先週、私の口の中で、また2本の歯が瓦解した。
私は急遽歯医者さんに電話して、7月7日の午後4時半の予約を取った。
7月7日と言えば、七夕。 「その日に歯医者さんかあ!」
「ちょっとムードの無い七夕やなあ!」という思いがチラッと頭の中をよぎったが、まあ、七夕を云々する歳でもあるまい。
7日、私は予約の時間に歯医者さんを訪ね、歯の状態を診てもらって、今後の治療方針をお聞きした。
今回も、結構長期の治療になるようだ。
歯医者さんを後にしたとき、私はちょっと自問した。
「七夕の夜に、そのまま家に帰るなんて、ちょっと味気なくない!?」
その時、以前大阪市の公報新聞で見た、<大川>で行われるという「七夕行事」のことが、頭に浮かんできた。
確か、北浜から天満にかけての大川の岸部で、その行事が行われるんじゃなかったかな?
歯医者さんのある淀屋橋から北浜や天満へは、ぶらぶら歩いて行くことのできる距離だ。
まだ夕暮れにはたっぷり時間がある。 私はとりあえず北浜目指して歩くことにした。
いつものように、手前の堂島川に架かっている水晶橋を渡る。
水晶橋から西の方を見ると、背中に夕陽を背負って、堂島川も建物もうす暗く見える。
東の川の中のコンクリートの上には、いつものようにカモがいた。 (この日は1羽だけ‥)
水晶橋を渡って「中央公会堂」の方に向かう。
花を前景にした公会堂の写真・2枚。
京阪電車・なにわ橋の近くにやって来た。
なにわ橋の駅舎のガラスに映った建物と空。
駅舎の傍を歩く、浴衣姿のカップル。(きっと彼らも七夕行事に行くのでは?)
赤いセンニチコウを前景にした土佐堀川河畔のビル群と、中之島バラ園から望む高層マンション。
土佐堀川の岸辺の道を歩いていると、川の波が夕陽に照らされて3列の模様を作っていた。
散歩に来ていた、2匹のワンちゃん。
北浜辺りで土佐堀川を渡って、今度は川の右側を天満に向かって歩いて行った。
しばらく歩くと、「堂島川」と「土佐堀川」の合流点が現れた。
私は今回、初めてこの合流点を目にし、2つの川が合流して<大川>になることを、これも初めて知った。
左の狭くしか見えないのが「堂島川」、右が「土佐堀川」。合流して<大川>になる。
その後しばらく歩いて、天満に到着した。
まだまだ日は高く、七夕の行事が行われるには間があったので、私は京阪モールの9階に上がってしばらく休むことにした。
京阪モール9階の大川に面した窓辺には、すでに見物の人が集まっておられた。
私も窓から下を眺めると、真下の大川では、七夕行事見物用の席(有料)や遊覧船が準備を整えており、大川に架かる天満
橋の上には、やはり見物客が次第に集まって来られていた。