こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

差別化米

2019年02月24日 11時34分36秒 | Weblog


ブランド戦略が絡む事から、具体的な部分は避けるが、某産地に対して、某品種の作付け面積を増やしてほしいと、お願いしている。

差別化米・こだわり米を専門に取り扱っている卸の「はくばく」も仕入れて、会員の米屋に案内していく事も決まった。

「はくばく」会員の米屋からの信用も厚く、延び盛りの地域。

個性は強い系統ではあるが、癖をもたず、胃に重たくなく、口当たりものど越しも良く、粘り過ぎず食べやすく、冷たいおかずとの相性が良く、朝から1杯食べられ、冷めても味も特徴も変わり難く、お弁当にも使える品種である。

他店との差別化としては、生産量といい、品種の貴重性といい、米屋の囲い込み産地・品種として丁度良いはず。

興味がある「はくばく」会員の米屋は、問い合わせをしてみると良い。

先に手を上げた、早いもの勝ちとなる品種である。
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期待

2019年02月24日 10時46分24秒 | Weblog


どの産地も、どんなアドバイザーでも、当たり前のように「時間をかけて、シッカリとしたブランド米を作る」と言う。

「時間をかけて」って、何年?

お米は、1年1作。
生産者も、毎年歳をとる。

「時間をかけて」と言える場合、生産者の平均年齢は、65歳が限界だと思う。

それ以上なら、もう時間をかける余裕は無いと思う。
完成するまでの時間が足りない。

シッカリとしたブランド米にするには、まず10年は必要。
しかし、時間という限界が来ている事から、最長5年で考えなければならない。

緻密に考え、かなり強引に仕掛ければ、5年あれば、何とか形にする事は出来る。
でも、其処まで。

産地にとって必要な、ブランド米継続に必要な、「担い手を作る」迄には、5年ではならない。

5年位、常に右上がりのブランド戦略が続けられた結果、やっと、担い手が興味を持ってくれるようになるからだ。

つまり、全てが「時間切れ」となってしまったと言う事。

では、なぜブランド戦略を作り続けるのか、仕掛け続けるのかというと、数えきれない小数点以下の可能性に、まだ期待しているからである。
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無理だよな

2019年02月24日 10時17分46秒 | Weblog


ブランド米にしようと地域で動き出し、話題にもなったし、売れるようにもなっていた。
そのまま進む事が出来たのなら良かったが、地域の問題から途中で失速し始め、翌年には止まってしまい、最後は市場からも消えてしまった。

再ブランド出来ないか?
と言われても・・・

成長期に失敗して、完全に消えてしまったブランド米。

同じブランド戦略は、もう使えない。
一部修正程度では、どうにもならない。

やるなら、1から戦略を作り変えるしかない。

しかし、産地の高齢者が進んでいて、新しいブランド戦略を作っても、実行出来るだけの体力は、もう無いだろう。

あのまま進んでいたら・・・。

貴重で面白い品種だったから、頂点はむりだけど、良い所までは行けたんだけどな。

気持ちは判るけど。

もう無理だよな。
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連絡方法

2019年02月22日 15時22分27秒 | Weblog


来週月曜日から土曜日まで。
諸々の事情により。
自分との連絡は、ほぼ出来なくなります。

PCメール、携帯メール、メッセージ、LINE等でご連絡下さい。
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ミスした

2019年02月22日 14時00分18秒 | Weblog


まだ次期じゃ無かったから、ちょっと気を抜いていて、迂闊に携帯電話にでてしまった。

そしたらマスメディア。

当日は当たり前で、2日前くらいから、ずっと居留守を使うはずだったのに、失敗してしまった。

後は、こんなミスしないように、上手に居留守を使わなくては。
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ルール

2019年02月22日 13時53分31秒 | Weblog


どんなに厳しい状態になったとしても、ブランドを守りたいと思っていたのなら、折れちゃいけない、譲っちゃいけない部分って、あったはず。

「大人の事情」と、笑って済まされる事ではない。

裏に表示してあるとしても、相当の消費者が、誤解して購入してしまうだろう。

結果が「美味しい」となれば、まだ救いかもしれないが、そんな事はあり得ない。

もしも、「美味しい」と言われてしまったら、今までのブランドが意味無くなってしまうし。

こうなって来ると、自分だけがルールを守っているのが、馬鹿らしくなってくる。

ルールなんて面倒臭いの止めて、自由に売るかな。
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楽しいんだ

2019年02月22日 00時25分49秒 | Weblog


米業界以外とタイアップする事に対して、文句をいってくる人がいる。

怒る理由は判るが、自分としては言いたい。
「今まで、自分を使ってくれなかったのは、何処の誰?」。

今になって言われても、後の祭り。

この20年以上、ずっと自分は言い続けていたはず。
無視したのは誰?

自分の精神の限界は来ていた。
ひたすら我慢していた。
既にボロボロの状態だった。

そんな時に、自分を使ってくれたのは、異業種だった。

恩もあれば嬉しさもある。

だから、教えるのさ。
伝えるのさ。

本当に楽しいんだ。
面白いんだ。

米業界では意味がなかった30年を、認めてくれるんだから。
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楽しければ

2019年02月21日 23時16分43秒 | Weblog


今日も米業界ではなく、和食繋がりである異業種キッコーマンさんと、今ではなく、以降の企画と打ち合わせ、さらに異業種では入手出来ない最新情報を、「これでもか」というくらいに伝えた。

100%理解は出来ないだろうと思って話していたら、反応する若い職員がいた。
なら、「これは判る、これは理解できる」と投げ掛けると、確実に反応出来ている。

そうなると、自分としては面白い。

次々にキッコーマンとしては「痛いところ」、企画会社としては「言って欲しくないところ」を、ズバズバと、アッケラカンと笑いながら突っついた。

普通なら、今日話していた内容は全てアウト。
契約解除となる内容、コメントばかり。
なのだが、裏も表も知っている自分からすると、笑い話でしかない。

米業界が出来ない、感心すら持ってくれない内容に反応してくれるのなら、全ての情報をあげるから、「使って」というのが、今自分。

見返りなんて、どうでもいい。
考えた事もない。

面白ければ良いじゃん。
楽しければ良いじゃん。

新時代なんて、そこからしか、生まれないんだから。
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打ち合わせだけど

2019年02月21日 13時59分06秒 | Weblog


これから、西新橋のキッコーマン東京本社で、前回の打ち合わせの時に宿題となっていた内容確認と、これからの企画についての打ち合わせ。

既に企画は動いているから、もう宿題にする事は出来ない。

全てを今回で片付けなければ。

なのだが、東京はポカポカ。
コートがいらないから、手に持って振り回して歩いてる。

だから、頭の中も。
ウグイスがホーホケキョ。

大丈夫かいな。
こんな状態で。
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力を抜いて

2019年02月20日 16時53分20秒 | Weblog


今回の「ご縁三国結び米」出荷反省会と今後のブランド戦略の会で、自分が3地区本部に言った事は、「今のままだと、息切れを起こすから、少し力を抜いて良い」だった。
.
「ご縁三国結び米」のブランド戦略を作った時には、「失敗させられない」。
「無謀だと判っていても、やらせなければならない」「強引も仕方ない」だった。

なのだが、石見銀山・隠岐・島根おおちの3地区本部は、それに付いて来た。
それも、島根時間ではなく、東京時間という猛スピードの中で。

想像を絶する苦労と努力をした事だろう。
そうでなければ、出来る訳が無いからである。

そして、3地区本部は、その猛スピードに慣れてきてしまった。

自分としては、今まで以上に仕掛けがしやすくなる。
しかしそれが、産地の寿命を縮めてしまう事になる可能性もある。

なので、「力を抜く」提案をしたのだ。
.
「力を抜くと、手を抜くは違う」。
.
心配性の自分としては、「ひと言言った方が良いのかも」と思ったりしたが、「今の3地区本部も生産者も、当たり前に理解している事だろう」と信じて言わなかった。
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石見銀山

2019年02月20日 16時30分09秒 | Weblog


今回の「ご縁三国結び米」出荷反省会と今後のブランド戦略の会で、一番時間をかけなければならないのが、実は一番初めにブランド米として計画し実行し始めた「石見銀山」の「巨木・ご神木・棚田米つや姫」と「石見銀山つや姫」「石見銀山コシヒカリ」だったのである。

ブランド戦略が失敗している訳ではない。
ブラントシートの作り方を間違えている訳ではない。
「ご縁三国結び米」の、他の地区の隠岐・島根おおちと同じように、シッカリ計画して実行している。

であるが、行き詰ってしまっているのだ。
進むべき道が見えなくなっているのだ。
迷走してしまっている。
路頭に迷っていると言っても良いのかもしれない。

説明の冒頭に「石見銀山コシヒカリ」をブランドから消して、「つや姫」だけに絞り込んで計画していくと言ってきた。
それを聞いた時、「石見銀山は、かなり追い込まれてきている」と結論付けた。

この問題は、石見銀山だけの事ではない。
必ず、どこの産地も経験する。
決して避けては通れない事なのである。

なので今回、自分ばかりが意見を言うのではなく、隠岐にも島根おおちにも一緒に考えてもらい、「ご縁三国結び米」として、1つの考え方を導き出そうと仕掛けた。

多分、数年前なら、島根おおちから質問などが出る事は無かっただろう。
しかし今回、疑問や自分たちの考え方をハッキリと言ってくれた。
それだけでも「石見高原ハーブ米きぬむすめ」としては物凄い進歩である。

自分としては「判り辛く、違いが見えにくい」と判っていたが黙認していた部分について、隠岐から意見が出た。
素朴な疑問であるが、実は大切な部分。
それを質問した事で、「島の香り 隠岐藻塩米 特選コシヒカリ」としても、さらに一歩進んでいると感じた。

そして自分も、色々な意見を聞いているうちに、何故行き詰ってしまったのかの原因が見えてきて、その原因の1つに、自分のブランド戦略の初期の段階での作り方にミスがあった事が判った。

なので終盤に、「島根つや姫」と「石見銀山つや姫」との違いを、もう一度確認する事を伝え、その上で「巨木・ご神木・棚田米つや姫」の違いを明確にするように指導をした。
さらに、避けられない地域性の違いをどうするかという問題についても、いったん立ち止まって、ガチガチで考えるのではなく、柔軟に幅広く、臨機応変に考えるように指導もした。

頑張れば頑張るだけ、ハマってしまった蟻地獄。
遅くはなってしまったが、これで新しい方向が見えると思う。
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島根おおち

2019年02月20日 15時46分10秒 | Weblog


「ご縁三国結び米」出荷反省会と今後のブランド戦略の会の2番手は「島根おおち地区本部」の「石見高原ハーブ米きぬむすめ」。

島根おおちハーブ米生産部会は、昨年12月18日に「石見高原ハーブ米きぬむすめ」で、J-GAPの島根版と言われる「美味しまね認証」の取得している。
この数年間で、一気にまとまりが出来て、自分たちのブランド米と言う意識も強くなり、勢いが付いている産地である。

1月26日に、地元で開催された「島根おおち水稲振興大会」で自分が話している事もあり、自分としては特に昨日言う事は無かった。
しかし、隠岐と石見銀山は聞いていなかったので、ブランドシートの修正点の説明をしてもらった。

自分たちのブランドという考え方が出来た事で、現実が見えているようである。
だから、無理な設定はしていない。
確実に出来る部分、やってみたい部分の修正がされていた。

今回、それよりも大切な情報としては、販路の拡大があった。
今迄は、差別化米・こだわり米専門の「はくぱく」のみに「石見高原ハーブ米きぬむすめ」は流通していた。
「石見高原ハーブ米きぬむすめ」を仕入れて販売している米屋からの評価も良い。
であるが、現実問題、栽培量と販売量のバランスが取れていない。

地域の活性化のためには、現在の生産量で留めるのではなく、もっともっと面積を広げて、地域として誇れるブランド米に育て上げたい。
そのためには、残念ながら「はくぱく」と結びついている米屋だけで、囲い込んで販売するというスタイルでは限界であろう。

「石見高原ハーブ米きぬむすめ」は、地域性として、拡大できる面積の限界というものがある。
なので、「米屋で独占して販売でき、他店との差別化がしやすいというメリットがある」と思っている。
なのだが現実として、そこまでの思いは米屋の中には無いようで、取扱店舗も伸び悩んでいる。

その中で、広島県側から、「広島内では「きぬむすめ」の販売がないので、「石見高原ハーブ米きぬむすめ」を、こだわり米・差別化米として販売したい」という打診が、島根おおち地区本部に対してあった。

島根おおち地区本部としても、JAしまね本店としても、「はくばく」との関係を考えて、判断出来ずにいたが、自分としては、「産地の将来のためには、このチャンスを逃す事は無い」と決断し、販路の拡大を認めた。

話し合いが甘く行けば、今年は、産地に余っている分のみの「石見高原ハーブ米きぬむすめ」が、広島県内で販売されることになるかもしれない。
さらに来年以降は、需要に合わて、栽培面積も増やしていく事になるかもしれない。

「石見高原ハーブ米きぬむすめ」は、米屋として貴重な産地と品種、さらにブランド米である。
しかし、それが使い切れていないというのであれば、販路拡大はやむ終えないのである。
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講座

2019年02月20日 14時14分23秒 | Weblog


世田谷区で講座をします。

日程:2月24日。
場所:世田谷区 エコプラザ用賀。
時間:14時~16時。
定員:20組。

講座:浄水器を使った、美味しいお米の炊き方
https://ecoccle-setagaya.jp/ecoplaza/docs/2019012700011/

みなさんのご参加を、お待ちしております。
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隠岐・

2019年02月20日 10時55分17秒 | Weblog


自分が話し終えてからは、隠岐 島根おおち・石見銀山の順で、31年産のブランドシートの修正等についての発表となった。

隠岐地区本部からは、「島の香り 隠岐藻塩米 特選コシヒカリ」「島の香り 隠岐藻塩米たきぬむすめ」「世界ジオパーク 島の香り 隠岐藻塩米 特選コシヒカリ」の3地域ブランドについて発表された。

昨日秋に収穫された全国のお米の中で、隠岐の3地域ブランド米は、抜群の品質と食味を誇った。

何度の台風の直撃を受けてもビクトモしなかった丈夫な稲。
玄米色彩選別機が必要ない品質。
誰が食べても「美味しい」と言ってもらえる食味。

全ては、生産者に補助までして作ってもらった地力と、細かな栽培管理が威力を発揮したと思う。

なので今回、ブランドシートの修正は、ほとんど無く、逆に設定の幅を広げたりして、緩めたりしている。

修正するのではなく、昨年と同じ品質と食味のお米を作る事が重要。
そのためには、何をすれば良いのかを考えて実行する年だと伝えた。
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評価

2019年02月20日 10時21分21秒 | Weblog


昨日の「ご縁三国結び米」出荷反省会と今後のブランド戦略の会の中で、始めに自分が、「ご縁三国結び米」の品質評価・課題ならびに今後のブランド化についての話しを始めにした。

差別化米・こだわり米を専門に扱っている「はくばく」から、石見銀山・隠岐・島根おおちの「ご縁三国結び米」を仕入れて販売している米屋と、その米屋から購入しているお客様なら、自分が、どういう評価をしたかは、多分想像出来るであろ。

3地区5品種とも、天候不順をものともしない、良い出来だったと思うと話した。

そして、今月末に発表される「食味ランキング」、新品種、オリンピック、バブル崩壊、食文化の変化、お客様様の変化、お客様の嗜好等の話しを、何時もよりも短い時間で話した。

なぜなら、その後に、しなければならない事が待っていたからだ。
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