のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

“阪急西宮”~“HAT神戸”の≪兵庫県立美術館≫へ。【後半】

2015-01-25 20:12:06 | 日記

 スイスの画家・ホドラーのことは、先日の「日曜美術館」で初めて知り、興味を持った。

 彼の身体表現と自然に対する真摯な追求に、強い共感を覚えた。

 私が買った絵葉書から、特に好きだった彼の絵を3点、次に載せます。

          

   左と右下は≪ミューレンから見たユングフラウ山≫(1911年)       右上は≪オイリュトミー≫(1895年)

 

 


 

 私にしてはかなりユックリホドラーの絵を鑑賞したあと、展覧会場を出た。

 会場を出たときすでに陽はだいぶ傾いているらしく、光の弱まった太陽が窓から射し込んで、廊下に影を作っていた。

                      

 

 

 私は、美術館の南側のすぐ傍に広がる海を見てから帰ろうと、建物から外に出てみた。

 この美術館は安藤忠雄氏の設計で、いろいろ面白い仕掛け?がある。

 建物の外側を囲む塀には、四角い窓(穴?)が開けられていた。

                    

 

 

 塀の外に出ると、いかにも都会の内海らしく、対岸の建物がゴチャゴチャして、お世辞にも美しい風景とは言えなかったが、ありのままを撮っておくこ

とにした。

                  

 

 

 私が海に出てみたのは、海に沈む夕陽が見られることを期待してだったが、あいにく太陽は、海にではなく、建物の上に沈む位置にあった。

 

 次からは、夕陽に向かって撮った写真と、夕陽を背にして撮った写真を、何枚か載せます。

          

 

         

 

    

                    

 

 

 美術館の建物周辺には、彫刻作品やオブジェが置かれ、海に降りる階段は、モノトーンの面白い模様や文字で敷き詰められていた。

         

 

           

 

 

 しばらく外の風景などを楽しんだあと、私はいよいよ帰途につくべく、阪神・岩屋駅へと向かった。

 この頃夕陽はもう、建物の上に落ちる寸前だった。

      

 

 

 今日は、半日以上を掛けて、西宮からHAT神戸の美術館まで、一人でよく歩いた。

 でもあまり疲れは感じず、とても楽しく充実した一日だった。

 

 

 

 

 


“阪急西宮”~“HAT神戸”の≪兵庫県立美術館≫へ。【前半】

2015-01-25 19:08:27 | 日記

 昨日は快晴、気温もまあまあの暖かさだった。

 こんな日は、どこか自然豊かなところに出掛けたくなる。

 でもこの時季、まだ花はあまり咲いていない。

 それに昨日はとりあえず、西宮のお医者さんに薬を取りに行かなければならなかった。

 そこで私は、西宮から比較的近い兵庫県立美術館で、昨日から開催されている≪ホドラー展≫に行くことにした。

 

 まずは、阪急電車で西宮へ。

 私の行くお医者さんは、駅から4、5分のところにある。

 お医者さんに行き、処方箋をもらい、その処方箋を持って、お医者さんのすぐ近くにある薬局に行った。

 薬局で、薬剤師さんのお一人が、坐って待っている私のところに薬の確認に来られたとき、思い掛けないことを言われた。

 「ご本人さんですか?」 私が、もちろんそうだと答えると、「お若いですねえ!娘さんかと思いました。」 だって!

 「ム、ムスメさん!?いくらなんでもそんなことないやろ!」と思いつつ、「若い」と言われてやっぱり悪い気はしない。

 (最近こんなこと滅多に言われないし、自分自身、自身の顔や姿を見て、ホントに歳喰ったなあ!と思う毎日なのデス。)

 私は気分を良くして、阪急西宮駅に向かった。

 駅付近の建物などの上には、白い雲を浮かべた気持ちのいい青空が広がっていた。

 ありきたりの風景と言えばそうだけど、気分を良くした私の目にはそれがとりわけ清々しく映って、シャッターを押した。(笑)

        

 

 

 阪急西宮と兵庫県立美術館は、距離的には割と近いけれど、残念ながら最寄りの駅の電車が違う。

 梅田と神戸三宮の間には、一番北(山側)を阪急電車、真ん中をJR、一番海側(南)を阪神電車が、走っている。

 兵庫県立美術館の最寄りの駅は、阪神電車の岩屋駅。

 途中で乗り換える駅もないので、私は阪急電車で王子公園駅まで行き、そこから南に向かって美術館まで歩く事にした。

 

 


 

 

 

 兵庫県立美術館へは、阪急・王子公園駅から南にまっすぐ下って行く。

 途中、JR灘駅と阪神・岩屋駅を通り越して、さらに南へ向かった海のすぐ傍に、美術館は建てられている。

 途中、足の疲れと空腹を感じてきた私は、岩屋駅をちょっと通り越したところにある『BBプラザ』というビルで昼食をとることにした。

                     

 

 

 そのビルにはちょっとしたミュージアムもあって、昨日は、震災から20年を節目とする『震災 記憶 美術』という美術展が開かれていた。

        

 

 私は食事のあと、この展覧会を観せていただいたが、とても心に沁みる作品が多かった。

 

 

 食事は、ビル3階にあるイタリアレストランでとった。

 イタリアレストランの横には、同じ系列の、とってもゴージャスなフランスレストランもあったが、この間も散財したばかりだし、イタリアンで我慢した。

 イタリアンで我慢したと言ったが、このレストランもなかなかステキだった。

 お店の内部も洒落ていて、料理も美味しかった。

          

 

            

 

 (今回は、料理の写真は載せないでおこうと思っていたが、綺麗な盛り付けの料理を見ると、つい写真を撮ってしまう。)

 

 

 お店の中庭には、ロダンの「考える人」や、ロダンの弟子・ブールデルの「ベートーヴェン」の彫像も置かれていて、いい雰囲気だった。

      

 

 


 

 

 

 昼食と展覧会鑑賞で思ったより時間をとった私は、少々慌て気味に、美術館へと急いだ。

 美術館へ向かう路上に、突然、赤と緑のハデなオブジェが現われて、私は度胆を抜かれた。

              

 

 私はしばらくこの美術館に来ていない。

 確か、前に来たときには、こんなオブジェは無かったように思う。

 後で美術館の人に聞いてみたら、1年くらい前に、美術館を含むこの辺り(HAT神戸)の雰囲気を盛り上げるために、創られたのだそうだ。

 ド派手で、意味もよく分からないけれど、私はこの手のオブジェは嫌いではない。

 オブジェを通り越してから振り向くと、六甲山をバックにしたその姿も、結構さまになっているように思われた。

                         

 

 

 美術館に近づく。

 (これもオブジェの)カエルを頭に載せた、特徴ある美術館の建物が、目の前に現れた。

                      

       

 

 

 私は、北口の方から美術館に入った。

 美術館の入り口付近で無邪気に走り回る子どもがあまりに可愛かったので、パパに了解をとって写真を撮らせていただいた。(ピンボケだけど)

       

 

 そのあと、3階のホドラー展へと向かった。