ちょっと一休み、道草人生

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これってステキ♪♪

Kのハノイ便り…19、旧正月とボーナス

2010年01月17日 | Kのハノイ便り

仕事で知り合ったベトナム人の経営者と面白い話をしたよ、って……
                Kが話してくれたのを、まとめました。

旧正月(テト)
中国では旧正月のことを「春節」とよぶが、ベトナム語では「テト」とよばれている。
    「テト」は漢字の「節」がベトナム語風に発音されたもの。

今年は、2月14日が旧正月(テト)です。
ベトナムもアジアの国々と同じように旧正月を祝う……それも、かなり派手に…
日本の40年位前を思い出して下さい……
肩に手に、大きな荷物を持った家族連れの帰省客が、故郷に向けて
上野駅や東京駅から旅立って行きました。
“盆暮れ”と言う言葉があるように、日本の場合は年2回の故郷に向けての里帰り

ベトナムは年1回の、このテトがそれにあたります。


民族の大移動に伴い、当然のように飛行機のチケットは取れなくなります。
ハノイは最低でも3日間(今年は2月14日から16日まで)
一般的には2月13日から21日ごろまで10日前後が休みになります。

かって、日本でも正月前になると物価が上がりました。
ベトナム、ハノイでもテトの2週間前から、毎日物価が上がるそうです。

皆がお土産を買う為に、一気に需要が増すからで、
      それはこの国の給与制度と関係があるそうです。

毎月の給与の他に、テトの前には1ヶ月分(平均的に)のボーナスが出ます。
このボーナスが、テトの帰省資金……交通費とお土産代になります。

だから、ボーナスが出始めると街の物価が上がる……当然の理屈かな。

それで、この人は社員からの強い希望もあり、
物価が値上がりする前に……
つまり、1月中にボーナスを出す事にしたそうです。

バカバカしく見える、この帰省も
考えると、家族の結びつき・行事・行動に対する一体感と
同じ方向に向いて走っている、右肩上がりの方向性を感じます。

世間にはお金のない人もいるわけで、お土産が無いと故郷に帰り難い……
その結果として
「盗んでも」と、なるのを防ぐ意味でも、テトの前のボーナスは欠かせない、との事でした。

この話には続きがあって、
効率のためには、各プロジェクトごとに報奨金を出しているそうです。

このハノイの賞与の事情は、こちらにも載っています。

K曰く、テトが近くなったら、この続きを書くよ、って!!
コメント (2)
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