■唐桑 大理石海岸
■防潮堤工事中の唐桑 大理石海岸
■アワビの開口日(開禁日)
■収穫のアワビ
■プレゼントのアワビ
12月18日から20日まで2泊3日の予定で気仙沼へ行ってきました。
18日の夜は、急な用事だったことから宿泊先を親戚の近くにある唐桑大理石海岸「民宿さかや」にお願いして泊まってきました。
今日のブログは、「民宿さかや」の前に広がる大理石海岸でアワビ漁をしていた漁師について書き込みたいと思います。
【アワビの開口日(開禁日)】
午前7時過ぎでしたが、「民宿さかや」から大理石海岸の湾内を見ると長い棒を持ち漁をしている船を見ました。前日、親戚の方が、「明日は、アワビの開口日になっている。」と話していたことから、早朝からアワビを獲っているのではと思いました。
【アワビ漁の2艘の船】
大理石海岸の浜へ行ってみると2艘の船が入ってきました。
船を陸へあげている様子を見ながら漁師の方に尋ねてみました。
「今日は、アワビの開口日と聞いていましたが、アワビ漁でしたか。」、「何時頃から漁に出ていましたか。」、「収穫はどのくらいでしたか。」、「アワビは市場へ出すのですか。」、「大理石海岸の湾内で獲るんですか。」といろいろと尋ねてみました。
「11月から12月まで3回のアワビの開口日があり、今日が最後の漁になった。朝7時から9時までの2時間。大きさは9センチ以上のもの。それ以下は、獲ってはならないので海へ返す。今日の収穫は10キロ程度。以前は、1回で5~60キロも獲れたことがあった。唐桑半島の先まで獲りに行く。市場へ出さずに自宅で消費。」と丁寧に話していただきました。
獲ってきたアワビを自分の家で食べるとは何と贅沢なことか。正月料理は、アワビ料理と思うと漁師ならではの豪華なお節料理に羨ましくさえ思いました。
【アワビ2個のプレゼント】
「アワビの写真を撮って良いですか。」とお願いし、元気よく動いているアワビを撮ってきました。すると、漁師の方は、「これ、持って行って食べて。」と獲れたてのアワビを2個も手渡されました。
「折角、獲ってきた貴重なアワビをいただくことは申し訳なくて。」とお断りしましたが、「いいよ。」と言って渡してくれました。思いがけずのプレゼントにびっくりしながら有難く頂戴してきました。
こういうことは、先ず、めったに無いというか、有り得ないことと思うと感動し、胸がいっぱいになりました。
【至福の贅沢なアワビ料理】
その日の昼、親戚の家へお邪魔し料理をしてもらい、獲れたての新鮮なアワビをご馳走になりました。
あわびは、キモの部分も美味しいと言われ、初めて食べるキモだったことから、ゴクリと飲みこむようにご馳走になりました。アワビの柔らかさとコリコリとした食感を味わいながら至福の境地で美味しくご馳走になりました。
年の瀬も押し迫った今回の特別なお出かけは、私と家内の忘れることのない思い出になりました。