見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

学テ問題、すごい違和感

2018-08-01 21:15:40 | 持続可能社会

 ひぇ~~っ!!37.8℃だったんですね。
 今年の松江の最高気温(><

学力テスト、すごい違和感
 今日の新聞を開くと、全国学力テスト結果が報道されていました。
 「理科でも知識活用力課題」と言うのがメインのキャプションです。
 そして、「底上げ継続」「実験重視実結ばず」等の見出しが躍っていますが、すごい違和感を感じるんですね。

 すぐ読めそうな本なのに、やっと2/3まで読み進んだ小泉武夫著「食で日本を建て直せ」を読んでいて、今日の学力テスト記事に繋がりました。

 この本は2009年初版ですから、相当古いソースですが、九州でコンビニやデパートのお弁当などの廃棄食品を豚に食べさせたところ、赤ちゃん豚はピーピーの下痢、お母さん豚は流産したと書かれています。
 木次乳業の創始者、忠吉翁から化学肥料が出始めの頃、使った牧草を食べた牛が同様のこと、いやそれ以上のことになったので、有機農業を始めたと聞きましたが、同じような話ですね。

自分のことに繋がらない怖さ
 僕は、この二つを読みながら、ひょっとしたら、知識活用力以前の問題で、今の教育そのものが問われ、社会のあり方が問われているはずで、さまざまな身の毛もよだつような怖いニュースが溢れているのに、自分のことに結び付かない、想像できず、怖いニュースが一過性で終わっているところに教育の根源的課題があるように思っています。
 生きることと学力がリンクせず、いまだに知識学力云々と言われることに大きな違和感を感じます。

 豪雨に酷暑、逆相台風と教室のエアコンが今日の地元紙のコラムの主題でしたが、直面する課題はそうであるにしろ、その課題に膏薬を張り重ねるだけでいいのか、そんなところにマスコミはもっと論陣を張ってもらいたいと。
 それは、学力も一緒で、もっと掘り下げて、私たちの未来をどう描き、その未来を現実化するためにどんな価値観を持った人材を育てていくべきなのか、そんなメッセージを伝えて欲しいものだと。
 
 学テ問題、何か、とても皮相的に思えてなりません。

自然界は健気です
 今日の松江の気温のように、ちょっと熱くなってしまいました(^^;;
 そんなことはどうでもいいよとばかり、庭の果物が美味しそうに育っています。
 自然界は、人の暮らしによるダメージを受けながらも、ちゃんと営みを続けています。
 健気なものです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする