nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

映画 去年の冬、きみと別れ

2018-03-16 14:50:35 | 映画・演劇・コンサート
「全編《ワナ》だらけ」と称される予測不能のサスペンス、という触れ込みの映画 去年の冬、きみと別れ ですが
数日前に原作を読んで、ちょっとモヤモヤが残ってしまったので
より理解を深めるために、結局映画を観てきました。

解説・・・・(映画.comより)
芥川賞作家・中村文則のサスペンス小説を、「EXILE」「三代目J Soul Brothers」のパフォーマーで
「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」などで俳優としても人気の岩田剛典主演で実写映画化。
婚約者との結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライター耶雲恭介は
盲目の美女が巻き込まれた不可解な焼死事件と、容疑者の天才写真家・木原坂雄大について調べはじめる。
しかし真相を追ううちに、いつしか抜け出すことのできない深みに飲み込まれていく。
耶雲の婚約者・百合子役に「ピーチガール」の山本美月、事件の容疑者・木原坂役に「昼顔」の斎藤工。
「犯人に告ぐ」の瀧本智行が監督を務め、「無限の住人」の大石哲也が脚本を担当。

原作を読んで、いまいちすっきりしなかったものの
登場人物の狂人ぶりや、起こした事件の猟奇性を考えると
もう一度映画でなぞるのも、気が進まないとも思ったりもしたのですが
重たく複雑怪奇なストーリーが、見事に純愛ストーリーの様相に仕立てられていて
原作とはまた違う、見事な仕掛けが用意されていて
最後に思いがけず、じわじわ涙が溢れ出てきて、素晴らしい仕上がりでした。
それに引き換え、原作の回りくどい七面倒臭さ・・・・
原作の何倍もよくできた映画でした。
読んだ人も読んでいない人も楽しめる仕上がりで、観てきてよかったです。

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