手法も面白かったですが、何より課題となった「劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか」という新書がとても新鮮でした。
ABD読書会???
今日は、荒川先生からお声がけをいただき、ABD読書会に参加させていただきました。
ただ、今朝改めてイベントページで確認したつもりでしたが、終了時間を勘違いしていて、最後まで参加できなかったのは少し心残りではありましたが。
さて、メッセンジャーでご案内をいただいたABD読書会なるもの、???、内容を全く知ろうともせずに、荒川先生がやるんだからと出席しますと返事したつもりでしたが、出席になってなかった?
ボタンのかけ違い?僕のそそっかしさ?そのうえ、ちょっぴり遅刻。
みんな揃ってから始める、荒川先生のポリシー?それともこの読書会の性質上?で、のっけから迷惑をかけ。
そうそう、この読書会、“Active Book Dialogue”の頭文字ですが、一冊の本を参加者で分け合って読み、それぞれが要点をまとめて発表し合って内容を理解しようというもの。
今日の課題図書は新書ですから、こういう手法で学ぶのにはもってこい。
13時開始で17時終了予定でしたが、僕は皆が発表を終えた15時半に会場を後にすることになりましたが、この本の概要はほぼわかったつもり。
オッサンの劣化
どういう読書会なのかの詳細は情報検索でもしていただくこととして、この本の最初に書かれた「最近の古いもんはいったいどうなっているのか」=「オッサンの劣化」、へえ、そんなことが言われているのか!
確かに、日大アメフト監督事件、大手メーカーの偽装・粉飾・改鼠、官僚のセクハラや情報操作などなど、いい年をしたオッサンの信じられないような不祥事が後を絶ちません。
どこかのトップリーダーが某国大統領をノーベル平和賞候補に推薦したのも、同じ文脈の中で考えるとなるほど!って思えちゃう。
さて、特に50代・60代のオッサン劣化の原因を、人生を決定づける20代・30代を高度経済成長期を約束されたエスカレーター人生で社会適応した結果、喪失時代に適応できなくなったとしています。
これ、なるほど!かなあ、その世代が社会のリーダーになっているけれど、新しい時代に適応出来ないゆえに、社会の劣化が起こっている。
サーバントリーダーシップ
著者は、経験値が意味を持たなくなっている今、リーダーの在り方は「支配型リーダーシップ」ではなく、サーバントリーダーシップ、つまり、相手を支えるリーダーが必要だと書いています。
確かに、二流三流の劣化したようなオッサンが一流を育てるには、相手をしっかりサポートしながら伸ばすことかも、支配している限り一流の人物でも三流にしか育てられないかもしれませんね。
相手を見守りサポートすることは、相手からも学ぶこととなり、自らの成長にもつながりますからね。
学びの多い、いろいろ考えさせてもらえた、とても素晴らしい読書会でした。