Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

バイリンガル教育に活躍!おとえほん♪

2014-02-20 | 日本語教育・バイリンガル

息子の風邪も治ったし、お天気もいいし、散歩にも出掛けようかと子供達に言うと、
息子:「散歩だけなら嫌だ!プレイグラウンドで遊べないなら家にいる。」って…。

天気は良くても、雪が溶けてる最中だからドロドロだもんねぇ。残念。

さて、日常の限られた時間の中で、もっともっと効率的に日本語をシャワーのように浴びれるような環境が作れないものかなぁと悩むこと数ヶ月。

願いが叶い、素晴らしいアイテムに出会いました!

それは「おとえほん」という読み聞かせのCD。

読み聞かせのCDなんて、自分が子供のときに使ったこともなかったし、読み聞かせにCDよ?「横着モンか?!」と自分にツッコミ入れたくなるアイテムでしょ?だから自分の子育てに使うなんて考えてみたこともなかったけれど、日本人同士で結婚されて外国で子育てされているご家庭では、英語のCDを利用しているご家庭が多いようです。不得意な英語で子供に絵本を読んで、変な発音が身に付いかないように…という配慮のもとのようです。国際結婚派は、夫婦の日常会話が英語ということや、相方が生粋のEnglish speakerというのがあるので、あんまり思い付かないアイテムなのかもしれないですね。

バイリンガル教育のう~んと先輩(20年くらい先輩)のママ達の助言から自分なりに考え、カスタマーレビューもチェックしてみて、なんだか大いに利用できそうな気がしたので、
これらの3枚の日本語CDを纏めて購入してみました。


南果歩さんが語る日本昔話、11話


鶴田真由さんの語る世界昔話、11話


こちらも鶴田真由さんが語る、宮沢賢治のお話

バックグラウンドの音楽も良くて、思わず私のほうが聞き入ってしまいます。なんだろう?落ち着いた優しい語りで、聞いててとても落ち着く。

息子が寝るときにCDを流そうと思ってたんだけど、娘のほうが気に入ってしまって、テレビを消してブロックで遊びながらもずっと聞いていたようで、「あかずきん」のときには急に、「さあ~、そろそろおおかみ来るぞ~~。」と言っているし、「ジャックとまめのき」のところでは、「今ね、スルスルまめの木 降りてきてるところなのよ。」とわざわざ教えに来るし。

横で様子を見ていた旦那が、「赤ちゃんくらいのときから使っていれば良かったね。」と言うほどです。

既に知っているお話も多いのだけど、それはそれでまたいいみたい。疲れて読んであげる気力のない時だけでなく、「今日は英語の本読んでやったけど、もう日本語を読む時間(または気力)がない…。」というとき(よくある)は、CDに任せちゃおうという魂胆。

いいアイテムが見つかったぁ~!ととても嬉しい私です。もっと早く出会っていれば良かったんだけど、そんなこと今言ったって仕方がない。

英語の読み聞かせCDのほうは、アメリカに住んでいると、定番の童話だけじゃなく、それこそここで紹介した本も含め、「お勧め本」の殆ど全てのCDが容易く入手できます。100話~300話あっという間!ただ、もともとは視覚障害のある子供のために、その後幼児の読む練習のために作られたという背景があるようで、「ピーッ!!」というページを捲る合図音が大きいものが結構あって、ウトウトしながら聞いてても目が覚めそうですが…(汗)。

息子は寝る前にベッドの中でCD聞くのが気に入ったようで、「今日はこれとこれとこれのお話が聞きたい。」とリクエスト付き。英語の読み聞かせCDも子供達の発音や読み方に良い影響があるといいんですけど、続けていってみます。

ではでは、これから夕飯作って、食べさせて、空手行って来ま~す。

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レゴブロッククラスの日記

2014-02-19 | 日本語教育・バイリンガル


日本語先生との交換日記化している、息子の日記。
先生のコメント付きで戻ってきました。
モーターを付けた昆虫なんて、
初心者クラスから、そんな本格的なものを作るだなんて知らなかったわ…。

チェーンを取り付けたり、滑車を付けたり、
なかなか難しいんだって…。

でも好きらしいから、頑張れ頑張れ!

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楽しかった後の日本語日記

2014-01-21 | 日本語教育・バイリンガル




週1で書かせるようにしている日本語日記。
やっぱりプレイデイトのことを書きました。

ここまで書けるようになると、
日本語書きもちょっと楽しくなります。
ここまで来たんだなぁと、まだ信じられない気持ちと、
嬉しい気持ちとです。


でも英語のWritingよりも、日本語のWritingのほうを好んでするのがちょっと悩み…。

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我が家のバイリンガル教育

2014-01-08 | 日本語教育・バイリンガル

ガッツリと息子のバイリンガル教育を意識し進めて1年2ヶ月経ちました。

この1年2ヶ月の間で「ひらがな」から始まって即「カタカナ」「漢字」の混合になり、小学3年の半分までの漢字がもう少しで終わるかな?というペースです。文章読解も3年生のものをしています。正直、NYの文章読解の問題がなかなか高度なのに対して、日本の国語の問題が分かりやすいので、日本語の文章が大体読めればすぐ答えられます。

日本でいえば今年長なので(この4月から1年生予定)、このくらいのペースで進めば、小学校高学年くらいで大きな遅れを取ることなく進めるかな?と期待しています。

語弊があっては困るので書きますが、NY小学1年の文章読解は、自分の言葉で主人公の心情変化を説明したり、本文内容を纏めたり、本を読んで自分が学んだことを述べたりと、自分の頭の中で文章を組み立てていくのが文章読解です。それに対して日本の小学3年生の国語は「だれが○○しましたか?」「どこへ行きましたか?」「みんなが喜んでいるのはなぜですか?」「驚いた様子を表している文章をみつけなさい。」「こういう行動をとったのはどうしてですか?」など、文章内から答えが探し出せるものとか、選択問題が多いので、第二ヶ国語が日本語の息子にとっては、比較的親切な問題が多いのです。

今現在は1年生2年生の漢字の読み書きの復習+3年生の漢字練習を毎日欠かさずしていて(プラス日本の算数も)、1~2年生の復習と同時進行の分、進行速度はかなり遅くなりましたが、嫌がることなく頑張っています。漢字を習うのは苦じゃないようですが、現地校の宿題量がとても増えたことと、算数のほうが好きになってしまったのとで、時間確保が大変になってきました。

ドカッと日本語が教えられるのは、まだ復習内容の少ない1~2年生の漢字を習っているときが最適です(後で気づきました…)。その後のスピードアップは、NYの現地校に通っているのであれば、先ず不可能ですね(←アドバイスとして言うなら…)。

7~8月の夏休みを使って日本に帰り、日本語にどっぷり浸かる体験をさせると、その日本語力がギリギリ4ヶ月間(12月まで)は維持されるように思います。里帰りの日本語習得の利点は、帰国後4ヶ月間ほど続くということです。なので我が家の場合、英語会話
が主流になってくるこの1月からが勝負です。現に最近は、国語の教科書を読んで質問しているのに、英語で答えが返ってきたりし始めていますからね。

漢字の書き順と部首をきちっと徹底して教えていった甲斐あって、「写真館」「図書室」なども書き順も正しくちゃんと書けるし、「待」という字は「ぎょうにんべんに寺」と言えば書くし、「読書の読」は「ごんべんに売る」と言えばさっと書く、と日本語先生にも褒めていただきました。「漢字辞典も自分で使うし、これだけ書き順が定着していれば、5~6年のもっと複雑な漢字になっても、先ず問題ないでしょう。」と先生。

部首は知ると面白いもので、親子で競争をしていました。「さんずいの漢字」「しんにょうの漢字」とテーマを決めて、どれだけ書き出せれるか。最後は漢字辞典を出してきて、「あんな字もあるね、こんな字もあるんだね。」と難しい漢字にも目を通していきます。

書き順は1~6年までの漢字を覚えさせるなんて無理だ…と思わなくとも、1~2年生を徹底させれば、それ以降は勝手に身につくので、3年生の漢字で書き順を教える必要がありません(←アドバイスとして言うなら…)。その代わり、1~2年の漢字を書く練習をしているときは、間違った書き順で書かせないために、傍でずっと見ていなくてはいけません。その点、どうしても親は時間が取られます。

目下の私の目標は、6年生までの漢字習得を頑張って終えること。6年生までがクリアできれば、なんとなく日本語の新聞や雑誌も読めるかな?と思うから…。それ以上を学びたいというのであれば、学んでくれて構いませんけど…。中学生になったときに、日本語を学ぶ時間や余裕があるかどうか疑問なので、とに角小学生のうちに…。高校で日本語が選択できるのであれば日本語を、大学で日本語のクラスを受講できるのであればしてもらって、何らかの形でまた繋げてくれるといいなと思っています。

NYはバイリンガル教育に熱心なママ達が比較的多く、すぐ易きに流され、「英語だけできれば、まあいいかぁ~。」となっちゃう私には、とても適する環境です。私の主人の時代は、アメリカ経済も上向きだったからか、今ほど「バイリンガル」「トライリンガル」熱は高くなく、プラスα的なものだったようですが、今は①「英語ができればそれでいい無関心派(諦め派も含む)」、②「気になるし、全くさせないのもどうかと思うので一応齧らせる派(読み書きはあんまり必要ないかな?派)」、③「ガッツリ高度バイリンガル育成派(読み書き会話+文化の理解)」にはっきり分類されていて、ここ数年③の「ガッツリ高度バイリンガル育成派」の割合が増してきているように思います。息子の日本語力を遥かに超える子(年下)も沢山います。

もともと私は①でしたからね。それがなんとなく②になっていたのだけど、教えれば喜んで学ぶ息子の姿に戸惑うようになり、そんなときにある方から、「中途半端に頑張らせて、子供の時間奪って、嫌々日本語の宿題させて、親の気まぐれで習わされて、授業料捨てるようなことして、最終的にモノにならない日本語を学ばせることほど子供が可哀相なことはない。もっとしっかり子供の能力と向き合いなさい。子供の将来のためを思って習わせるのであれば、
親のあなたが真剣に取り組みなさい。」と面と向かって言われたのと同時期に、某有名私立大学の説明会で、今後は「グローバルな生徒を求む」ということを力を入れて唱えていたことが重なり、理に適っているのかも?と思うようになり、私のチャレンジが始まりました。

加えて、私の住む周辺(NYの田舎)は、他の人種で他言語が母国語のママ達も一生懸命バイリンガルを目指していて、他言語であれ、「高度バイリンガル」や「高度トライリンガル」の先輩達が身近にいることもあって、息子も目指す対象がすぐ傍にあるというのも大きなベネフィットです。

でも常に、まだまだ親としての努力が足りないな…、もっと効率の良い学習方法があるだろうな…と、模索しています。

バイリンガル教育のほうも、今年も引き続き頑張ります。

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3歳の漢字勉強

2014-01-07 | 日本語教育・バイリンガル


娘、ひらがなの読みは相変わらずいい加減なんだけど、
書き順だけはバッチシ。

でも、あんまり「ひらがな」は好きじゃなさそう…。


1年生の漢字をなぞらせてみたら、
もう活き活きしちゃって。
「ああそうか!名は夕と口が合体したんかぁ。」
「ああそうか!山の真ん中がてっ辺か!」
「千と千尋のハクは、この白だったんか!」
「貝の中にはお目目が二つあるから、こんな字になったんか!」
「王と玉は似てるけど違うねぇ。似てるけどねぇ。」

などなど、
一人で大興奮して、
今までの知識がどんどん繋がっていくように楽しんでいました。

自ら一段ずつ色を変えて書いたり、関連のある漢字を探して○を付けたり、
漢字のほうが覚えやすいのかなぁ?

漢字が好きなら、漢字から教えていくっていうのもありかな?

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ハリーポッターが出てきそう!

2013-10-12 | 日本語教育・バイリンガル

 
左:螺旋階段
右:渡り廊下

夏から9月いっぱいお休みさせていただいていた日本語レッスンも10月に入り再開しました.先生がお引っ越しをされて,こんなアンティークなところへ通っています.息子「ハリーポッターが出てきそう~!」と大喜びです.

聞いたところによると築150年くらいの,イギリスの建築家によって建てられたものだとか.古くってギシギシいうし,エレベーターも木製で趣がある.「ちょっとお化け出てきそう?」なんてことも言ってるけど(苦笑),こんなところに訪れることができるのも楽しいことです.この日は小雨が降っていたので外の写真は撮りませんでしたが,街並みもイギリスみたいで素敵です.

日本語の国語と算数の勉強,順調です.これまでレッスンはなくても,母息子で勉強は進めてきたんですけど,すぐ私は苛々して怒っちゃうし,他の用事しちゃうし,息子もダラけちゃうし,口答えするしで親子仲が悪化!やっぱり先生とだと,息子は口答えも反抗もせず,面倒がりもせず,もりもり勉強に励んでくれるので,週1回の先生とのレッスンは大きい!今年1月から半年間で小学1~2年の漢字を終えたんだけど,この10月からの8ヶ月間で3~4年生の漢字と掛け算&割り算がマスターできたらいいなと密かに思っているんだけど,現地校の宿題も増えてくるし難しいかな?

息子の次の時間のレッスンの女の子は,プリK(年中)さんでもうすぐ2年生の漢字が終わっちゃうそう.凄い!!そろそろ真剣に娘の読み書きを考えていかなきゃいけないかなぁと思ってしまいます….

NYで日本語教育に力入れてるご家庭結構多いですよね.励みになります.

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海外育ちっ子の文章読解

2013-07-05 | 日本語教育・バイリンガル

面白いことが分かってしまったのよ.

その発見が,子供達と一緒に勉強するのが楽しくって嵌ってしまっている理由.

8カ月間,英語はそっちのけで日本語の勉強を中心に進めてきました.そして日本でいう幼稚園年長の年齢でありながら,小学2年生の漢字を終了させ,文章読解は小学3年生が出来るようになってた.息子は聞き慣れない言葉や文章を小さな頭でイメージできる癖が定着した様子.因みに中学生の英語教科書にざっと目を通して見たけど,日本でいう中学2年の内容は普通に読み書きできる模様.

と,こんなに先へ先へと進めているとまるで私が「教育ママ」みたいなイメージに捉われてしまうかもしれないけれど,たぶん「教育ママ」とは随分かけ離れた勉強の進め方をしていると思う.だから続けられるし,私自身楽しんでいるんだと思ってる.まあ,何が楽しいかは後で話すとして….

夏休み前,アメリカ英語にも文章読解問題集があることを知り,試しに1学年上の1年生のものをやってみると,なんと日本語で鍛えていた成果がここで出た!英語が母国語の息子は,英文だと聞き慣れない単語も殆ど無く,一文一文がスキッと明確なのか,一回サラッと読んだだけですぐ状況をイメージ.求めていないのに文章を丸暗記し,どんどん答えていく.正直簡単すぎて呆気にとられるほどだった.

「日本語頑張ったら,英語が自然とできるようになる」という不思議な現象.実は聞いたことはあったけれど,私自身そんなこと経験したことがないし,もちろん半信半疑.でもどうやら本当だったみたい!!これ,残念ながら海外育ちの子に限って使える有効な勉強方法.

いや~やっぱりね,2ヶ国語同時に学ぶ子供の脳の働き方っていうか,理解力というか,記憶力というか,なんか違ってくるわ.そりゃまあ,そうか.天才とか頭が良いとかの問題ではなくて,入ってくる情報量が倍近いわけだから,その情報を脳内で整理する作業というのが自然と身に付くんだなぁというのが,5歳後半になって見えてきた.

学校生活も含め,1日の8~9割りが英語の生活をしている4~6歳の子供に対して,彼らにとっては英語よりも難しい言語である日本語で文章の読み書きを徹底させる.このとき,アメリカ(または他の英語圏の国)の学校で進む授業内容より,少々早いペースで教えていくのが重要ポイント.じゃないと効果が出ない.日本語勉強が「予習」的存在で,現地校で学ぶのが「復習」.こうすれば日本語教育に時間がかけられるから効率も良い.

これ逆だったら効率が悪いだけじゃなく,子供に相当な負担がかかると思う.現地校の勉強を親が付いて一緒に見てやり,その後日本語で真新しいことに進むのでまた一緒に見てやり,
そうこうしているうちに現地校がまた先へ進み…で追いつかなくなるのは目に見えている.

その理屈でいくと,学校が始まるのが日本より半年早いアメリカにおいて,州によってはキンダー (年長)から義務教育で日本の小学1年生の内容を既に習い始めるところもあることを考えると,アメリカに住みながら日本の文部科学省の定めた授業ペースを行うのでは,明らかについて行けなくなる,ということになる.

それに,文部科学省の定めた小学1~6年生の授業で習うことにざっと目を通してみたけれが,正直内容が「ムチャな…」と思った.学校生活に慣れるのを重視しているのか,ゆっくり進むのは小学1年生だけで,2年生後半から3年生にかけて漢字や算数の習う量が急激に増える.だから,この地点で漢字や算数があやふやだと,途端に授業について行けなくなるわけ.だいたいそれに気付く小学3~4年生辺りから塾通いし始める子供達が増えるんじゃないかしらね?日本に住む子供達にさえムチャな内容のものを,日常生活8~9割り英語の子に押し付けるのは当然無理な話.可哀想とさえ思う.

もう一つ,アメリカの小学校は10歳まで(遅生まれの子だと9歳まで).日本より2年ほど早く中学校へ進む.NYの場合は一般的に中学受験をするし(受験勉強に時間が取られる),中学に入ったら勉強や運動に忙しくなり,学校では第二カ国語としてスペイン語やら中国語を学ばされ,高校入試のためにはボランティア活動も必要になる.ということは,プラスαとして学んでいた日本語には益々費やす時間が減ってしまうということになるはずだ!と思う.となると結局,10歳(アメリカ小学校卒業時)までに日本の6年生までの漢字を終わらせるのが理想となり,そうなると文部科学省の定めたぺースの2年先を進んでいるべきということになるんだなと,私の好きな逆算方式で考えたわけ.

アメリカで育つ子は,アメリカの学習環境に合わせて日本語を学ばせないと中途半端になる可能性が高いと思う,という自論.その環境は誰が整えてやるのか?というと,親以外いないでしょ?ってこと.

で,私自身何をそんなに楽しんでいるかというと,数ヵ月前から我が子の各教科のレベルが把握できるようになったから.「日本語の漢字はこれを先に進めるけど,2年生のこの漢字はまだあやふやだと思うからここは復習.日本語文章読解はこのレベルをし,英語でのwritingはこういう内容を書かせてみる.算数の計算問題はこのレベルで,昨日あまり楽しそうにしなかったこれは,確認のためもう一度してみる.勉強の合間に疲れた手や脳をリフレッシュするためにこんなクイズをさせてみて,今朝してきたサイエンスの質問(ほぼ毎日必ずしてくる)の答えをネットまたは本で調べておく.英語の音読はこのレベルをし,日本語音読はこのレベル.で,私が読む読み聞かせの本はこのレベル.」というのが,娘と息子両方同時に常に頭の中で整理されるようになり,日々の微妙な伸びも分かるようになった.なので子供が学校にいる間に全て準備するという毎日.

これが楽しくって,私の人生,子供達の家庭教師役に徹しようと決めた.

実のところをいうと,我が子だけじゃなく,他人の子でも会って話してみたり行動を見ていると,その子の学習タイプやレベル,大いに引き出せる点が見えるようになってきたから面白い.なので本当に,子供達の秘めている能力や可能性を軽くあしらっては勿体無いですよ!と声を大にして言いたい.

面白いことに日本に帰ってきて,子供2人の勉強を見てやって欲しいと声をかけられたり,日本語学校で何ヵ月間も日本語を学んでいるのにちっとも上達しないと嘆く外国人2人(どちらも英語を話す)から,息子と一緒でいいから日本語を習わせて欲しいと頼まれたりもして,予想外の展開に苦笑いせずにはいられなかった.

人生何がどう転がるか分からないもんだわ…(汗).

息子と娘の勉強を「教育ママ」的に,「スパルタ方式」で見てやっているのではないか?と内心心配していた実母も,「あんた,向いとるわ.家庭教師か塾の講師目指され!」と言うほど.どうも性に合っているんだと思う.自分にとっても新たな発見である.

人間というのは本当に,自分の置かれた環境の中でいつも成長させられる.無駄なんて無い.そのためにはつくづく「覚悟」が必要だと思うわけで,「よし,ここでやってやろうじゃねえか!」と腹を括ってブレないことが,より明確な成果が見える近道だと私は思う.子供の置かれた環境,私の置かれた環境を見極めながら,これからも自分達のペースを築き進めてみようと思う.

実は日本語で算数を教えていると,これまた思いも寄らぬ形で役立つことがあったのよ.教えてもないのに,時計がすらすら読めるようになってて驚いた.その点はまた後ほどね….

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日本語勉強のその後②

2013-06-19 | 日本語教育・バイリンガル

勉強の話ばかりでごめんなさいね.だんだん子供達と一緒に勉強するのが楽しくなってきちゃって,次はどんな手段で興味をそそらせようか?とそんなことで頭の中がいっぱいな母なのです….まあ楽しんでいるのは私だけで,子供達はどうだか知りませんが….


1年生の漢字を終了してからまた4ヶ月経ちました.
そして,この4ヶ月間で小学2年生の漢字を終了しました.

先生から「もう重要なポイントはしっかりお母さんに教えましたから,もうお母さんだけでも十分教えていけます.そろそろ私から卒業ですね.」といきなり卒業宣告されたのが3ヶ月前.

焦ったわねぇ~!そんなもん,この先ど~やって3年生4年生の漢字や文章読解を教えていけって言うのよぉ~!絶対無理!と思いつつも心の準備はしてました.

「とりあえず,この夏.この夏の里帰り期間中に遊び呆けてないで,今まで習ったことの総復習がきちんと出来ているか確認だけでもお願いします」と縋り付いて懇願.「復習できていない=母親が怠った」ということで,私が叱られることになるので,自分をこういう境地に追いやらないとなかなかやる気って出ませんからねぇ~.

ところが先生,最近になって息子の相当なお喋り好きということにお気づきになり,「9月からは日本語スピーチ力強化」しつつ,3~4年の漢字も一緒に進めていきましょうということになりました.

しかし,息子のお喋り好きはここ2ヶ月ほど前から問題になっとりまして,学校担任から「授業中に私語が過ぎる」と連絡が入るようになり始めたんですわ.息子に「あんた,先生が話しているときにもずっと喋ってんの?」と聞いたら,「いいや.僕ぜ~んぜん喋ってないよ」と自覚症状無し.まあね,この私が小学生のときからず~~~っと,通知表に「私語が多すぎる」と書かれ続け,始めは自分が喋っている自覚すらなかったのに,だんだん「静かにせい!静かにせい!って口があるのに,静かにせんといけん意味が分からん.」とか言ってた小学校時代….

高校生のときなんて人がいい気分で喋っている後ろから「煩いっ!!」って副担任に出席簿で頭おもいっきり叩かれたことだってあるしねぇ.ほんと,血は争えんなぁと息子を注意する気にもなれず.

まあね,日本語先生が以前「お母さんがよく喋るお宅のお子さんは,言語習得が早いんですよ!」と断定されたので,「な~んだ,私語が多い,私語が多いって注意され続けてきた人生だったけれど,こんなに素晴らしい利点もあるんじゃないの!!この年になって初めてそれを教えてくれた人と出会ったわ!」と大喜びしていたのがほんの数ヶ月前(汗).

旦那に,「息子,今日も担任に注意されたわ」と報告したら,「まあな,俺も授業中に私語が多いって,しょっちゅう学校から母親に連絡がいってたから仕方ないかもなぁ」と旦那.

お前もかっ!!という具合.

「あの(息子の)担任は物静かな,それこそ一言も喋らないような生徒が好みやからな.このNYで育つ以上,静かな大人しい子が良い子とは限らん.別に気にせんでええ.今度お前に連絡入ったら,『バイリンガルで育てるには,私語が多くて,これくらい口煩くないといけないんですってよ』って言ってやれ(この担任は現在4歳の息子さんを絶対にトライリンガルに育てると言っているが,全然成果が出ていないと愚痴っている)」と….ああ,旦那(も?)ああ言やこう言うタイプなんだわ….

まあ,「お前の躾が悪いから担任から注意されるんや!!」とでも言われると辛くなるだろうけど,こんな風に言ってくれるだけでも気がラク.でもこんな親でいいのかしら・・・とも思う.

ともあれ問題は,夏が終わったら息子は,バリッバリの岡山弁になっているに違いないから,日本語先生ビックリすると思うってこと….

「でぇれぇ あっちい(とても暑い)」
「なんしょん?はよ せぇ~や!(何をしているの?早くしなさいよ)」
「すっげぇ でっけぇ カブトムシが おったんじゃ(凄く大きなカブトムシがいました)」
「おえん(ダメだ)」
などなど.

こういう言葉,園の子供たちがバリバリに使うのよねぇ~.去年も息子にすぐうつり,こういう言葉で話すのが楽しいのか,男らしいと思うのか何なのか,やたら強調して使うんだわね…(汗).

ともあれ,「将来は言葉で戦う人になりたい!」と言ったりする息子にはぴったりのレッスンなんじゃないかと,母さん期待しております.


大好きな日本語先生とジャズ(ワンちゃん)と一緒に.

日本語と英語の文章読解について,また後で書きますね(時間ができたら…).

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日本語勉強のその後

2013-02-22 | 日本語教育・バイリンガル


去年の10月下旬から始まった息子の日本語レッスン.
ちょうど4ヶ月が経ちました.
いよいよ来週から小学2年生の漢字に進むことになると,今日先生に告げられました.
写真は,4か月分の宿題(もう1週間分は先生のところです).
現地校の宿題や課題はポイポイ捨てちゃう私だけど,
これは私と息子の頑張った証だから捨てられないな….

久しぶりに息子の日本語習得の様子….ちらっとだけ近況報告書.

日本語レッスンを始めて2ヶ月後(去年の12月),私が想像していた以上に日本語に興味を持ってくれた息子.特に「漢字」と「ことわざ」が大好きです.「四字熟語」もよく覚えてる.

小学1年生の国語の教科書に出てくるお話も3~4回一緒に読んだら丸暗記.

そんな中,2~3ヶ月のNY滞在予定だった日本語先生が無事グリーンカードを取得することになり,とりあえず今年の6月いっぱいまでならば確実に教えられますということで,引き続きご指導いただいています.

「相当伸びますよ.楽しみですね.」と仰ってくださり,続けて「グループレッスンだと簡単過ぎて日本語レッスンを軽く見ているかもしれません.彼の実力丁度に合わせたレッスンをするためには1対1のプライベートレッスンをお勧めします.漢字を書く筆圧も十分備わっていますし,どんどん先へ進みましょう.」という内容でした.

確かに,毎回おもちゃを持っていってもいいか?と聞いていたし,レッスン後の挨拶も「遊んでくれて有難うございました」と言おうとしていたから(初めの頃),言葉遊びに行く軽い感覚なのは事実かもしれない…と思ってはいました.

その後先生と何度かメールや電話でやり取りし,今年に入ってからは先生と1対1のプライベートレッスンを毎週受けています.1回2時間の濃厚レッスン.息子のやりたい事(算数だったり,ことわざの意味だったり,漢字だったり,カルタ取りだったり,折り紙だったり…)を重視してくださっています.

正直、2時間みっちり子供と向き合って漢字の書き方を一字一句確認するという行為は、親の私でもなかなかできないことですから本当に助かっています。息子は今のところ
漢字の勉強が大好きで,日本の数えでいうとまだ幼稚園の年中なのですが,小学1年を終え復習もしながら2年生へ進むことになりました.漢字の書き順も「とめ はね はらい」もきちんと覚えてくれていています.

息子は,これまでのグループのお友達と会えないのは寂しがっていますが(他のお友達もプライベートに切り替えたり,他のグループに混ざったりと編成されました),毎回先生のレッスンを楽しみにしていて,彼自身,本当によく努力していると思います.

プラス,レッスン後半の1時間は一緒に参加させてもらっている娘も,いろいろ覚えてくれているのが一石二鳥です.「晴耕?」と私が言えば,「雨読」と答えるし,「絵にかいた?」と聞けば「餅!」と答えます(苦笑).お兄ちゃんとのカルタ取りも,息子が文字札を読んで,娘がカルタ取りをするというパターンです.

先生とのプライベートレッスンで,娘は居心地が良いのか,普段家で話すようにペラペラお喋りを開始し本領発揮.先生もビックリされて,「本当によくお喋りできますね.2歳児とは思えない!6歳児が使うような単語を使いますねぇ.りーちゃんは日本語レッスンしなくても問題なさそうですね」と仰るほど.

因みにこの娘,2歳まで全く日本語を話さなかったんですけどね,2歳からアプローチをガラリと変えてみた結果,今もまだ2歳なんですけど,日本語先生にビックリされるまで日本語が上達しました.娘が国際電話で日本のおばあちゃんと話しても,うちの母は息子が話しているのだと思ってしまうほどです.まあ,それについて(私が気づいたことや,彼女にしてきたこと)は,また機会があれば書きますね.


この調子で2人とも順調に日本語を学んでいってもらえるといいんだけどな…と横でコーチングされながら思う私です.異国に住みながら,この私が,こんなにしっかりと子供達に日本語を学ばせることができるなんて,そんなつもりも無かったし,期待も想像もしていなかったことなので,本当に感謝しています.

また日本語の様子は忘れた頃になるかと思いますが,追い追いお伝えしますね.

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日本語習得の途中経過

2012-11-17 | 日本語教育・バイリンガル

週1日1時間.日本語グループレッスンが始まって1ヶ月が経とうとしています.ハリケーンで1回レッスンが飛んだので3回レッスンがありました.息子はこのレッスンが待ち遠しくてたまりません.先生のことも好きだし,同じグループの他3人の男の子(皆5歳)と一緒にお勉強したり,遊んだりするのが嬉しい様子.
 
週1日1時間だけのレッスンで,一体何がどれくらい変わるのか?と私自身も半信半疑でしたが,要は先生が母親をコーチングしてくれるんです.言語習得というのは,ピアノや水泳,空手のようなお稽古事とは全く違い,日々の生活の中で習得していくものだから,いかに母親が意識し,日常生活の中にどう盛り込んでいくか,どう我が子に合った指導をしていくかを教えてくれるのです.そしてその1週間の成果を先生が週1回チェックしアドバイスをくださるという形です.

正直なところ,今まであまり本気で「バイリンガルに育てる!」という思いがなかった私でしたが,夏の里帰りを機に,やっぱり日本の子と同じくらい日本語ができるほうがいろんな意味で「得」というか,「効率が良い」というか,そんなふうに感じていたので,いいタイミングでした.やっぱりね,「日本語が分かる」と日本のどこへ行ってもスムーズに入っていけるし,子供自身が臆病になることなく何でもチャレンジできるし,異国でも自信を持って過ごせるのは,「日本が心地いい」「日本が大好き」に繋がるな…と強く感じたんです.

レッスン前はまだ「ひらがな」の促音「っ」や拗音「ゃゅょ」が怪しかった息子が,1週間後にはもう「ひらがな」読みはばっちり!同時に日本語で200以上を超える数の数え方も詰まることなくばっちり(九九の準備も踏まえ)!「ひらがな」書きは問題なくできるようになり,次の1週間で今まで全く興味を示さなかった「カタカナ」読みを一気にクリア.全く日本語で教えたことのなかった算数も,今はペニーをおはじき代わりに,日本語で数の勉強や,10の位や100の位,足し算,引き算をやっています(これは現地校の算数の内容と重なるの丁度よかった…いい予習&復習になっています).国語はこれから「漢字」に突入です.今は「助詞」についてと,「ことわざ」や「四字熟語」もやっとります.

と,もう物凄いスピードでぐんぐん覚えていっとりまして,嬉しいけれど私もそれについて教えていかないといけないので大変です.

幸い息子の「興味のツボ」に日本語が嵌ったようでして,こうなるともうこっちのものです.彼自身の集中力や頑張りも凄いものがあります.いつまでこれが続くかはわからないので,興味のあるうちにドンドン進めていってみるつもりです.サッと,厭きられる可能性もあるので…(汗)

2歳の娘も便乗して横で「あいうえお~,かきくけこ~」と叫んでいるし,「牛乳をそそぐ」とか「ご飯を盛る」とか言うようになりましたねぇ(苦笑).

 
やっぱり,お世話になっているこの先生は素晴らしい!!とても効率の良いやり方で,重要なポイントを伝授してくれる.なので教えられた母親も子供の指導にブレが出ない.だから毎日45分~1時間は家で日本語の勉強ができるのだと思います(因みに現地校の勉強も毎日1時間ほど).
 
さて,先生が日本へ帰ってしまわれる前に,バイリンガル教育の聞きたいことや知りたいことは全てお尋ねしなければ….という思いで,しがみついていっています.

丁度良い時期(息子の年齢)に先生にお会いできて感謝です.引き続き頑張ります.

ってことで,まるで教育ママのような日々ですが,ちゃんと週3の空手も,週1のプレイデイトもやっとります…(私の体力が持つかなぁ~)

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出会いと日本語レッスン

2012-10-25 | 日本語教育・バイリンガル

先週末は衝撃的な出会いがありました(残念ながら異性ではありませんが…).

運命的なのかしら?メールでやり取りしていたときから「これは!」という勘があったのだけど,出会ってみたらビビビッどころではない,ドッキューンと心臓だか脳みそだかを打ち抜かれたような衝撃と興奮がありました.出会う前に「私の勘が当たっていますように…」と祈って向かったほど気合を入れていただけに,嬉しくてドキドキが止まりません.

おっしゃることの全てが納得できる.これでいいのかなぁと思っている子育て中の誰も教えてくれなかった,誰も指摘してくれなかったことを,ズバズバ指摘してくれる.そんな日本語教育のスペシャリスト!

こんな凄い日本人が以前はNYに居たんだ(今は残念ながら日本です)!という喜びと,この方に今、出会えたことに感謝です.

また,この方を紹介してくださった方も,他にお会いしたママさん達も素敵な方で嬉しかったんです.

この方がNYに滞在されてる間に徹底的にご指導してもらうつもりです.私自身がもっともっと「良いお母さん,良い子供の指導者」になれるように….

先生のおっしゃったことで,心に響いている言葉:「子供一人一人が神様と繋がっている.子供の持っている可能性を,大人の勝手な判断で低く見てはいけない」「お母さんは自分の子供を私物化・所有化するのではなく,18歳~20歳くらいまで預からせてもらっていると考えること」「子供に与えられている可能性を十分に引き出してやることが母親の役目」「全ての困難や苦悩は,何か意味があって与えられていると考える」「私は子供達に教えに来たというよりは,お母さん達を変えるために来ました」


私が思っていること(けど子育て中はすぐ忘れる)ことと合致することが多くて,こんな人と出会えるということが奇跡のよう.私の場合クリスチャンどうこうを無視しても,「子供とは何か?」と考えを突き進めていくと「神様」という存在を無視するわけにはいかなくなるんです(私の育て方に繫栄されているかどうかは別として…).なので,宗教は何であれ,こういう「子供たちは神様から預からせてもらっている崇高な存在」という考えのもとで指導してくださる教育者と出会えることをとても嬉しく思っています.

他にも,「学校や担任の先生の悪口を絶対に子供に聞かせてはいけない.それだけで子供の勉強意欲を低下させる.」「自分の子供だけ出来れば,良ければそれでいいという考えは絶対にいけない.クラス中の子が,地域中の子が伸びていくよう,お母さんは働きかけなくてはいけない」なども,ハッとさせられました.


NYで素晴らしい子育てをやり遂げた,日本人の熱心な先輩ママです.

そして昨日から,息子と同い年の男の子達4人で期間限定の日本語グループレッスンがスタートしました.初対面のボーイズ達は即意気投合!息子は終わって車に乗り込むなり,「ジャパニーズレッスン,楽しいぃ~!!」と言うほど.

それにしても,他のお子さん達の日本語レベルの高さに脱帽です.おそらくニューヨーク市内でも10番目以内に入るんじゃないか?と思うほど
真剣にバイリンガル教育に取り組んで子育てされていただろうと思われるようなママさん達のグループと一緒になったのですが,5歳で,読み書き,文章書き,カレンダー読み(日本語で)はもちろん,もう四字熟語にことわざなんかをするんですねぇ.出来る子達の中にいるだけで,それだけでとっても刺激されている息子.いい循環になるといいな.

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娘のお歌と日本語

2012-05-26 | 日本語教育・バイリンガル

日本語を全く覚えようともしない、話そうともしない娘を,いよいよどうにかしなくてはと思ったの4ヶ月ほど前かな(1歳半ちょっと過ぎた頃)?

幸い女の子の特徴なのか,息子と違い「歌」に興味があるのは明らかだった.英語ばっかりだったけど,ちょっと聞きかじった英語の歌のフレーズやリズムなんかを覚えて真似るのも早いというのは分かっていた.

なので,息子のときにはあまり使わなかった日本の童謡CDをどんどん聞かせてみようと思った.

まだ息子だけだったときは,よく歌ってあげていたほうだと思う.乳児だった頃はおっぱい飲ませているときから,ブランコをしているときは揺れをリズムに,ストローラーを押しているときも,添い寝しているときも,ず~っとずっと毎日3年間歌って聞かせた.鳩をみれば鳩の出てくる歌を,スズメを見ればスズメの出てくる歌を,雨が降れば雨の歌をと関連付けて.今考えてみるとよく頑張ってたなと思うけれど,当時は頑張ってしていたわけではなくて,自分が歌いたくて歌っていただけなので全く苦じゃなかったんだけどね.息子はあまり歌好きではないけれど(自ら歌うということ),聞くのは好きで毎回リクエスト曲もあった.

だけど,娘が生まれてからは途端に歌う体力が無くなった.全く声が出ない….歌ってあげたくて声を出そうとしても,声が出ないどころか口も開けられないほど体力が無くなった,やっぱり歳というのもあるのかな?それに2児育児ってそれだけバタバタしていたんだと思う.

折角お歌の好きな娘なのに,日本の童謡をほとんど知らないというのは可哀想だし,勿体無いな…と思っていたので,

車に乗るときは日本の童謡のCDをかけることにしてみた.息子の送り迎えとスーパーへの買出し等で毎日最低1時間以上は車内.プラス週末,車で出掛けるときも日本の童謡のみ!旦那の聞きたい音楽なんて無視!車内でかかっていたら,疲れている私でも無意識に口ずさんでいることのほうが多い.で,私が歌うと,幼いときに歌い聴かされていた息子が釣られて一緒に声に出し,娘もすぐに覚えて歌う.

4ヶ月ほど経って,その結果…,

娘,日本語の歌の歌詞をフルで覚えて歌ってるよ~(嬉)!

今じゃ一日中,自信持って歌っていて,遊んでるときも,歩いているときも,エレベーターの中でも,車の中でも,お絵描きしてるときも,レストランの中でも,大きな声でずっと日本語のお歌!いつも歌っているので,「この子は賛美の子ね」なんて近所の人に言われた.

一人で全部歌えるというのは相当嬉しい様子.しかも伴奏付きだったりする(苦笑).

だけど歌詞がかなり「惜しい…」ので笑っちゃう.

童謡の「さいた さいた」.娘が歌うと,「吐いた 吐いた チューイップの花な な~なんだ?な~なんだ? あか しど きいど 野の花見てよ 綺麗なな~♪」

こっちは歌の1番,2番,3番の歌詞がゴッチャになった結果.「はっちゃんはね どぅっか行っちゃうよ 本当よ だけどちっちゃいよ バ~ナナを半分個 したいわ はっちゃん!」

日本の実母と電話中,「しょうじょうじの狸ばやし」を歌ったのはいいのだけど,その後日本の母と電話で会話する際,「今,誰とお話してるの?」と娘に聞くと,張り切って「しょじょじ!」と言うようになってしまった.うちの母は「わたしゃタヌキか?!」と言っている.

他にも「メダカの学校」「どんぐりころころ」「きしゃぽっぽ」「はとぽっぽ」「てるてるぼうず」「おもちゃのちゃちゃちゃ」「雪」「ちょうちょ」「おばけなんてないさ」「かっこう」「あめふりくまのこ」などなど,よく覚えてて歌っている.全て歌詞が惜しい…(苦笑)けど,面白いので訂正しない.

そんな中でも今一番の娘のお気に入りは「お正月」.これまた時期ハズレ….しかも娘ははこれ「だんご虫」の歌だと思い込んで歌ってるし.「♪は~や~く ローリーポーリー(だんご虫のこと) おしょおがつ~♪」って歌ってた.

歌うことによって,日本語の発音や発声の仕方に慣れたのか急に日本語をモリモリ話すようになってきた.「これ ちゃっちゃいねぇ?」「あめ(降って) 頭 びちょびちょ」「カンガルー ポケット ある?」などなど,今日言ってた言葉の一部.

実は横で聞いてるだけかと思っていた息子にも良い反応が!CDと妹の歌う歌詞を聴きながら,「異人さんって何?波止場って何?証城寺って何?和尚さんって何?月夜って何?青い目になっちゃうってどうして?メダカの学校ってどういうこと?ボンボリって何?どうして小さかったらバナナは半分しか食べられないの?どうしてお天気にならなかったら首を切られちゃうの?」と,もう知りたいこと盛り沢山!

とりあえず4歳児&2歳児,同時に纏めて効果があるようで,いい感じ!(疲れてる母はまた別の形で疲れるけど…)

それにしても,2歳児のこの時期の言葉の習得の仕方って面白い~~!!うちの娘,日本語ばっかり喋りだした.今のうちにしっかり吹き込んでおかなくてわ….

そういえば息子もこの時期おかしなことを言ってたな(単語だったけど)…と思い出しながら,息子に思い出話をすると,とっても嬉しそうに何度も何度も聞きたがる.自分が赤ちゃんの頃どんな様子だったか聞くのって,嬉しいんだなと思った.正直な話,自分のブログに記録が残っていて良かった…(じゃないと忘れてた…).

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