先日読み終えた山田正彦元農水大臣の「タネはどうなる?!」、最後にイタリアの政党“五つ星運動”について書かれていました。
“五つ星運動”は、2018年の選挙で第一党となって政権に着いた誕生10年の政党です。
この政党は、メディアに干されたコメディアンが、政治の現状を憂いて誕生したそうですが、徹底して市民との対話を重視してきたのだけれど、なぜか日本のマスコミはポピュリズム政党と酷評している。
以前にもちょこっと書いたように思いますが、本を読み終えて改めて紹介したいと思っていました。
今日、知人がちょっと相談したいことがあると訪ねてきました。
用件は、行政と住民の思いのすれ違いに関することなんですが、聞いたことが本当なら、最初から決着点を決め、事実を捻じ曲げて手続きを積み上げてきた不遜ともいえる行政手続きがあるように思います。
この件に関して、僕も含めて多くの市民は関心が薄く問題の有無すら見えていませんが、様々な係争の経緯があり、その係争は隠されているものではありません。
マスコミにとって、この問題は今どきの大きな社会問題の一つではないかと思えますが、ほとんど報道されていません。
なぜ?と思ってみると、ひょっとしたら流行りの“忖度”ということもあるのではないかと穿った見方も。
多くのマスコミを敵に回す某超大国の大統領もいますが、マスコミを味方につけ、世論形成を図ろうとするのは政治や行政にとっては最も大きな仕事の一つかもしれません。
片や、マスコミにとっては、政治や行政って安定的なニュースソースであり、どう繋がっておくのかは社運にもつながる大きな課題なんだろうなあと想像しています。
そんな関係にあると、マスコミって“五つ星運動”ではありませんが、安全運転指向がよぎるんじゃないかなあ?って穿って見えちゃう。
その上、言論を戦わせて切り結ぶ、そんなことがあまり得意ではない、和を以て貴しとなす~いい意味での日本人らしさは、普段親しい間柄の人たちをついつい慮ってしまう、のかな?
これ、僕は否定していなくて、素敵なことだと思うけど、モノによるよなあと。
マスコミの“忖度”、これってどう思いますか?