昨日の新聞で、懐かしい人の記事を読んだ。
ザ・タイガースの「ピー」……記事はとっても、興味深かった。
ひと
人見 豊さん
北京で音楽活動を再開したザ・タイガースの元メンバー
ザ・タイガースを去ってから、
芸能界、音楽、そしてかっての仲間を否定し続けた30余年だった。
瞳 みのる。「ピー」の愛称でドラムを担当。
ボーカルのジュリーこと沢田研二さんに次ぐ人気者だった。
ヒット曲を連発したが、もうけに走る事務所のアイドル路線に嫌気が差した。
1971年1月、日本では初の単独武道館公演で4年間の活動を終え、故郷の京都に戻った。
定時制高校で学び直し、慶応大で中国文学を専攻。
大学院修了後、高校教論として中国語を教え、参考書を出版する第一人者に。
学問の道を突き進んだのは、「元アイドル」のレッテルを取り去りたかったからだ。
再編成の誘いは何度も受けたが、かたくなに拒んだ。
ある日、テレビで沢田さんが歌う新曲に胸を打たれた。
<30年以上隙間は重いけど今はもう笑いたい>。
自分にあてたメッセージだとすぐ気づいた。
2008年暮れ、解散後初めて一同が再開。
すぐに打ち解け、感涙にむせぶメンバーもいた。
「こいつらが一生の親友だとわかった」
昨春退職して北京に移り住み、作曲を始めた。
手始めに130の中国の歌謡曲を邦訳。
漢詩をちりばめた歌詞の奥の深さを知った。
「日本の歌には思想がない。世界に通用する本物の曲をつくりたい」。
再結成するときの最初の歌を日中両語でつくり、
先日、沢田さんの声が入ったデモテープができた。
曲名は「老虎再来(タイガースが帰ってきた)」。
文・峯村健司
朝日新聞 2月8日朝刊「ひと」欄より抜粋
老虎再来(タイガースが帰ってきた)を、是非聞いてみたい ♪♪
ザ・タイガースの「ピー」……記事はとっても、興味深かった。
ひと
人見 豊さん
北京で音楽活動を再開したザ・タイガースの元メンバー
ザ・タイガースを去ってから、
芸能界、音楽、そしてかっての仲間を否定し続けた30余年だった。
瞳 みのる。「ピー」の愛称でドラムを担当。
ボーカルのジュリーこと沢田研二さんに次ぐ人気者だった。
ヒット曲を連発したが、もうけに走る事務所のアイドル路線に嫌気が差した。
1971年1月、日本では初の単独武道館公演で4年間の活動を終え、故郷の京都に戻った。
定時制高校で学び直し、慶応大で中国文学を専攻。
大学院修了後、高校教論として中国語を教え、参考書を出版する第一人者に。
学問の道を突き進んだのは、「元アイドル」のレッテルを取り去りたかったからだ。
再編成の誘いは何度も受けたが、かたくなに拒んだ。
ある日、テレビで沢田さんが歌う新曲に胸を打たれた。
<30年以上隙間は重いけど今はもう笑いたい>。
自分にあてたメッセージだとすぐ気づいた。
2008年暮れ、解散後初めて一同が再開。
すぐに打ち解け、感涙にむせぶメンバーもいた。
「こいつらが一生の親友だとわかった」
昨春退職して北京に移り住み、作曲を始めた。
手始めに130の中国の歌謡曲を邦訳。
漢詩をちりばめた歌詞の奥の深さを知った。
「日本の歌には思想がない。世界に通用する本物の曲をつくりたい」。
再結成するときの最初の歌を日中両語でつくり、
先日、沢田さんの声が入ったデモテープができた。
曲名は「老虎再来(タイガースが帰ってきた)」。
文・峯村健司
朝日新聞 2月8日朝刊「ひと」欄より抜粋
老虎再来(タイガースが帰ってきた)を、是非聞いてみたい ♪♪