nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

辻村深月 盲目的な恋と友情

2018-11-29 15:57:05 | 本・雑誌・ドラマ
久しぶりに辻村作品を読んでみました。
数年前に本屋大賞に輝いた 盲目的な恋と友情 です。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花は自身の美貌に無自覚で、恋もまだ知らなかった。
だが、大学のオーケストラに指揮者として迎えられた茂実星近が、彼女の人生を一変させる。
茂実との恋愛に溺れる蘭花だったが、やがて彼の裏切りを知る。
五年間の激しい恋の衝撃的な終焉。
蘭花の友人・留利絵の目からその歳月を見つめたとき、また別の真実がー。
男女の、そして女友達の妄執を描き切る長編。

辻村作品ですが、湊さんが入っているかと思えるほど、ねっとりとしたイヤミス感漂う作品。
それでも辻村さんの巧みで軽快な文章に引き込まれ、その世界にスッとのめり込んでしまいます。
盲目的な恋というのはよく聞きますが、盲目的な友情というのもこんなに怖いなんて・・・
怖さややりきれなさの中に、音楽や演劇の華やかな世界が美しく織り込まれ、美しきドロドロの物語。
爽やかとはいいがたいけど、なかなか好きかも。

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