■蔵王エコーライン入口赤い鳥居付近(標高382m)
■滝見台・三階ノ滝(標高750m)
■滝見台から蔵王不動尊(標高850m)
■すみかわスノーパーク付近(標高1112m)
■駒草平(標高1383m)
■不帰ノ滝(標高1383m)
4月25日、蔵王エコーラインの雪の壁を見に刈田岳・お釜まで行ってきました。
宮城、山形両県を結ぶ蔵王エコーラインが22日、冬季閉鎖から約半年ぶりに開通したことから、雪の壁を見るためと、昨年、蔵王山(お釜)の火口周辺警報が発令されて開通が2か月遅れた蔵王エコーラインをドライブしてお釜と刈田岳(刈田嶺神社)へ行く目的でした。
今日のブログは、「春到来 蔵王エコーラインのドライブ便り(第2回目)」として、蔵王エコーライン入口の赤い鳥居から若葉萌える新緑のトンネルを抜け、駒草平の不帰ノ滝までをご紹介したいと思います。
蔵王エコーラインは、標高382mの赤い鳥居から始まりますが、若葉萌える新緑のトンネルやヤマザクラが満開になっていて気持ち良く車を走らせることができました。
標高750mにある滝見台に寄り三階ノ滝を見てきましたが、750mから569mに落下する総延長181mの滝で、途中、滝が三か所あることから「三階ノ滝」と言われ、雪解けの滝は真っ白な噴煙を上げて流れ落ちていました。
三階ノ滝付近は、芽吹いた若葉を見ることができましたが、標高850mにある蔵王不動尊付近は若葉の面影が全くなく春の足音がもう少し先かなと思いました。
標高1112mのみやぎ蔵王スキー場すみかわスノーパークは、蔵王エコーラインが冬季閉鎖されていてもここまでは来られる所で、通行止めのゲートと積雪量を測る標識が冬の名残を留めていました。
標高1383mの駒草平まで来ると、遠くに刈田岳、ロバの耳岩など残雪を抱いた蔵王山を眺めることができる絶景スポットでした。
駒草平は、初夏になるとコマクサが一面に咲いて訪れる観光客を楽しませてくれます。私も何度が訪れては、「高山植物の女王」といわれるピンク色のコマクサを見ながら癒しの気分に浸っていました。
駒草平には、「不帰ノ滝」が見られる展望台があります。
刈田岳のお釜から流れ出る水が溶岩台地の上を流れ、泥絵具で彩色したような無気味な岩肌を噛みながら一気に落瀑する高さ97.5m、幅14mの滝で、その昔、ここに鬼ばばが住んでいて登って来る男どもを捕まえて生き血を吸ってはこの滝に落とし、あの山へ行った者で帰って来た者はいないということから「かえらずの滝」と呼ばれるようになったという説と、訪れる人が帰るのを忘れて見惚れるという説があるそうで、どちらも納得という感じのする滝でした。真冬には滝が凍結して氷柱昇りをする登山家もいるそうで、吸い込まれそうな滝にゾクゾク感を味わってきました。
明日のブログは、、「春到来 蔵王エコーラインのドライブ便り(第3回目)」、お釜と刈田岳・刈田嶺神社をご紹介したいと思います。
1758mの刈田岳から眺めるお釜、遠くには、月山、飯豊連峰も眺めることができ絶景ポイントになっていました。