部屋の電気を消すと
窓から 月の光が差し込んだ
半月よりも ややふっくらした姿の お月さまだ
ベランダに出て眺めていた夫が
「 空気が気持ちいいよ! ちょっと出てごらん 」と 言う
「 寒そう~ 」
恐る恐る 外に出ると・・ 風もなく 冷たいけれど澄みきった空気
空を見上げると 輝く月と きらめく星
「 冬の星座 」という歌を 想い出した
W.S.Hays 作詞 作曲
堀内敬三 訳詞
木枯らしとだえて さゆる空より
地上に降りしく 奇(くす)しき光よ
ものみないこえる しじまの中に
きらめき揺れつつ 星座はめぐる
ほのぼの明かりて 流るる銀河
オリオン舞い立ち スバルはさざめく
無窮(むきゅう)をゆびさす 北斗の針と
きらめき揺れつつ 星座はめぐる