畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

CHANGE

2008-06-09 22:16:11 | 政治・経済
≪フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」第5話ネタバレ注意≫

 フジテレビ月9ドラマ「CHANGE」。やはりおもしろい。今週は総理の休日がテーマだった。休日に出かけようとしても、色々なところが関わりでかけられない。朝倉啓太(木村拓哉)総理は「ビバリーヒルズドーナツ」を食べに行きたいと言うが、警備上の理由で秘書官に断られる。人に買ってきてもらうのではなく、行列に並んでアツアツを食べたいと言う。朝に一人でコッソリでようとするが、SPと番記者に囲まれてしまう。なんとかお許しをもらい、警備を万全にしていざドーナツ!でかけようとした矢先に、「日米構造協議」で来日中の米国全権大使に「さらなる食料輸入の増加を!」と休日の朝倉総理公邸(私邸?)にアポなしでやって来る。あわてる総理、SP、秘書官。しかし一番慌てていたのは黒幕の神林(寺尾聰)官房長官であった。今までは総理を抜きにして行った協議で「NO」と言ったのを、総理が圧力に屈して「YES」と言ってしまわないか心配だった。
 総理私邸では、総理補佐官の娘と恋人の来訪でごちゃごちゃする。長い時間待たせた上で、米国全権大使と朝倉総理との直接対談が始まる。
大使「食料輸入増額にYESを!」
総理「それはできません」
唖然とする周り。実は政治・経済・外交に全然疎いと思われていた総理は、「日米構造協議」の資料を細かく見ていたのだ。そして、その協議に異存がなかったからこそ、異論をはさまなかったと言うのだ。
本日の朝倉総理の名言(米国全権大使に言った台詞)
総理「お互い言いたいことは全部言った上で…」
秘書官「わかりあえる?…ですか。」
総理「いや…人間の考えは違うんだということが理解できるんです」
大使「…。(感動)」
この言葉に感銘を打たれた大使は、交渉を終了させる。総理私邸を後にするときに、秘書官にこう言う。
大使「私たちの情報は間違っていた。あなた方は最高のボスの下で働いているんだね。」
これで総理秘書官のひとりも朝倉総理に心を動かされた瞬間だった。

 本当の政治はもっとドロドロしているからこうはうまくいかないかもしれない。だけど、政治ドラマだからこそ人間らしいやり取りが楽しい。

 そして総理が「ビバリーヒルズドーナッツ」を買いに行こうとすると、総理官邸から連絡が。
秘書官「駿河湾沖で竜巻が発生。住宅の倒壊に加え、1万世帯が停電しています。」
総理「すぐに現場に向かいます。」
総理決断はえ~。

 次回予告、与党幹部からの「総理は与党を裏切るつもりですか?」の質問や、神林官房長官の「朝倉内閣には総辞職していただく」との台詞から、6回目にしてもう大波乱の予感。ますます「CHANGE」が楽しみ。
 現実の政治はどうだろうか。福田内閣はますます迷走し、支持率は低迷。一方解散総選挙は来年までなしで、国民不在の政治がいつまで続くのか…。