Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

コロナ禍に生き残る大学

2021-02-01 | 新型コロナ in New York

コロナ禍で大変な企業は沢山ありますが、大学も同じです。

休学する学生や、行くのを断念して地元の大学に留まるなど、
都会の大学は特に大変。

ニューヨークの場合は、
州立や市立は国からの支援で
大変ながらもなんとかなるとしても、
やっぱり私立大学。

特に、金持ち留学生をターゲットにしている大学は
留学生の受け入れができない(出来にくい)現状なので、
見込んだ収益が得られないわけです。

まあ、そんなことは、
コロナ禍初期から予想出来たことですが。

そこで、目を付けたのが、
オンライン授業下で大学入学しやすくなった地元の主婦層。
当初大学側は目を付けていなかったのですが、
特に子育て中の女性が、どんどん入学してくる。

私もその一人です。

主婦は通学がムリなんです。
っていうか、主婦にそんな時間ない!

おまけに、学費もなんだかんだで工面できる。

「趣味にお金を費やすくらいなら、
子育て期間に勉強して、
仕事復帰するときに繋げたい」
という、現実的な考えの人が多い。
(女性は基本的に現実的ですからね)

(ということは、この先2~3年後かな?
子育て主婦層に大きな差が出てくると思う。
仕事復帰に有利な層と不利な層。)

こんなにも大学に戻りたい主婦層がいたんだということは、
コロナのお陰で気づけた大学の新事実だと思う。

ということで、
ここに目を付けた大学は
学生数減っていないのです。
コロナ収束後も
主婦層をターゲットに、完全オンライン授業という道は
確保しておくべきだと思う。

あと、完全オンライン授業にしている生徒は、
他州の実家から勉強している人もいるようです。
そうすれば、一先ず全米からの生徒は確保できるわけだから。
(大学に書類提出とか、これを取りに来いとか、
そういうの一切ない方向で運営しています。
手続きから何から何まで全て100%オンライン。)

だから、課題提出期限なんかは、
EST(東部標準時)をえらい何度も言うのです。
アメリカ国内、時差があるからね。

3週間前かな?
私の通う大学で
必須の学部合同オンラインミーティングがあったのですが、
約1000人。
1学部だけです。
コロナ禍以前より、だいぶ少ないとはいえ、
コロナ禍でも、こんなに多くの生徒が受講してるんだな~と、
感心しました。

もう一つ、ターゲットにしているのは
経済的に成功をしているOBに寄付金を募る。
です。

誰しも、自分の卒業した大学が倒産し、
なくなるなんて
そんなことにはなって欲しくないのです。
履歴書や学歴に出身大学を記入しても、
「えっ?!そんな大学、あったっけ?」
「ああ、あの倒産した大学?」
って言われるのは辛い。

そもそも、倒産するかしないかで、
その大学の人気度や社会からの注目度が図れるので、
「倒産する程度の大学に通ったんだな。」
と解釈されてしまうのが、アメリカ。

なので、アメリカでは
小さな専門学校だったのが合併して大きくなったり、
経営者が変わって大きな大学になるのは、とても良いとされているし、
無名で馬鹿でも入れるような大学だったのが、
今では難関大だというのも良いんです。

小さかったり、無名だった時代に入学し卒業した人は
先見の明があった、
運が良い、ということで
その大学の飛躍の恩恵を受けることが出来ます。
(就職などに有利です)

ニューヨークには、こういう大学がいくつかあります。

大学が学生や社会に注目され、
特化する学部や教育方針に需要があったため経営が上手くいくので、
そういう意味で一目置かれるんです。

で、私の通う大学も、
経済的に大成功をしている卒業生に寄付を募っています。
(なので、大学はOBを大切にしないといけないのです。
大学側が常に卒業生とコンタクトを取って行くのです。
待つんじゃなくて、行動を!)

裏から入手した、
確実な情報なのですが、
(まだ公にはなっていません。)
某著名人(みんな知ってる人)が
個人資産から17億円の寄付金を。
(匿名だったのに、バレバレ。)

そして、また別人が匿名で誰だか分かりませんが、
25億円の寄付金がありました。

総額42億円。
寄付金の額が、国家予算並み。

恐らく、他の誰かがまた寄付してくれるだろうと、
私はそう思っています。

こういうことがあると、
やっぱり、在校生がOBに感謝するし、
ここの大学選んでよかった
って思うのです。

在学中に大学が倒産されては困りますからね。

億万長者になりたいとは思わないけれど、
お世話になった人や場所が困っていたら、
パーンと寄付金送れるような、
そんな人間になりたいわ~と思う。

そんなこんなで、
うちの大学はコロナ禍の経営難は
一先ず大丈夫そうです。

コメント
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