毎週火曜日の夜、BS3で放送されている≪イッピン≫は、私のお気に入りの番組の一つだ。
その番組で昨日、<富山のガラス工芸>が紹介された。
私がうっかりして知らなかっただけだろうけど、富山は、ガラス工芸がとても盛んな所なのだそうだ。
富山市にある「富山市ガラス美術館」には、世界の名立たるガラス工芸作家の作品が集められているとのこと。
また富山市には、<富山ガラス造形研究所>があり、全国から100人くらいのガラス作家が集まって、新しいガラス工芸
作品の創造に余念がないそうだ。
そして、まだ自分の工房を持てていない若い作家のために、<富山ガラス工房>も造られている。
番組では、そんな新進のガラス作家の中から、3人の方を取り上げていた。
私はその3人の方(期せずして3人とも女性だったが)の作品を観て、その斬新さと、人の心をフッと優しく包むような温かさ
に、強く心惹かれた。
そこで、お三人の作品をブログにアップさせていただいて、長く心に留めておくことにした。
まずお一人目は…三重県から来られているという≪金津沙矢香≫さん。
彼女の作品は、『スノードーム』と呼ばれるモノで、とてもメルヘンチックというか、郷愁をかきたてられる素敵な作品だ。
できれば私も手元に一つ置いておきたい!って思わせる作品の数々だった。
(ネットで検索してみると、当然ながらお値段が高くて、ちょっと私には無理なようだったけれど。)
スノードームに至る前の作品…これもステキ!
次の作家は、幼いころ、父上の仕事の都合で来日され、その後富山でガラス作家の道に進まれた≪キム・ドンヒ≫さん。
上のように言われる彼女の作品は、とても斬新で軽快で可愛く、彼女の言葉どおり、カラフルで温かみのあるものだ。
上から見ると、底の模様もいいなあ!
料理も映える素敵な器
彼女がこんな器を作りたいと思われたのには、彼女のために彼女のお母さんが作ってくださった「ひざ掛け」が影響してい
るのだそうだ。
お母さんが一針一針編んでくださった、ひざ掛けのカラフルな模様は、彼女に、鮮やかで温かいガラス作品を生み出さ
せてくれた。
彼女はさまざまな色の板や丸い球を組み合わせて一枚の板を作り、そこから上のような作品を作りだされる。
この器も、1個でいいから欲しいなあと思って、ネットで調べてみたけど、うまく行き当たらなかった。
お母さんが彼女のために編んでくださったひざ掛け
3人目の方は、富山を代表する新たな作品を創り出そうという市(県)の計画に参加して、その作品が認められた≪北村
三彩≫さん。
彼女のワイングラスは、富山の花・チューリップをイメージした、上品で素晴らしい作品。
このワイングラスは、見ただけで手が届きそうにないことが明らかだったので、検索はしなかった…。
自分の作品について語られる北村さん