4月1日は、血圧のお医者さんの日だった。
診察を終えて帰る途中、目が覚めるような赤い桃の花が、見事に咲いていた。
この花を見た途端、私はすぐに家に帰るのは止めて、中津公園に足を伸ばすことにした。
公園ではいろんな春の花がきっと咲いているだろう。
下は、公園に行く途中の、強い陽射しが建物の壁に作った、面白い幾何学模様。
公園に着いてまず目に入ったのは、公園の北側(淀川に面する側)に植えてある桜だった。
ここの桜は少し花の量が少なく淋しげだったが、これが、私が中津で見る初めての桜だ。
公園の中央にある花壇の方に進んで行くと、ここではいろんな春の花が咲いていた。
花はまだだけれど、花壇の牡丹がもう蕾を付けていた。次々と移りゆく花の季節が、嬉しいような少し淋しいような…。
公園にはいろんな所に桜が植えられている。
花だけでなく、ドウダンツツジは可愛い新芽を出し、アジサイは緑の葉っぱを勢いよく伸ばして、春の訪れを喜んでいるようだった。
ここでもう帰ろうとしたとき、公園の隅っこにピンクの枝垂れ桜があることを思い出した。
枝垂れ桜は早咲きでだいぶ花数は減ってはいたが、名残りの花を付けた枝が、折から吹いてきた強い風に揺すられていた。