先月観た 駆込み女と駆出し男 の原作、井上ひさしさんの 東慶寺花だより を読みました。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
寺の境内に身につけているものを投げ込めば、駆け込みは成立するー離婚を望み、寺に駆け込む女たち。
夫婦のもめ事を解きほぐすと現れるのは、経済事情、まさかの思惑、そして人情の切なさ、温かさ。
鎌倉の四季を背景にふっくらと描かれる、笑いと涙の傑作時代連作集。
著者自身による特別講義を巻末収録。
目次
梅の章ーおせん/桜の章ーおぎん/花菖蒲の章ーおきん/岩莨の章ーおみつ
花槐の章ー惣右衛門/柳の章ーおせつ/蛍袋の章ーおけい
鬼五加の章ーおこう/白萩の章ーおはま/竹の章ー菊次/石蕗の章ーおゆう
落陽の章ー珠江/黄蘗の章ーおゆき/蓼の章ーおそめ/薮椿の章ーおゆう
本来は時代小説は苦手なのですが (逆に夫は、どちらかと言えばそちらが中心)
この作品は映画も分かりやすかったので、思い切って原作にも手を出してみました。
江戸時代の季節行事や食文化、四季の移ろい
草花の様子や鳥のさえずりなど、当時の様子を細やかに織り交ぜながら
鎌倉ののどかな景色と、駆け込み寺として有名な東慶寺の門前風景が
まるで目の前に広がるように、丁寧に描かれています。
登場人物たちがみな温かく、セリフもユーモラスで
言い回しもくどくどしてなくて、ものすごくとっつきやすい時代小説です。(現代の言葉にかなり近いです)
江戸時代の夫婦事情、人間模様が、なかなか鋭くわかりやすく描かれていました。
物語自体はフィクションですが、東慶寺に駆け込み寺と言う機能があったのは事実で
別れるにせよ、よりを戻すにせよ、この時代にこれほど親身になって人様のしあわせを考えてくれる
家庭裁判所のような仕組みがあったのかと、ほのぼのとした気持ちになります。
こういうのを知って鎌倉歩きをすると、より一層感慨深いのでしょうね。
30ページ程度の短編集に分かれているので、読みやすかったけど
先を急いで読むようなストーリーではなかったので、一話ずつかみしめるようにゆっくりと読んでしまいました。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
寺の境内に身につけているものを投げ込めば、駆け込みは成立するー離婚を望み、寺に駆け込む女たち。
夫婦のもめ事を解きほぐすと現れるのは、経済事情、まさかの思惑、そして人情の切なさ、温かさ。
鎌倉の四季を背景にふっくらと描かれる、笑いと涙の傑作時代連作集。
著者自身による特別講義を巻末収録。
目次
梅の章ーおせん/桜の章ーおぎん/花菖蒲の章ーおきん/岩莨の章ーおみつ
花槐の章ー惣右衛門/柳の章ーおせつ/蛍袋の章ーおけい
鬼五加の章ーおこう/白萩の章ーおはま/竹の章ー菊次/石蕗の章ーおゆう
落陽の章ー珠江/黄蘗の章ーおゆき/蓼の章ーおそめ/薮椿の章ーおゆう
本来は時代小説は苦手なのですが (逆に夫は、どちらかと言えばそちらが中心)
この作品は映画も分かりやすかったので、思い切って原作にも手を出してみました。
江戸時代の季節行事や食文化、四季の移ろい
草花の様子や鳥のさえずりなど、当時の様子を細やかに織り交ぜながら
鎌倉ののどかな景色と、駆け込み寺として有名な東慶寺の門前風景が
まるで目の前に広がるように、丁寧に描かれています。
登場人物たちがみな温かく、セリフもユーモラスで
言い回しもくどくどしてなくて、ものすごくとっつきやすい時代小説です。(現代の言葉にかなり近いです)
江戸時代の夫婦事情、人間模様が、なかなか鋭くわかりやすく描かれていました。
物語自体はフィクションですが、東慶寺に駆け込み寺と言う機能があったのは事実で
別れるにせよ、よりを戻すにせよ、この時代にこれほど親身になって人様のしあわせを考えてくれる
家庭裁判所のような仕組みがあったのかと、ほのぼのとした気持ちになります。
こういうのを知って鎌倉歩きをすると、より一層感慨深いのでしょうね。
30ページ程度の短編集に分かれているので、読みやすかったけど
先を急いで読むようなストーリーではなかったので、一話ずつかみしめるようにゆっくりと読んでしまいました。
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