕掛けることになっている。

田舎館村には、コンテスト等で賞をもらった「コシヒカリ」も「つがるロマン」もある。
なので、仕掛けようと思えば、やり方はいくらでもある産地。

今日から計画を立てて、来年秋の新米から、「田舎館村ブランド米」として全国販売していく予定。

ちなみにこのブランド米も、次世代の米屋「超米屋」用として、計画・実行される。
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やっと盛岡

2015年12月24日 08時48分40秒 | Weblog
やっと盛岡駅。
前回は、ここから秋田県へ。
でも今日は青森県に。

同じ姿勢は辛いな!
お尻痛いし!
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聞いたから

2015年12月24日 08時07分30秒 | Weblog
先程、携帯カメラのことを書いたのは、ある都市伝説を聞いたから。

それは、携帯電話が壊れた、動かなくなったと言って交換された携帯を、原因を調べるためにメーカーが分析したところ、必ず写真データが残っていて、どれかが心霊写真のようになっているという。
そして、その写真を削除すると、携帯電話はトラブルなく動くと言うのだ。
でも中には、絶対に消せない写真と言うもののがあって、その携帯電話は、やっぱりダメなのだそうだ。

それを聞いたから、自分も一昨日、ロックナンバーを設定するときに、携帯に入っていた写真のほとんどを消去していた。

なので、「どっちだろう」と言う思いもあって、書いたのだった。
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ロックナンバー付けた

2015年12月24日 07時48分15秒 | Weblog
この頃、携帯のカメラが勝手に、カシャッっとシャッターを押すと言う現象か続いている。
アプリを起動していないのにだ!

最も、意識していないのに、携帯を触っているという事実もあるので、知らないうちに、カメラを作動させているのかもしれない。

よって一昨日から、知らない間にアプリ等を起動させないようにと、携帯にロックナンバーを設定した。

やっぱり知らない間にアプリを起動させていたのだろうか。
この2日間は、なにもない。

でも、症状としては、触っていない時にも、シャッターは押されているんだよな。
だから、まだ判らない。

よって、しばらくは様子を見ることにしている。
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ダメな日だった

2015年12月24日 06時54分11秒 | Weblog
23日午前9時50分ごろ、東京都江戸川区臨海町6丁目の首都高中央環状線外回りの葛西ジャンクションで、大型トレーラーが側壁に衝突し、車体後部がフェンスをなぎ倒して、木材が入った積み荷のコンテナが、下を流れる荒川に落下した。
というニュースが昨日午後から流れていた。

実は自分はその時間、千葉に向かっていて、事故発生時には、その現場手前にいたのだ。

ニュースでは、巻き込まれた車は無いと伝えていたけど、首都高では1台が後ろを大破して止まっていた。(直接巻き込まれかは不明)
その車は追い越し車線で、自分の前を走っていた。

自分もずっとその後ろを走っていたのだが、何故だか「今日は急ぐのを止めよう」という気持ちになって、追い越し車線から走行車線に移って走っていたのだ。
だから、結果としてスピードダウンとなり、事故発生時には、その手前にいたのだ。

千葉からの帰りは、通行止めは判っていたが、ギリギリまで走ってきて、葛西ジャンクションで東北道方面に乗り換え。
当然渋滞は判っていたけど、車のエンジンを回したいという気持ちがあったので、東北道を選んだ。

それが裏目に出たのだろうか。
家に帰るまでに、事故に3回遭遇した。
全て3台前が事故を起こすという偶然。

さらに、ETCのバーが上がらないというトラブルが1回。
なんと、これも3台前。

なので、家に着いた時は、もうクタクタだった。

朝から、「今日はダメな日だ」と判っていたが、やっぱりだった。
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東京駅

2015年12月24日 06時28分29秒 | Weblog






さて、何処へ行くのでしょう。

って、これだと「はやぶさ・こまち」しかない!
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最後の出張

2015年12月24日 05時05分56秒 | Weblog
今年最後の出張。

東京駅6時半頃の東北新幹線に乗るので、地元の都立大学駅の始発に乗るために駅に着ている。

冬らしくない気候で、まだ寒さを感じない。
でも、今日行く産地は東北。
ショートのコートにするか、ロングのコートにするか?
結構悩んだけど、新幹線と車の移動ばかりなので、ショートのコートにした。
8度ってなっていたし!

まだ仕事納めにはなっていないから、相変わらず、始発なのに人が多い。
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超米屋Memo

2015年12月23日 01時38分03秒 | Weblog
超米屋-2015-12-23 Memo version2

Memo-1


Memo-2
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ある程度出来上がっていた

2015年12月22日 17時06分59秒 | Weblog
JAえびのと話をしていて、結構驚いた。

発信ということについては出来ていないのは明らかだった。
なのだが諸々について、ある程度の内容までは出来上がっているし、それなりに動いていて評価もされているということが判った。

「ほとんど助言なんていらなかったのかな」と思えるほど。
話をしていて、何度か「へー」と思ってしまった。

あるんだな、こういう産地。
発信の仕方だけ教えてあげれば、どんどん自分たちで動けるのだろう。
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宮崎県小林市から来る

2015年12月22日 11時42分06秒 | Weblog
今日14時ころ、宮崎県小林市から、西諸県農林振興局 農業経営課 農畜産普及担当と、JAえびの市の職員が訪問してくる。

JAえびの市と聞くと、自分がすぐに思い描くのが「田の神さあ」である。

「田の神さあ」について、JAえびの市のHPには
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豊かな水田に、神が宿る。盆地の畦道のそこ、ここに他の地域では見慣れない“田の神さあ”が姿を見せて、実りの秋にほほえむ。
主食のコメの豊作を祈願する、えびの盆地独特の貴重な食と農の農耕文化で、昔からコメを大事にするコメづくりへの熱い想いが伝わってきます。
田植えが終わる頃、催される“田の神さあ祭り”で、農作業の疲れを癒し、出来ばえのよい他人の“田の神さあ”を盗んで後で返していたという「おっとい(盗み)田の神」の民話も語り継がれています。
「田の神さあ」を地域おこしの祭りに仕立てて、牛越え祭りや京町二日市まつりなど、豊かなふるさとの文化がくらしを彩ります。

「日本の棚田百選」に選ばれた「真幸棚田」が、西内堅地区にあります。ほかの地域にも昌明寺地区など棚田が点々と散在して、昔のコメづくりの苦労と知恵がヒノヒカリの味を一層、引き立てます。
棚田のある風景は、心が和む“くつろぎの空間”にもなっています。
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と書かれている。


主力品種は「ひのひかり」。
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“高原と水郷”のくに・JAえびの市は、「日本の米づくり百選」に選ばれ、昔から島津の殿様も食べていたという「うまい米どころ」です。
おいしいコメづくりは、太陽と土と水がいのち。
霧島連山の豊かな湧き水を集めて、川内川が盆地の水田を潤す。
恵まれた肥よくな土壌が稲を育て、高原特有の昼、夜の気温差が水稲にくり返し刺激を与えます。
稲が実る登熟期の気温は、昼間24~26度、夜間14~16度と10度も気温差があり、他に真似のできない、とっておきの味が誕生します。
ヒノヒカリの“不思議な味”の秘密です。

地区ごとにJA稲作振興会があり、土壌診断から、どれほど施肥したらよいか、栽培技術を競い、生産管理に足並みをそろえます。
ひたむきな情熱が“おいしいコメづくり”を支えます。
JAのライスセンターで乾燥調整・低温保管します。
またJA独自の精米工場を持っています。
注文を受けると精米工場で配達する日の朝に、最新鋭のセラミック精米機で精米し、“今摺り米”で出荷・販売します。
JAえびの市のえびの米は、「えびの産ひのひかり」「えびのひのひかり」「真幸衆」「旬感みのり」「宮崎県産ひのひかり」」「にこまる」のブランドで販売しています。
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JA概要と地域としては
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市は南九州の中部内陸地域に位置し、宮崎県の南西端にあたり、北は熊本県、南西は鹿児島県と接し総面積283平方キロメートルで、東西約26キロメートル、南北約22キロメートルの地域を有しています。

高原の緑の風に吹かれて、カラフルなハンググライダーが空に舞い、何よりも澄み切った空気が、さわやかです。
標高1200mの「えびの高原」には、世界でここだけしか生育しない”ノカイドウ”が、初夏の訪れを告げます。
時折、”野生の鹿”や”いのしし”も姿を見せて、野生が生きています。
盆地をゆったりと流れる母なる川・川内川のほとりには温泉が湧き出て、野口雨情など有名な歌人たちも訪れたという、”いこいの別天地”です。
豊作に感謝する”田の神さあ”も野辺にたたずんで、かけがえのない私たちの”ふるさと”があります。

四季折々に、高原の季節がめぐって、新鮮な“旬の味”がいっぱい。
実りの秋には、盆地が一面に黄金色に映えて“田の神さあ”がほほえむ水田で、ずっしりと重い稲穂が垂れて稲刈りに追われます。
えびの盆地は、昔から食味のすぐれた“コメどころ”で、高原の風味をまぶして「ヒノヒカリ」の味がひときわさえます。
さわやかなみどりの風が語りかける高原では、夏秋野莱や花が、高冷地特有の、めりはりのきいた味や色彩をきわだたせます。
天高く、高原の秋に食欲をかりたてて、たくましい黒牛や黒豚が育つ、元気な産地が広がります。
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と書かれている。

JAの短い説明の中でも、「田の神さあ」の言葉が何回か出てくる。
それほどに、地域に「田の神さあ」は親しまれている。

こういう考え方を持っている地域というのは、基本的にブランド化はしやすいと思う。
当たり前のこととして、足並みが揃いやすいし、地域を悪くしようという考え方が少ないからである。

もっとも今日は、「米の市場動向や宮崎県産米の動向を調査しようと考えております」ということなので、ブランド化などの話ではない。
であるが、せっかくの訪問なので、この前東京農業大学で講演したときの資料を、2部印刷したので、もって帰ってもらおうと思っている。

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