畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

大阪・京都オフ~其の2~

2012-03-21 04:44:00 | 歴史
 大阪・京都オフ会其の2。前回は大阪城へ行きました。さて、大阪城天守閣から徒歩15分くらいのところにある「大阪歴史博物館」へ行きます。


 大阪歴史博物館の前であとからオフ会に参加の足利義輝様と合流。公方様はこの博物館には結構訪れているとのこと。古代の歴史にもかなりお詳しいようでした。


 この手前の近代的な建物が「大阪歴史博物館」です。一昔前までは大阪城内にあった洋館でした。

 こちらの方が趣があってよかったかも…。



 大阪歴史博物館の隣の建物(といってもつながっているけど)がNHKで、館内では朝ドラ「カーネーション」のPRのため、セットの実物大模型が展示されていました。



 この「大阪歴史博物館」の敷地は難波宮のあった場所だったところでもあり、難波宮に関する展示が数多くあります。

 「大阪歴史博物館」が高層化したことにより、すぐ近くにある「難波宮公園」の全体がよく見えます。これは10階からの眺めです。この回の展示はほとんど難波宮に関するものでした。

 しかも、展示の一部で実物大大極殿を復元してあり壮大なスケール。そういえばこの大極殿どこかで見たような気がする…そうだ平城宮の大極殿。これとほぼ一緒です。というのも、この時代の建物は発掘調査から得られる情報しかなく、だいたい復元するとしたら同じような形になってしまうようです。

 難波宮の出土物が展示されています。かなり出土物があるようで、さすが天皇関係の史跡という感じです。

 難波宮公園の発掘調査がよくわかる資料もあり、かなり展示が充実しています。

 難波宮全体模型です。これも平城宮に近いものですが、八角堂など平城宮に見られないものもあります。


 さて、次のフロアに移ります。「大阪歴史博物館」からは大阪城も見えます。

 建物が高いので大阪城全体が見渡せるいい景色です。ガラスごしなので写真映りがイマイチなのがたまにきず…。次のフロアは「大坂本願寺時代」と「天下の台所の時代」というテーマです。

 これは中世堺の復元模型。これは発掘調査で得られた情報を元に再現しているので、限りなく本物に近い。これだけ発掘調査しているんなら実物大復元してほしいな。


 これは大阪城内にある、石山本願寺の堂の模型。かなり巨大。資金力があったんだろうな…さて次の展示物は…と思ったらもうすぐ近世に…。


 では、大阪歴史博物館からほど近い「難波宮公園」に行きましょう。

 平城宮と同じように、柱跡の場所がわかるように平面展示されています。でもこれ、歴史好きじゃない人にとっては単なるオブジェにしか思われないだろうな…。

 八角堂もこのようにオブジェで表されていますが…あまりにも雰囲気が違い過ぎて、たんなる公園の施設にしか思えない…。

 八角堂の先に大極殿の基壇が復元されています。これも平城宮でみたものと同じようなものですね。な・なんと、大極殿の基壇の上でサッカーをする少年が…天皇の儀式する施設の上でサッカーとはなんと失礼な…武藤様がすかさず「あれは蹴鞠の練習ですよ」とフォロー(笑)


 大極殿の礎石は、八角堂近くの回廊と比べると直径がかなり大きい。やはりそれだけの建物の規模があったということがわかる。



 大極殿を後ろからみたものです。大極殿が後ろに後殿とつながっているのがわかります。

さらにこの後ろに内裏があったようですが、現在は大きな道路になっており見る影もありません。

 難波宮は平城宮に次いで発掘調査や展示などが盛んな場所でした。平安京は開発されていてほとんど展示されていませんし、藤原京は最近でこそ発掘調査がされてきましたが、まだまだ展示が充実しているとは言えません。今後の一層の整備が望まれます。


 さて、大阪オフ番外編。私の個人的に萌え萌えスポットです。「大阪歴史博物館」近くの「谷町4丁目」から地下鉄で一駅、森ノ宮駅に到着。そこで大阪環状線に乗り換えです。そこで出会った車両が、な・なんと…

 私の思い出車両の201系です!1981年(昭和56年)から量産が開始されたが、製造コストの高さがあだとなり、一部の路線でしか導入されなかった。それでも201系は国鉄・JRの主力である首都圏の中央線(快速)に投入され、長い間路線の人々に親しまれてきた。しかし、その201系も時代の波に押されて2011年6月にJR東日本からは完全引退となり、E233系に置き換えられてしまった。その懐かしの車両がJR西日本ではまだつかわれている。内装こそ変わっていたが、懐かしの音。響き・・・うっとりとしてしまう。大阪城レポートよりも何か気合が入っている(笑)

 側面も懐かしのおもかげだけど、窓は最新式のものにリニューアルされていた。製作された当時のものでは窓ガラスがガタガタと揺れるのでそれがネックとなっていたのでJR西日本は改装したのだろう。窓もガタガタ言うことなくしっかりとしていた。

 ちなみに、翌日も京都に行くために電車に乗っていくのだが、やはり201系に会いたくてわざわざ近い地下鉄「大阪ビジネスパーク」を避けてやはり大阪環状線へ。快速大和路だと201系ではないので、一本乗り過ごそうかと思っていたのだが、来た車両はな・なんと…

 103系高運転台車両!201系の前時代の車両。まさかここで乗れるとは!103系は1963年に製造開始された101系の後継車両で、中央線や山手線など数多くの路線に投入された。私が乗ったのは、中央線からのおさがりとして来た青梅線転用で乗ったことがある。

 この車両は1984年に製造を中止しているが、やはりJR西日本は窓や内装をリニューアルしていた。103系は最新のJR東日本中央線に投入されたE233系に比べると使用電力が3倍であり、JR西日本がいかに車両を大切に使うかわかる。貴重な体験で、このオフ会で一人で盛り上がってしまった(笑)それにしても長続連様が201系の車両を知っていたので、隠れ電車好きなのか発覚したのが嬉しかった(笑)


 この日は友達の結婚式のお祝いに大阪まで来たので、武藤様、足利様、長様と別れて私はいったんホテルへ。友達と合流してパーティーの会場へ。場所は京橋にあるオシャレなカフェレストラン。私は幹事さんと準備をするのでちょっと早めに会場へ。

 参加者は多くなくアットホームでイベントなどもたくさんやって楽しんだ。お料理も押ししかったなあ。

 パーティーが終わると、新郎新婦と一緒のホテルに宿泊する私は「このあとちょっと一緒に飲もう!」と誘われお部屋で晩酌することに。コンビニで酒と肴を購入。こんな珍しいものが。

「淡路島コーヒー」。こちらでは当たり前のようだが、関東では見かけないのですぐ購入(笑)それとこんなものも…

「ハイシライス」こりゃうまそうだなって思ったら、大阪の友達曰く「ハヤシライス」はこっちでこういうんやでってこと。パーティー会場でたくさん食べすぎたので購入は断念。



 宿泊するホテルニューオータニはかなり大きなホテル。ロビーも大きいし、従業員さんのサービスもいい。

 ホテルの部屋から窓の外を眺めるとライトアップされた大阪城、かなりキレイだなあ。

ライトアップされた部屋で1時間ほど談笑。お酒も肴もたっぷり食べて、午前1時ごろ自分の部屋に戻る。

 部屋に入って風呂に入ってらもう午前2時ごろ・・・もう部屋の中がぐちゃぐちゃ…(笑)部屋を整理する時間もない(苦笑)ちょっとこらえきれずに本を読むがすぐ眠たさに負けてちゃう…。

大坂・京都オフ~其の3~へ続く。