前にも書きましたが 自分の「くっきり眉」を気にするマメ子(孫)
マメ母(娘)は LINEで
「 前髪を 切った方がいいかしら? 」と 私に訊いてきます
「 私は マメちゃんの眉が大好きよ! 前髪で隠したら がっかりだわ 」
「 どうも 友達にからかわれたらしいのよね・・ 」
「 そのうちに忘れてしまうわよ 」と 流していました
私がマメ子家に泊まった朝のこと
マメ父母は出勤し マメ子と私で朝ごはんを食べていました
「 マメちゃん 昔々 サムソンという力持ちの男の人がいたの 」
「 ふ~~ん」
「 サムソンは 生まれた時に 神さまからその力を授かったの
その力はサムソンの髪に宿っているから切ってはいけない
そして この秘密を誰かに話してはいけないと 神さまはサムソンに言うの
ところが サムソンの力に勝てない敵たちは デリラという女の人を使って 何とかサムソンの力の秘密を訊き出そうとしたの
デリラは サムソンに こう言ったの
『 私はあなたが大好きなのに あなたは秘密を打ち明けないのね それならば 私は死にます 』
サムソンは とうとう 自分の秘密をデリラに打ち明けてしまう
すると デリラは眠っているサムソンの髪を切り 力が無くなったサムソンは敵の兵隊に捕まってしまうの
牢屋に入れられ 鎖に繋がれ 働かされ続けたサムソンは
ある日 サムソンの神さまではない 敵の神さまをまつる神殿に引き出され
その前にひざまずくように 命じられます
サムソンは 神さまに祈ります
『 私は あなたとの約束を破り秘密を話してしまいました
どうか許してください
そして どうか私にもう一度だけ力を与えてください! 』
神さまは 願いを聞き届け サムソンに力を与えます
サムソンは その力で 神殿の柱をへし折り 神殿も中にいた敵も滅ぼしてしまいました
こんな お話・・・ 」
「 柱って? 」
「 家を支えるもの! 日本の家は木の柱だけど この神殿は石で造られた柱だから とても頑丈にできている筈よ 」
「 そのお話の絵本をみたい! 」
「 絵本はないけれど・・ これは『聖書(旧約)』という本に書かれている 大昔のお話なの 」
興味津々の マメ子です
「 サムソンの力は 神さまが下さった髪に宿っていたのよね!?
マメちゃんの力は もしかしたら 眉に宿っているかもしれないわよ
だから 神さまが下さったものは 大事にしないとね 」
こらぁ 壮大な話になってきたぞ・・