一昨日(18日<日>)は、久々のクラシックコンサートの日だった。
Kさんが前々からチケットをとってくださっていた、中村紘子さんのデビュー55周年記念のピアノ・リサイタルだ。
会場のシンフォニーホールにも、ずいぶん長く行っていない気がする。
木立の向こうのシンフォニーの建物が、何だか新鮮に感じられた。
お客さんが、三々五々、シンフォニーの入り口に吸い込まれていく。
久しぶりなので、シンフォニーの中でもシャッターを押した。(ロビーでの撮影は許されている!)
中村紘子さんのピアノはこれまでにも聴いたことがあるけれど、今回の演奏で私は、彼女のピアノの素晴らしさを改めて感じた。
目にもとまらぬ速さで鍵盤の上を走る、彼女の指! その指が紡ぎ出す…美しいトレモロ♪
そしてキッパリとした力強い音!
Kさんによると、彼女は、私たちとほぼ同世代とのこと。
決して大きくはない彼女の体(指も短い方だと、前に彼女自身嘆いておられたのを聞いたことがある。)から、どうしてあんなに力強くて美しい音が出
るのだろう?
しかも第2部のショパンとリストは、結構長くて複雑な曲があったにもかかわらず、間を置かずぶっ続けで見事な演奏を披露された。
そのタフさに、私は度胆を抜かれた。
さらにアンコールでは、3曲も続けて演奏してくださった。
帰りのロビーは、私と同じように感動に酔っている聴衆で、ごった返していた。
私たちは、コンサートの余韻に浸りつつホールを後にし、夕食をとるべく梅田に向かった。
下の写真は、シンフォニーの傍の木に付けられたささやかなイルミネーションと、梅田三番街のお正月飾り。