数日前の朝のこと マメ子(孫)を幼稚園に送るため そろそろ家を出なければならない
「 支度できた? 」と 私は声をかけた
マメ子は 顔にクリームをベタベタに塗っている最中だ
「 クリーム塗り過ぎよ 」
ティッシュで クリームを拭き取ろうとすると
「 マメ子は 眉を白くしたいの 」と言う
なるほど だから 眉にクリームが厚く塗ってあるのか・・・
「 マメ子の眉 キライなの 他の子みたいな 普通の眉にしたいの 」
あら まっ・・
「 マメちゃんみたいな『くっきり眉』滅多にないわよ! みんな羨ましがるわよ~ 」
「 イヤなの! イヤなの! 」と マメ子は泣きべそをかく
・・・・・
「 マメちゃん 誰もが同じ眉だったら マメちゃんだって分からなくなるじゃない 」
「 マメちゃんは 今のままのマメちゃんでいいのよ 他人と同じでないからいいんじゃない 」
そんなゴタゴタの最中 マメ子は クリームを拭き取ったティッシュを洗面台の排水管に流してしまったらしい
幼稚園にマメ子を送り届け 帰って来てから 排水管の詰まりに えらく苦労した
ああ そうなのか・・
前の晩 マメ母から 発表会の時の写真を見せてもらった時
マメ子が真剣に写真を見つめていたのを 思い出した
その時 自分と友達を比較していたのだと気づいた
子どもと接していると 当たり前と思っていることが 土台から揺らいでくるような事が時々ある
大変ではあるけれど その刺激は自分にとっても悪くないかも・・
とにかく 親でなくて 良かった!