Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

調べれば調べるほど不安が募る

2025-01-12 | 女を磨きたい・・・
こんな自分の不安定な状況で、
ブログでUPしていくのが良いのか悪いのか判断すらできないのですが、
ちょっと吐かせてもらわないと動揺が収まらないので、
今日も書きます。

昨日、婦人科医から電話がありました。
「ユウコ!あんた、電話が鳴ったらサッサと取らなきゃだめよ!」
って言われて、その後、
「左胸にね、何か見つけたの。私は乳がんのスペシャリストじゃないから、
診断用マンモグラフィと超音波検査 をしてから、
乳がん専門の外科医に診断してもらってね。お大事にね~。」
と、淡々と言われました。

何か見つけたってどういうこと?
見つけたっていうことは、もう確実じゃん!
と思った瞬間、また頭の中が真っ白になって、
心の中がザワザワザワザワして、
その間に会話終了し、電話を切っていました。

放射線科から届いた手紙には、左胸がDense breast(高濃度乳腺) で見にくいから、
再検査をしましょう。
と書いてあったのに、
もう何か見つかってんの?

と、そんなことをグルグルと考えて、
1日無駄に過ぎて行きました。

こういう説明の言葉の一言、一言がアメリカって雑!
あっ、この婦人科医が雑なのか。
引っ掛かって、心をかき乱されるんです。

婦人科医は適当に「何か見つかってるから~」というつもりで言ったのか、
実はもうかなり確定しているのか、
左胸だけDense breastっておかしくないか?
とかとか。

スキルの問題じゃないけど、この婦人科医と私、相性良くないかもしれない…。
今後は変えようかな…。
じゃあ、精密検査を促す患者に、医療従事者としてどういう言葉掛けをするべきか?と考えましたけど、
「心配しなくても大丈夫ですよ~。
不明瞭な点をはっきりさせるための検査だからね~。」
と言ってあげれば、
精密検査の結果がでるまでの間も、安定した日常が送れるんじゃないかと思うのだけど、
まあ、アメリカの場合は、
そういう優しい言葉掛けでは、精密検査に行かない人も多いだろうから、
雑な言い方で丁度いいのかもしれないけどな…とか、
グルグルと考えていました。

とにかく私は乳がん専門の外科医を探さなくてはいけなくて、
疎遠になっている友人に連絡しました。
「誰か知り合いで、乳がん専門の外科医に診てもらっている人を知らないか?
どの病院のどのドクターに診てもらっているか、聞いてもらえないか?」

アメリカは自分でドクターを探さなくてはいけません。
これが大変。
知り合いの経験談や口コミが最も役に立ちます。

みんな、凄く親身になってくれて、
自分の婦人科医にも連絡して、
お勧めの外科医探しを手伝ってくれました。

「外科医は、なんだかんだで外科的処置がしたい人達だから、
手術という方向へ持って行くと思うから、
お金がかかっても、3件くらいセカンドオピニオンに行って、
自分と相性の合うドクターを探さなきゃだめよ。」って友人たち。
セカンドオピニオンを聞きに行くだけで、
$500とかだそうな。
まあ、しょうがない。

そんな中、今まで数回会ったことがある友人の義理姉にあたる女性が、
1年前に乳癌で亡くなっていることが判明しました。
50歳でした。
このブログに書いたことがあると思うのだけど、
彼女、実家が大金持ちの家の次男坊と結婚して、
(友人が長男と結婚)
次男坊のくせに、親から甘やかされてるからとNYの一等地に大きな一軒家を貰って、
住宅ローンもないし、
子育てや家事は奥さんサイドの両親に任せ、
仕事をフルタイムでこなし、
同じ子育てをしているとは思えないくらい、
経済的にも、時間的にも自由で、
元気ハツラツ、アウトドアを楽しんで、
「ほんと、こういうのを勝ち組っていうのかしら?いい暮らしよね~~~。」
なんて思ってた、その彼女です。
彼女が亡くなったとき、子供達は15歳と18歳。

「最後、大変だったのよ。まだ死ぬわけにはいかないって。
彼女、癌の家系だったんだけどね。
何としてでも(いくらお金を払ってでも)治したいって、
NYに住んでいるんだけど、
ボストンでNo.1って言われる乳がん専門外科医に診てもらうまで言っていたんだけど、
肺に転移してて…、もう手遅れだったの。」
と。

知らなかったのでビックリしたのと、
どんなに彼女は悔しかっただろうと共感したら大泣きしてしまいました。
鳥肌が止まらないし。
さぞ無念だったと思う。
子供達のそばにいてあげられないことが、特に。

この歳になると、娘の立場として母親に会えなくなると思う寂しさと、
母親の立場として子供達のそばにいられなくなると思う無念さとが、
交互に迫ってくるので、
「幼い子供を残して母親が亡くなった」という話を聞くと、
大泣きしてしまう…

泣いたのは、自分の検査結果に対する不安もあるだろうけど、
9割がた、彼女がどんなにツラかっただろうと思って泣いたんですが、
旦那が、私が大泣きしていてるのを見てビックリして、
「やっぱ不安なんだ。」と思ったのか、
急に優しくなりました。

そうね、旦那の前で泣くことなんか、ずっとなかったもんね。
そりゃビックリするか。

人生がひっくり返る。
今まで、優先してたことがどうでもよくなってくる。
美容鍼とか、見てくれとか…。大学院もどうでもいいわ。
旦那や子供達にも優しくしようと思う。

まだ「乳がん確定」したわけではないんだけど、
なんか、最悪のシナリオを想定して心の準備をしておかないと、
のちに気持ちが保てない気がして。

も~う、しんどい。
心が重い。

取り合えず、乳がん専門の外科医2軒、今月中に予約を入れました。
検査や予約を待っているこの期間が、ほんとにもどかしい。
前にも進めず、不安だけが募る。


中華のお雑煮みたいなのを、若鳥一匹使って出汁をとって作りました。
旦那と一緒に、喧嘩せず作りました。

クリックしていただけると励みになります
にほんブログ村 子育てブログ 海外育児
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 癌検査の結果… | トップ | 息子のガールフレンド♪ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。