マメ子家の朝は 早い
マメ父は マメ子と自分のお弁当作り
時折 マメ父はジョギングも・・・
マメ母は まだ眠っているマメ子をソファに連れてきて 熱を測ったり 幼稚園の支度をする
そして 自分たちが出かける支度を始める頃 ソファの上のマメ子が モゾモゾと動き出す
テーブルについて みんなで朝の食事
マメ父母は 時間がないので あっという間に片付くが
マメ子は 手も口も ノロノロと一向に進まない
「 行って来ます! 」
マメ父が出かけ マメ母も玄関へ
「 マメちゃん 行ってくるわね! 」
すると 突然 マメ子が ダッシュ!
出掛けようとするマメ母に抱きつき
「 ヤダ~ ママと一緒に 幼稚園に行く! 」
マメ母も 困り果てながらも マメ子をギュッと抱きしめ
母子 今生の別れの名場面となる
「 さぁ 早く行きなさい! 」
声は優しいが 私の目は厳しくマメ母を促す
まったく 甘い・・
子泣き爺のマメ子に取り憑かれたら 仕事なんかできないのだ
マメ母が出た後 ワァワァ泣くマメ子を もう一度食卓に着かせ 朝ご飯を食べさせる
あれは食べない これなら食べるというマメ子に一つ一つ付き合い 野菜を食べさせ こぼしたミルクを拭き・・・
「 さあ 時計の長い針があそこに行くまでに 顔を洗って歯を磨いて 服を着るのよ! 時間になったら まだ服を着てなくても 裸のまま出かけます 」
マメ子のペースに嵌らず 私の指示を伝えるだけ 余計なことは言わない
きちんと出来たことは評価する
マメ子を幼稚園に送り届け やっと朝が終わる