私が週一回行く お年寄りの施設にいる方は
高齢で いろいろな障害があり 自分の思い通りの生活ができない方ばかり
それでも みんな とても優しい
心が すぅーっと 通じ合う
みな 身体の調子が悪かったり 孤独だったりするのにね
此処に行く時は なるべく 明るい服を着るようにしています
花を いっぱい抱えてね
花を活けながら 触ったり 香りをかいでもらう
今日の花は フェンネルと 百日草 紫陽花など
フェンネルは 独特の香りがあるので 嫌ではないかと心配・・・
でも みんな 「いい香り~」と 言ってくれたので ホッ
「 ちょっと ちょっと・・ 」と 手招きされて 近づくと
「 あなたのスカート 素敵ね よく 似合ってるわ 」
お洒落し甲斐があります
代々続く 呉服屋さんのお嬢さんだったという方(100歳くらい)からは 大島紬の話を聞いたりして・・
与えられた寿命は ひと其々
長生きすれば 辛く 受け入れ難いことも あるでしょう
それでも こうして 淡々と齢を重ねていく人は
自然石が 水の流れに洗われ 色や模様が浮かび上がるように 美しい
長生きすることは 良いことだ
と この頃 強く思うのです