スイスの画家・ホドラーのことは、先日の「日曜美術館」で初めて知り、興味を持った。
彼の身体表現と自然に対する真摯な追求に、強い共感を覚えた。
私が買った絵葉書から、特に好きだった彼の絵を3点、次に載せます。
左と右下は≪ミューレンから見たユングフラウ山≫(1911年) 右上は≪オイリュトミー≫(1895年)
私にしてはかなりユックリホドラーの絵を鑑賞したあと、展覧会場を出た。
会場を出たときすでに陽はだいぶ傾いているらしく、光の弱まった太陽が窓から射し込んで、廊下に影を作っていた。
私は、美術館の南側のすぐ傍に広がる海を見てから帰ろうと、建物から外に出てみた。
この美術館は安藤忠雄氏の設計で、いろいろ面白い仕掛け?がある。
建物の外側を囲む塀には、四角い窓(穴?)が開けられていた。
塀の外に出ると、いかにも都会の内海らしく、対岸の建物がゴチャゴチャして、お世辞にも美しい風景とは言えなかったが、ありのままを撮っておくこ
とにした。
私が海に出てみたのは、海に沈む夕陽が見られることを期待してだったが、あいにく太陽は、海にではなく、建物の上に沈む位置にあった。
次からは、夕陽に向かって撮った写真と、夕陽を背にして撮った写真を、何枚か載せます。
美術館の建物周辺には、彫刻作品やオブジェが置かれ、海に降りる階段は、モノトーンの面白い模様や文字で敷き詰められていた。
しばらく外の風景などを楽しんだあと、私はいよいよ帰途につくべく、阪神・岩屋駅へと向かった。
この頃夕陽はもう、建物の上に落ちる寸前だった。
今日は、半日以上を掛けて、西宮からHAT神戸の美術館まで、一人でよく歩いた。
でもあまり疲れは感じず、とても楽しく充実した一日だった。