(ずい分前のことでごめんなさい。)
5月末日、紫陽花がもうだいぶ咲いているだろうと、中津公園に向かった。
公園までの道で、大好きなヤマボウシの花が、わずかだけれど咲いていた。
家の前の夾竹桃が、ピンクの花を咲かせ始めていた。(夾竹桃の花が咲けば、夏はすぐそこだという感じがする。)
公園に着いた。
すぐ紫陽花の所に行こうとしたが、地面の上を、何か動いている。
鳥だ!
ここらで鳥と言うと、鳩か雀くらいなのだが、どうも様子が違う。
よく見ていると、どう見ても、これはカルガモだ!
初め私は、公園で鳩や雀以外の鳥と出会えた嬉しさに、カルガモを追いかけてカメラを向けた。
私はカルガモの写真を撮ると、満足して紫陽花のもとに向かった。
紫陽花は大分花を開いていて、折から降り始めた小雨に、静かに濡れていた。
公園の他の花たちも、雨を受けながら静かに咲いていた。
私が上の写真を撮って帰るときには、もう2羽のカルガモの姿は無かった。
花の写真を撮っているときはそちらに夢中?になってカルガモのことを忘れていたが(ごめんなさい!)、その後から今
に至るまで、カルガモのことが気になって仕方がない。
そもそも川も何もない公園に、どうしてカルガモがやって来たのだろう?
公園の割と近くに淀川があることはあるけれど、今は堤防工事でとても淀川からカルガモがやって来られる状態ではな
いと思う。
そしてあのカルガモ君たち、一体どこへ行こうとしていたんだろう?
水辺が全く無い公園辺りで、果たして生きることができているのか、心配で仕方がない。
けれど、それを知る手がかりも全く無く、どうしようもない状態だ。
今は奇跡的にでも、あのカルガモ君たちが生きていることを願うしかない。(涙)