ちょっと一休み、道草人生

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Kのハノイ便り…21、日本料理、パート2

2010年01月21日 | Kのハノイ便り

日本料理、ベトナム編
今は世界中で日本食ブームだと言われているけど、ベトナムも例外ではなく、日本食ブームだ。
日本料理屋も多くの日本人を配し、日本人を相手に商売をしている。
でも、現地のスタッフを何人か雇わなければいけない“決り”があるらしく、
必要以上にベトナム人のスタッフが働いている。

ベトナムの料理と、外国料理をひとあたり食べ終わると、無性に日本食が食べたくなってくる。

そして、その日本料理も2-3日の滞在で食べる日本食と、
1ヶ月にもわたって食べ続けると、その味についても、微妙に変わってくる。


「蓮」……ここは、どのブログでも一番美味しい店となっているが、
   最初に食べたのと何度目かに食べたのでは感動が変わる。
   300円の素材を3,000円で売ることのノウハウは、流石「なだ万」であり、
   デパ地下の常連の味である。
   当然、味付けについても日本人のチェックが入っている訳なので、
   それなりの味になっている。

「魚屋」……ベトナム人をスタッフにしている料理屋に魚屋(ととやと読ませる)がある。
    ここは、ほとんどをベトナムの材料で調理している、
    魚屋で何度か食べる内に、
    ここの調理人の舌の良さと、日本人の教育の良さがわかってくる。


「蓮」は味付けに慣れがあり、味に飾りがある……、
   一回目に食べた時に美味しいと感じる味。
片や「魚屋」は、日本人に教えられた通り忠実に作る、
   味付けに慣れる事もなければ、味を飾ることも無い、
   何度か食べる内に不思議な感動になる。


以前、知合いの社長と話していた時、
芸術家は100枚でも1,000枚でも書いた絵の一枚が芸術作品なら芸術家だ。
しかし、職人は1,000個作っても、10,000個作って、
勿論失敗はあるが、99%は完成品でなければ商売にならない。
だから、私は職人が好きだ、と言っていた事を思い出す。

正しく、魚屋はその職人なのである、
そして家庭の主婦もまた職人でなけれは、
何十年もの間、口うるさい家族を満足させることはできないのです。
文句ばかりで、感謝の言葉を言わない家族……、
まさに母であり、主婦であり、妻であるスーパー職人なのです。

まだ、暫くのベトナム暮し、味についてどう変わるか楽しみである。
                   (Kの料理について より)

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