MONAのフォト・ギャラリー

写楽・・話楽・・・な日々

薩摩スチューデントに出逢う

2016-01-28 19:44:14 | 旅行


今回の鹿児島旅行で 一番時間を割いたのは 「 維新ふるさと館 」でした 

鹿児島中央駅近く 西郷隆盛 大久保利通の生家がある 加治屋町にあります 

まあ 雪に降り込められ 此処に行くしかなかったのだけど・・ 

これが なかなか面白かったのです!  

入館料300円で ほぼ半日入り浸っていましたが もっと居ても良かったかも  

ハイテク技術を駆使した 歴史劇や ジオラマと3Dによる テーマ別解説 クイズなど・・・ 

もし 鹿児島に行くことがあったら お勧めです 


幕末に薩摩藩から英国に送り込まれた留学生たち 「 薩摩スチューデント 」15名  

彼らが 維新後の日本の舵取りをすることになるのですが 

NHK朝ドラ「 あさが来た 」に登場した五代友厚も その一人 

薩摩人のイメージが かなり 変わりました  


「 維新ふるさと館 」で かなり薩摩を理解してしまった 私たち・・ 

さて 市電に乗ろうとして 雪でぐちゃぐちゃの道で迷いました 

地図よりも 人だ 

と 通りかかったスチューデントに 一番近い乗り場を訊きました 


彼は少し考え込みます 

薩摩はすぐに反応はしません やや重目の口調です  

「 駅に戻った方がいいです 駅を通り抜けて東口に・・・ 」 

「 ありがとう 」 

彼は同じ方向へ行きますが 歩くスピードが違うので 私たちとの間隔はどんどん離れていきます 

と 彼がくるりと向きを変え 戻ってきました 

そして 私たちに話しかけました 

もちろん標準語で イントネーションに微かな薩摩が感じられる程度なのですが 

すっかり薩摩に染まった私には こんな風に聞こえました 

「 さっき言ったこっじぁなぁが・・ もうちっとくわしゅ言うと 右手にエスカレーターがあっとで 

2階に上がい 進むと 東口に出られうから 気をつけてやってくいやんせ 」 

わかる? 

つまり 説明が足りなかったと引き返して来たのです 

おいたち 「 あいがとう 薩摩の人は親切なあ 残念じゃっどん 都会の人は忙しゅて そうはいかん 」 

彼 「 観光で来たですか 」 

おいたち 「 そんとおいです 」

彼 「 どっから 来られたですか? 」

おいたち 「 おいたちは 横浜から 」  

彼 「 気をつけて やってくいやんせ それほいならあ さいなら! 」 


いつの間にか 私たちも すっかり薩摩色 

薩摩の高校生 質実剛健 素敵です 

 

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雪だって 鹿児島!

2016-01-27 22:42:31 | 旅行


前記事 「鹿児島は雪だった」に 続きます  


次の朝 目が覚めたら 雪はやんでいました 

窓辺に立てば 目の下に 夜明け前の闇のなかに 雪に覆われた街が沈んでいます  

日が昇りはじめると 海を隔て 光が桜島の輪郭を描いていきました 

目の前に現れた 巨大な岩石の生命体! 

頂上からは噴煙が吐き出されています 

雪を冠った桜島は ひときわ迫力があります 

海面を見て! 

「 けあらし 」が起きていますよ 

こんな景色がみられるなんて・・・  


この日も 交通機関のマヒは続きました  

でも ホテルは居心地いいし 温泉が素晴らしい! 

お肌がすべすべになる 「 美人の湯 」なんですって~  

露天風呂からも 雄大な桜島が目の前に見えます 

お風呂の一角にあるレストルームには リクライニングチェアがあって 

テレビを観たり 本を読んだり また温泉に入ったり・・・ ゆっくり まったり過ごせます 

旅に出ると つい欲張って動き回ってしまうのですが 

こんな風に過ごす時間に 新たな価値観を教えてもらったような気がしました 

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鹿児島は雪国だった!

2016-01-26 21:59:32 | 旅行


1/24(日) 西日本は寒波襲来! 

暴風雪という天気予報の鹿児島へ これから旅行する予定  

羽田発 鹿児島行きの便は 果たして出るのでしょうか? 

結局 状況次第で 宮崎に向かうか 羽田に戻ることもあるという条件付きで飛ぶことになりました 

でも 途中は そんな不安は少しも感じられません 

ほら こんなに美しい姿の富士山を見られるなんて 

ほぼ真上から見た富士山は 火口の中までくっきりとみえ 白い円錐形のオモチャのようです  

日向灘までは 青い空に 青い海・・ のどかです 

でも 着陸態勢に入り 高度が下がると 雪雲に突入 

滑走路が見えてくると 一面 雪国状態! 

降りるかね・・・  

やっぱ 降りる?  


この日 鹿児島空港を離発着したのは この時間帯の 羽田 中部 大阪からの3便だけ 

夫に言わせると 宝くじに当たるくらい ラッキーなことなのだそうです  

私としては 宝くじに当たった方が ずっといいです~  

九州の高速道路はすでにストップ! 鹿児島市内の交通も 刻々とマヒし始めました 

ショッピングモールで買い物していると まもなく閉店という館内放送が流れるし 

デパートも2時には閉店するという 

つまり 店屋さんは みな閉じてしまうのよね!? 

これは 早いとこ ホテルに行った方がよさそう! 

でも ホテルは市街地を見下ろす山の中腹にあるため こんな風↓ なんです 


とうとう 鹿児島市内の市電やバス ホテルのシャトルバスも止まりました 

動いているタクシーも 僅かでしょう 

シンシンと降り積もる雪に埋もれ 街は静かな眠りにつきました 

山の上のホテルは まるで 下界から途絶したようです 


どうなるの?

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北八ヶ岳 坪庭(長野県)は もう冬支度

2015-10-01 22:16:47 | 旅行


北八ヶ岳ロープウェイに乗り 一挙に標高2,200mに上がりました

素晴らしい眺めです 

乗鞍岳 中央アルプスの山々 (1枚目の写真右から) 

中央アルプスの左に続く 南アルプスの山々 (2枚目の写真) 

雄大な裾野(手前)から立ち上がり そびえる 八ヶ岳連峰 


 



この辺りは 八ヶ岳が最後に噴火してできた溶岩台地で 

「 坪庭 」と呼ばれます 

溶岩の岩石がごろごろする隙間からは 高山植物が逞しく芽吹き 

花を咲かせ 実を結び・・  

春に行ったら 美しいでしょうね  


でも 季節は もう冬の初め 

花は 枯れかかっています 

ドライフラワーになりかかっている ヤマハハコの花 (上の写真) 

アキノキリンソウも 最後の力を振り絞って 咲いています (下の写真)

*** 9/30撮影 ***

 

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白駒の池の紅葉 (長野県)

2015-09-30 21:34:38 | 旅行


北八ヶ岳 麦草峠の近く 2100mを越える地点に 

「 白駒の池 」はあります 

ツガ トウヒ シラビソなどの原生林を抜けていく道は 

地上が緑の苔に覆われ 神秘的  

ちょうど 紅葉が見頃でした 

(9/29)

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濃密な藤の香 - 宇治・平等院  -

2015-05-04 22:18:47 | 旅行

 
伏見から 宇治川を少し遡れば 宇治   

世界遺産の「 平等院 」や 源氏物語のなかの「 宇治十帖 」の舞台として有名です 

まさに 風光明媚! 

中世の貴族階級に愛された地であるのも頷けます  

およそ1000年前 藤原頼通が 父である道長の別荘を受け継ぎ 仏寺に改め「 平等院 」としました 

現在の鳳凰堂の内部をみて 当時の華やかさを想像するのは かなり難しいのですが 

博物館があり そこでは 復元された壁画や 当時の彩色を施された仏像を観ることが出来ます 

当時が みるみる蘇ってきますよ!  

 




藤棚の藤の花が満開でした 

 

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伏見を歩く

2015-05-03 22:56:45 | 旅行


*** まだ 京都の旅つづきます *** 


京都市の南 「 伏見 」は 陸上水上交通の要所だったのですね 

桂川 鴨川 宇治川が ここに集まり やがて淀川となります 

太閤 豊臣秀吉は 晩年 この地に「伏見城」を築きました 

その為に大規模な土木工事を行い 宇治川の流れを変え 

伏見城大阪城を水運で結びました 

城下町の 大名屋敷があった場所は 今でも町名として残っています 


そうそう 伏見は名水でも有名なところ 

昔から 酒造で栄えた町です 

上の写真は 月桂冠の酒造博物館  
 


淀川を上り下りした「十石舟」に乗りました ↑ 

 

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さすが京都! 歴史ロマンに浸る - 伏見・寺田屋 -

2015-04-29 21:23:57 | 旅行


*** 前記事に続きます ***  


出口の間まで来ると 壁に新聞の切り抜きが貼ってありました 

「 寺田屋は鳥羽・伏見の戦いで焼失 現在の寺田屋は後の時代に 寺田屋のあった西隣に建てられたものである 」 


頭が混乱しながら外に出ると そこは最初に行った隣の空き地(小さな史跡公園?)でした 

龍馬ファンでしょうか・・ 数名の方たちが当時に思いを馳せているかのように ベンチに座っています 

なるほど 

寺田屋の正しい見学の仕方は こうなのです 

まず 表玄関の引き戸をガラリと開ける 

400円の見学料を払う 

「 ここは今でも泊まれるんだ・・ 龍馬の泊まった船宿に泊まるなんてすごい~! 」  

などと 感動する 

ひとつひとつの展示物をじっくり見る 

柱の刀傷 ( これは薩摩藩の粛清の騒動の時?なんて思う ) 

柱の弾痕 ( もしかしたら 龍馬の打った銃の弾痕かも!? ) 

お龍さんが捕り方に気づいたという風呂 ( ここね!) 

階段駆け上がる ( 想像・・)  

出口で新聞の切り抜きを見る 

外に出て 隣のこの場所に本当の寺田屋があったのだと知る 


ここからが観光の神髄 歴史ロマンといえるのではないでしょうか 

ベンチに座り 嘗ての寺田屋と そこで生きた人々を想像の中で楽しむのです  

今 見てきた古い家屋と カビの生えたような遺物ではなく 

活き活きと蘇る 当時の様子を・・・ 

今ある寺田屋の存在は 想像力の入口まで導いてくれる 意味あるものかもしれません 

ここまで深い京都観光 頭が下がります!   


龍馬通りという路地があって 

そこで 食べた茶団子(上の写真) 

隣の美山のソフトクリームも美味しかった! 

こんな旅が面白いのよね~

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トリックハウス? - 京都 -

2015-04-28 22:03:48 | 旅行


慶応2年(1866年)幕末の志士 坂本龍馬が 伏見奉行の捕り方に襲われた船宿 

「 寺田屋 」です 

向かって右側の隣の空き地に 史跡といったような幾つかの石碑があります 

まず 木の立札をザッと読んで「 なるほど ここが寺田屋跡ね!」 

「 寺田屋は鳥羽・伏見の戦いで焼失した 」 「 フムフム・・・ 」 

なんて 納得しながら 

この寺田屋の建物に 入って行きました 

この矛盾 

入場料 400円/人 なり  

ひとつひとつの部屋に 幕末 維新の名だたる人たちの写真や書が ズラリ~ 

龍馬の描いたという絵と書も床の間に飾ってある 

その辺りで 何か違和感・・ 

「 龍馬がこんな立派な字を書くはずがない! 」 

夫と顔を見合わせる 「 自由人だからね  字は体を表す 」  

刀傷や銃痕のある柱 

ここで「 鳥羽・伏見の戦いで焼失 」の一文を思い出す 

「 それなのに なんで柱に傷があるの? 」 

お竜さんが入ったという風呂場 

入浴中 捕り方の気配に気づき 龍馬に知らせるために駆け上がったという階段がある 

「 嘘くさい!」 

玄関近くの壁に新聞の切り抜きが貼られていた  

「 寺田屋は 鳥羽・伏見の戦いで焼失し 現在の寺田屋は当時のものではないと実証されました 」 

ポカ~ン   

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松尾大社(まつのおたいしゃ) - 京都 -

2015-04-26 20:27:18 | 旅行


京都 嵐山 四条通の西端にある「 松尾大社」です 

5世紀頃 渡来した秦一族がこの辺りに住みつき 米づくりなど様々な技術をもたらし    

もともと松尾山に祀られていた神を 一族の神として祀りました 

701年(大宝元年)には 文武天皇が社殿を造営  

日本最古の神社です  

現在の社殿は 室町時代のもの 

醸造の神として 全国の酒造家から信仰を集めています 

 


境内は ちょうど ヤマブキの花が盛りを迎えていました  

古色蒼然とした社殿を 黄金色の山吹色が華やかに彩ります 

境内には 「お酒の資料館」がありました 

偶々 立ち寄ったのですが 大変な歴史がある神社と知り 

また 帰ってから調べたら 見過ごしたものが沢山ありました  

また 京都に行ったら 行ってみたいですね 

普通の観光ルートから外れています 

 


昨日(4/25) 京都から横浜に戻りました 

京都の写真 まだ ぽつぽつ載せると思います 

スマホのカメラ 慣れていないので 大した写真は撮れないのですが 

使わなければ いつまでも 上手くなりませんものね  


どうか おつきあい下さいませ 

 

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