「男の子は言葉が遅い」とか,「歩くのが早い子は言葉が遅い」とか,「バイリンガルの家庭の子は言葉が遅い」とか言われているので,そのつもりでいたのですが,10ヶ月目からよく喋り出しました.
一番最初の言葉は日本で(8ヶ月の頃).「お爺」と「お婆」.たまに「じ~ちゃん!」とか「ばちゃん」とか.次に言ったのが「あちゃ~ちゃん(お母さん)」.これも日本で.「ママ」に訂正しようと思ったこともあるのだけど,折角「お母さん」って呼んでくれているんだから,これでいくことにしました.最近はトニーも私のことを「お母さん」と呼んでいます.
NYに戻って直ぐ言うようになったのが「ダダ(ダディ)」.電話が鳴ったら直ぐに「ダダ!?」とトニーの声を期待しているし,トニーが帰宅すると「ダダ!」と言って走り寄っています.そんな息子がいとおしくて堪らないようですよ.
圧倒的に日本語に反応,返答しています.気をつけて見ていると1日に10~15分ほど,物凄く言葉を吸収して真似る時間があるようなんですね.その時間帯は不特定で,「あっ,今だ!」と見逃さずに,そのときに沢山話しかけてやると吸収が凄まじいということが分かりました(デヴィの場合です).
11ヶ月目を迎えた今は
■ 「イタイ,イタイ」…私を引っ掻いたり,噛んだりするので言っていたら,真似るように.
■ 「出た」…「うんち,出た?」と尋ねていたら,出ても出なくても「出た!」と言うように.
■ 「ヤ~ダ」…散らかし放題してくれるんですが,そのたびに「もう,や~だ~」って言ってたら,言うように(否定的な言葉を直ぐに覚えちゃうのね…).
■ 「クンクン」…犬のこと.「ワンワン」じゃなくて「クンクン」.
■ 「タタタッ」…走ること
■ 「ばあ!」…「いないいない ばあ」の「いないいない」は省略
■ 「ぶ~~ん」…飛行機や車
■ 「ぱくぱくぱく」…食べること
■ 「ダ~メン」…お祈りの最後の「アーメン」
そして言葉を吸収する時のみ言う言葉は
■ 「エブちゃん」…「デヴィちゃん」と呼ぶと,真似て「デヴィちゃん」.
■ 「エイビー」…「デイビッド」と呼ぶと鸚鵡返し.
■ 「だいおうぶ」…「大丈夫!」
■ 「うっちゃんだね」…童謡「さっちゃん」を歌うと,「さっちゃんはね」と言っているつもり.
■ 「てんてんてん」…「点々々」のこと
■ 「あたん,あたん」…「がたん,ごとん」.電車の音.
■ 「どうさん」…「ぞうさん」のこと
そんなところかな.こっちの英語を話す環境の人は,何音節の言葉が話せるかで,その子の言語が発達しているかどうかを見ているらしいんですね.「アー」は1音節.「ママ」は2音節.「エイビー」は3音節.「あちゃ~ちゃん」は4音節.ということで,デヴィは4音節の言葉を話すと吃驚仰天されたりしましたが,日本語のほうが音節の多い単語が多いのかな?まあ音節の数なんて気にせず,普段の言葉でいっぱい話しかけてあげればいいんだと思います.
言葉で反応が返ってくるようになって,益々面白くなってきましたよ.そのうち,子憎たらしくなってくるのかな?それとも岡山弁が出てくるかな(苦笑)?
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