究極とも思える教育の姿を教えられたように思います。
それは、一昨日のアナスタシアお茶会で上映した「シチェチニン先生の学校のドキュメンタリー(第1作)」で紹介された、とあるロシアの緑の渓谷にあるシチェチニン先生の学校です。
このシチェチニン先生の学校は、アナスタシア3巻にも紹介されていますが、まさにアナスタシアの提唱する教育を体現した、創造力と自主性が重んじられたロシアの公立学校です。
10日間で10年分
DVDで最大の衝撃は、数学の授業が10日間かけて行われるのですが、ここで、小学校から高校までの10年間分を会得するというのです。日本のようにコマ切れのコマ割りではありません。
しかも、それは、例えば生物と関連付けられたり、さまざまな教科と関連付けられ、実学として自ら学んでいくんですね。そう、自らですから先生と呼ばれる存在はない。
きっと、潜在意識と宇宙根源の生命を介して、師とする人の持つ情報を共有化し会得するということなんでしょうね。そして、子どもたちも教師役を務める。
これは、仏法の九識論を持っても論じられるのだろうと思います。また、僕が敬愛する内田樹先生の教育論とも通底しているように思います。
もっと驚くことは、ここの子どもたちは、例えば、自分たちで学校の校舎や寄宿舎を造る。
最初は、能力の高い人から教わるのですが、基本を教わるとあとは自分たちの創造力のままに造っていく。
外壁や部屋の中には素晴らしい壁画というのか、絵が描かれています。まさに、生きる力です。
森の幼稚園と通底していると思いますが、スケール感が違うし、公立学校です。ロシアは凄いかも!!
必修科目は武術と伝統舞踊
この学校の必修科目は武術と伝統舞踊(だったと思います)。
今日、どうしたことか、娘と教育論で意見交換しました。家庭での教育の在り方、教えるのではなく、学ぶ環境づくり、そんなことになるのかなあ。
その話の中で、孫の姿勢の話に及びました。彼は、サッカー少年。でも、なかなか上達しない。姿勢がすこぶる悪いんです。体幹が整っていないと上達しないようだって娘が言うのです。
ネットで検索すると、シチェチニン先生の学校での講演発表会という動画がありました。この動画で、必修科目というわけが分かったように思います。
島根県の学校では、体幹を鍛える取り組みが広がっていますが、体幹が整ってくると、授業を受ける姿勢が変わり、成績が良くなるんですよね。
仏法では、色心不二という教えがあります。心と体は一体不二ということなんですが、心は体を作るんだけど、体も心を作るんですね。健全な体は、健全な心を作り上げる。
子どもが教科書を作る
昨日、ゲストの岩佐さんを次のお茶会会場の世羅まで送ったのですが、車中、素晴らしいお話をたくさん聞くことができました。その話題の一つはシチェチニン先生の学校。
彼女は、何回か学校を訪れ、シチェチニン先生とも長い時間お話をされています。
DVDの中に、学校の図書館には、今までの教科書が全て揃えられているとありましたが、それは、子どもたちが自分たちの教科書を作る!ためなんですね。今、その作業が進んでいる。
人間の力は無限大ですね。
10年前だったか、人創りこそ国創りと教育に力を入れるシンガポールで出会った教育方針"Teach Less Learn More"、その進化、深化した形がこの学校にあるように思いました。
こう書いてしまうと、なんか中身が平べったくなってしまいますね。
真の教育とは?そんなことに興味のある方は、ぜひアナスタシア3巻を読んでみてください。
おへそカフェ&ベーカリー
最後に、お茶会の次の会場は、世羅の“おへそカフェ&ベーカリー”。
辺鄙なところですが、この日は?も?大勢のお客様で大盛況。さもありなんですが、ランチ、健康度、味、量どれをとってもすごい!の一言。遠くからの県外車が並ぶわけです。
そして、こだわりのパンは、世界のパン屋60軒に選ばれたそうですからね。