私の故郷は、島根県・益田市。
私はその故郷で高校卒業までを過ごし、その後大阪に出て来た。
今では、大阪での生活が、故郷で過ごした年数の3倍ちかくになってしまった。 (齢がバレちゃうナ…(^_^;))
島根県は一つの県ではあるけれど、東部の「出雲地方」と西部の「石見地方」では、いろいろな意味で全く異なっている。
東部の出雲地方は、出雲平野が広がり、出雲大社や松江城、宍道湖などもあって、文化的にも経済的にも割と豊かな土地だ。
それに対して西部の石見地方は、「石」を「見る」と書いて「石見(いわみ)」と言うとおり、山から海までの距離が短く、ほとんど平野ら
しい平野が無い。
それは豊かな耕作地が無いことを意味し、石見は全体的に貧しい土地だ。
私の生まれ育った益田市は、その石見に属する。
なので、私も貧しさのなかで育った。
(私の反骨精神は、そんな生活の中で培われたのかも知れない。)
話がずいぶん横道にそれてしまったが、今でも故郷・益田では、2人の姉がそれぞれの家族と一緒に暮らしている。
その姉たちから、6月から7月にかけて、故郷の名産品が送られてくる。
その一つが、<アムスメロン>。 (これは6月に、それぞれの姉から1箱ずつ送られてきた。)
このアムスメロンが、私の<ふるさと自慢>の一つ目。
メロンには何万円もする高級なものもあるが、我がアムスメロンはそれ程高くもないのに、味はピカ一なのだ!(と、私は思ってい
る。)
私の<ふるさと自慢>の二つ目は、故郷を流れる清流・高津川で獲れる、<鮎>だ。
高津川は、「清流日本一」に何度もなったことのある、清らかな川だ。
そこで獲れる<鮎>の美味しさは、当然ながら格別なものがある。
川魚がお嫌いな方は首をかしげられるかもしれないし、私も他の川魚は余り好きではないけれど、高津川の鮎は本当に美味しい。
首を長くして待っていた私のもとに、今日その鮎が送られてきた。
箱を開けると、氷で冷やされた、14匹の鮎が入っていた。
私は早速2匹を塩焼きにして食べ、あとは2匹ずつに分けて冷凍した。
(写真の撮り方が悪く、一見イワシのように見えますが‥)
「香魚」と呼ばれるにふさわしく、鮎は独特の香りと味で、今日も私を幸せにしてくれた。
二人の姉上、故郷の素敵な味を今年もありがとうございました♪