今頃??って感じなんですけど、宮部みゆきさんの 長い長い殺人 を読みました。
1989年から別冊小説宝石で連載が始まり、1992年に発刊された作品ですが
10個のお財布が登場し順番にストーリーを語るという斬新な作風で、当時話題になりましたよね。
この5月、TBSで宮部みゆき4週連続ミステリーとして、これもドラマとして登場していて
あとの3つは観たのに、これだけ見落としてしまっていた作品でした。
あらすじ・・・
轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。
被害者は森元隆一。
事情聴取を始めた刑事は、森元の妻・法子に不審を持つ。
夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。
隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。
しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが…。刑事の財布、探偵の財布、死者の財布―。
“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が。
ここに登場する10個の財布は、見たもの聞いたものだけを語ります。
持ち主の懐やバッグに入っているときには、何も見えないし
情報源が本人(財布)のいる範囲に限られていて、持ち主が頻繁に会う人であっても
声は知っていても顔は分からないという、何ともじれったい語り部です。
そうやって情報が制約されている分、いくら語ってもなかなか核心を突けないもどかしさ。
そんな10個の財布が探偵風に事件を語り、それが少しずつ繋がっていき
やがては真実に行き着くという、宮部さんらしい細やかさと意表を突く展開にドキドキしました。
20年も前の作品ですが、古さを感じさせないなかなかおもしろい作品でした。
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1989年から別冊小説宝石で連載が始まり、1992年に発刊された作品ですが
10個のお財布が登場し順番にストーリーを語るという斬新な作風で、当時話題になりましたよね。
この5月、TBSで宮部みゆき4週連続ミステリーとして、これもドラマとして登場していて
あとの3つは観たのに、これだけ見落としてしまっていた作品でした。
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轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。
被害者は森元隆一。
事情聴取を始めた刑事は、森元の妻・法子に不審を持つ。
夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。
隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。
しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが…。刑事の財布、探偵の財布、死者の財布―。
“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が。
ここに登場する10個の財布は、見たもの聞いたものだけを語ります。
持ち主の懐やバッグに入っているときには、何も見えないし
情報源が本人(財布)のいる範囲に限られていて、持ち主が頻繁に会う人であっても
声は知っていても顔は分からないという、何ともじれったい語り部です。
そうやって情報が制約されている分、いくら語ってもなかなか核心を突けないもどかしさ。
そんな10個の財布が探偵風に事件を語り、それが少しずつ繋がっていき
やがては真実に行き着くという、宮部さんらしい細やかさと意表を突く展開にドキドキしました。
20年も前の作品ですが、古さを感じさせないなかなかおもしろい作品でした。
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