のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

冬ごもり生活

2023-01-15 14:23:49 | 日記

左手の甲にできた水疱は帯状疱疹ではないことが分かって、その後は元気な暮らしに戻った!と言いたいところだが、

生憎そうはいかなくて、新年早々、部屋の中でのグウタラ生活が続いた。

なんでこんなに元気が出ないんだろう?意欲が湧かないのだろう?

自問してもいい答えが出るわけではなく、自己嫌悪にさいなまれるばかり。

テレビで、夏バテと同じように「冬バテ」というのもある、という情報を得て、私のこの状態は、もしかして冬バテ?なんて

思ったりしながら、テレビだけは熱心に見るという情けない生活が続いた。

 

毎週欠かさず見ている「日曜美術館」。

8日(日)は<ハッピーニューアーツ>と題して、今開催されている展覧会の紹介などをしていた。

    

 

 

 

 

その中で意外な驚きを感じたのが、≪エゴン・シーレ展≫のコーナーに、俳優の瀬戸康史さんが出ておられて、彼が

エゴン・シーレのファンだということだった。

    

 

 

瀬戸康史さんというと、今やテレビなどで大活躍されている俳優さんで、上の写真からも感じられるように、真面目で温厚、

屈託のない方と言うのが、私の印象だった。

 

かたや、エゴン・シーレの絵は、瀬戸さんの印象とは真逆の、ちょっと鬱屈した感じのする絵だ。(私はその鬱屈した感じの

彼の絵が好きなのだけれど…。)

    

 

 

なので、初めはどうしても、瀬戸さんとエゴン・シーレが結びつかなかった。

しかし瀬戸さんは、間違いなくエゴン・シーレの絵の本質をしっかり捉えられた上で、彼の絵がお好きなようなのだ。

   

 

 

                          

 

 

 

そして驚いたことには、瀬戸さん自身(パソコンを使って?)絵を描かれているようで、その絵は、瀬戸さんの外見的な

印象とピッタリ一致するような、何とも可愛い絵なのだ。(だから二人の絵を並べても、共通項は見当たらないのだけれ

ど…)

           

 

 

              

 

 

 

それはともかく、現代青年の瀬戸さんが、エゴンシーレの絵に共感される心を持っておられることは、何だか嬉しいこと

だった。

 

(ここからは、エゴン・シーレについて、ちょっとだけ書きます。)

     

 

 

エゴン・シーレはオーストリアの画家で、かの有名なクリムトと同時代に活躍した。

彼の絵を見ていると、確かにクリムトとの共通性も感じられるけれど、私はどちらかと言うと、シーレの絵の方が好きだ。

そして彼は、上の写真からも見て取れるように、とても理知的で鋭い感性を持たれているように思う。

しかし彼は残念なことに、28歳の若さで、当時スペイン風邪と呼ばれた新型コロナ感染症で夭折された。

 

僅かだけれど、彼の絵を下に載せます。

 

                   ~上にも載せた「ほおずきの実のある自画像」のアップ~

   

 

 

                               

 

 

 

                                ~他2点~

    

 

 

 

                           

 

 

 (私はシーレの造形もだが、色使いがとても好き!)

 

 

 


 

 

 

「日曜美術館」では、「マティス展」の紹介もあった。

エゴン・シーレとは全く違うけれど、マティスも私は大好き!

彼の溢れるような色彩(彼は「色彩の魔術師」と呼ばれる)と、自由で伸びやかな造形を見ていると、何だかワクワクして

くる。

夭折したエゴン・シーレとは反対に、マティスは85歳の生涯を、最後まで画家として全うした。

絵筆が持てなくなった晩年には、切り絵で人体などを表現し、その自由だけれど対象の本質を捉えた造形は、老いを

全く感じさせない。

          

 

 

 

   

              マティスの点描画は初めて見たような気がする

 

 

       

 

 

 

   

 

 

 

       

 

 

 

 

 



 

 

 

この日、なかなか花を開いてくれなかったベニフジがやっと、一輪だけ花を開いてくれた。

  

 

 

                             

                                             次々と大きな花を開くパンジー