MONAのフォト・ギャラリー

写楽・・話楽・・・な日々

暖カフェ 福寿草

2015-02-25 21:23:26 | 


ううっ・・ さぶ 」  

昨日は すっかり春になったかと思ったのに 

今日は 一歩 冬に後退 

そんな早春の林の中を ハナアブ「ブン太」は 羽をふるわせて飛んでいた 


すると 枯葉のつもった地面の上に 

まるで お日さまの光がこぼれ落ちたように輝いているものに 目に留まった 

「 なんだろう? 」  

近づくと 「 暖カフェ 福寿草 」という ウェルカムボードが・・・ 

『 暖カフェ 』 か・・ いいなぁ~ 」 

ブン太は 入って ひと休みすることにした 


カフェの中は ぽっかぽか! まるで 南の島のよう   

「 いらっしゃいませ 」 

福寿草マスターが メニューを持ってきた  

といっても それには「 自家製 最高級の花粉 」と書かれてあるだけ  

「 蜜はないの? 」 

「 はい 蜜はございません でも 花粉は食べ放題でございます 」  

どうやら 蜜をつくるのは手がかかるので 出すものは花粉だけにしているらしい 

「 ここ あったかだね!」

「 当カフェは 究極のソーラーシステム なんです 」  

カフェの黄色が 光を効率よく集めるし 

開店時間も 閉店時間も お日さまの動きに合わせていると マスターは鼻高々! 

おまけに お日さまが顔を出さない日は 休むそうで・・・ 

こんな営業 あり?  


それに このカフェ 葉を落とした林の中で 春先に 店開きをし 

「 お日さま燦々を売りものに お客をいっぱい呼び込み 

先ずは 来年度開店準備のための 種をつくる  

( 長期経営計画が しっかりしているでしょ? )

そして 林の木の葉が茂るまでに 葉を出して 光合成で 養分をいっぱい根に蓄える 

そして 夏の前には 稼ぎは充分できて 

あとは すっかり店を閉め 翌春先まで 眠ってくらす 

という 賢い生き方をしてます 


そうそう 種には 「 エライオソーム」という物質が付いていて 

それに 引き寄せられたが 種を運びます 


なんて なんて 賢い福寿草でしょう  

コメント (9)
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