昨日は伊豆での稽古のあと、韮山で行われた「ホタルまつり」に行きました。
じつは ぬえ、去年も、また一昨年もこの場所にホタルを見に行ったのですが、いやはや本当に乱舞と言ってもよいほどたくさんのホタルが飛んでいます。これがまた、すべて野生のホタルだというのですから驚きます。
場所は韮山の観光名所である「反射炉」というもののすぐそばを流れる小川…古川です。5月中旬あたりから自然にホタルの光が楽しめ、今頃がちょうど盛りになりましょうか。そして6月中旬頃にホタルは光るのを止めるのです。
ぬえも最初に見に行ったときには、それほど期待もなく、何気なく足を向けたのですが…驚きました。それ以後は毎年、当地で教えている子どもたちを誘って見に行くのが恒例になりました。去年ご一緒にホタルを見に行った子どもたちのご両親は「へええ~~っ、私、もう20年もここに住んでいますけど、こんなにホタルがいるとは知りませんでした」とおっしゃっておられましたね~
今年は、いまバスケットボールに情熱を燃やしている小4の アヤちゃんと、土曜日だっていうのに学校の宿題でお寺にインタビューに行った(なぜ?)あと、お父さんのバーベキュー同窓会につきあわされて ちょっと退屈した 同じく小4のひとちゃんとホタルを見に行くことになりました~。
ところがこの日は偶然ながら「ホタルまつり」というのが開かれていまして、ホタルが見れる期間の中でもイベントが開催される特別の日だったのでした。ハンドベルや子どもたちの合唱や、寸劇を交えながらの楽しいひとときでした。あ~市長さんもお出ましですね~。
さらにこの日は子どもたちを待っているあいだに、もう何年も前から稽古に参加してくれている、中学生の子とも会場でバッタリ出会ったので、一緒にいた友だちともどもアイスクリームをおごってあげました~。…てか、イベントで教え子の子どもたちと遭遇しすぎだと思ふ。こりゃやっぱり、こちらは能という古典芸能ではあるけれども、そのイベントに出場したいと願うような子は、そもそもイベントが好きなのかなあ。
それはともかく、もう中学生になった君は、そろそろ友だちとじゃなくて、彼氏と一緒に来るべきなんじゃないの~?? …と言ってみたら、最近失恋したんですって。あらら… まあ、キミを見る目のないような男なんて放っておきなさ~い。
さてアヤちゃんが到着したところで イベント会場から移動してみんなでホタルを見に行きました。うわ、今年も本当にたくさんのホタルが飛んでます! 見物の人もそれほど多いわけではなく、余裕を持って見られるのがよろしいね~。
で、みなさん なんとかホタルを写真に残そうとするのですが…まずホタルの光量では撮影はできないでしょう。ぬえのグループもデジカメやら携帯やら、みんなでトライしましたが、みなさん画面が真っ黒…(^◇^;) ほかの見学者の中にはフラッシュ焚いて写真撮ってみた人がいましたが…これはルール違反ですじゃ。ま、フラッシュ焚くなんてホタルの撮影の場合は勘違いも甚だしいのではありますが…
で、ぬえも がんばってホタルの写真を撮ってみました。
あ~あ、やっぱり真っ黒。
残念です。あの美しさを伝えられないなんて…
…ん?…あれは??
…ん? まてよ? …よ~くこの画像を見ると…何かが写っている。緑色の光がふたつ…右の下の方に…
ここです。
よし!引き伸ばしてみよう! …そうすれば 目の当たりに美しいホタルの光が燦然と輝いて。まさに生命を燃焼しているその輝きは、きっと ぬえの心を打つに違いない。そのとき ぬえは涙を流し、ホタル…否、いまや ぬえと心の通い合った「友」にこう叫ぶだろう。「キミの命の燃焼は、ぬえが確かに見届けたよ!」 …暗い夜道の小川のほとりで、しかも民家もあるそのそばで 大きな声を出すのは住民に迷惑だからやめてください。
よ~し! 思い切って拡大だ!!
ひえ~~っ これじゃ ひとだま です~ 。。゛(ノ><)ノ ヒィ