■親戚の家から眺めた広田湾
9月21日、気仙沼市唐桑に住んでいる90歳のご夫婦の様子伺いに気仙沼へ行ってきました。
6月に訪問して以来で、3ヶ月振りの再会になりました。
当日は、秋晴れのお天気でドライブ日和になりました。
東北自動車道宮城インターから若柳インター、千厩経由で行ってきました。
仙台から約2時間半、ドライブが大好きな私でしたが、久しぶりの長距離運転で、途中、休憩をしながら安全運転で行ってきました。
親戚の家は、眼下に広田湾が広がる高台にあり、見晴らしが良く、岩に砕け散る白波と行き交う船の景色を見ることができて心が和みました。
最近、歳を取ってきたせいか、どんなことでも感情が先行してしまうような気がしていました。
先日、掛かり付けのクリニックで見た広報誌に目がとまりました。
ご年輩のがん患者の方が投稿した文章の中に、
「生きていれば嫌なこともたくさんあります。それでも生きていかなければ何も経験できません。」
「あなたが空しく生きた今日は、昨日亡くなった人が痛切に生きたいと願った明日である。」
何とも考えさせられる文章で心に残りました。
私自身、昨年の3月と6月に大病を患い手術した経験から、この文章を読んで納得するものがありました。只、「空しく生きた今日」というところは少し違っていて毎日が充実しているのではと思いました。
今回、90歳になる親戚のご夫婦を訪問し、料理が大好きだった奥様が、全く台所に立つことがなくなり、周りの人に支えていただきながら二人っきりで生活している実態を目の当たりにし、「生きること。生きていること。」の大切さを改めて感じたところでした。
今、私と家内の二人だけの生活で、これから先どうなるか分かりませんが、まだまだやることがいっぱいあると奮い立たせた一日でもありました。